ダンジョンでのこと
ダンジョンの中に入っていく。とても暗くて不気味だ。一人で来て良かったのか?魔法使いって後方で戦う職業だぞ。と思っていた時、
「なんだこりゃー、気持ちわりー。スライム的なやつかな。ドラクエに出てくるかわいいスライムじゃねえのかよ、こんなんファイルファンタジーのスライム系のモンスターじゃねえか。」
勝てるのかどうか分からない戦いが始まる。
「早速ファイアの魔法使ってみようかな。」
使ってみた。思ったより火力が少ない。これをファイアとは言わない。って考えている暇はない。
「スライムから逃げるのはさすがにないな。まず杖が木の棒じゃねえか。勝てるわけないじゃん。どうすれってんだ。」、と言っていたら奥から矢らしきものが飛んでスライムに当たった。一撃で仕留めてしまった。そりゃそうだよ。だってたかがスライムだもの。
「初めて見たよ、スライムに苦戦する人なんて。木の棒なんて使ってるからだよ。」
「初期装備だもん、金ねえし、防具も適当だし、あの女神め、次会ったら文句いってやる。」
「初期装備?女神?なに言ってるんだか知らねえけどとりあえず気の毒に。」
これが普通の反応だわな。もう一人いる。
「私は女騎士のメリエス、一緒に旅をしているんだよ。」
「ちょっと一緒に来てくれませんかね。」
「仕方ない、少しだけだぞ。」
これで少しは楽になったと思う。さあいこう、奥へと。