仕事探しの旅
またこの村か。もう違う場所に飛ばせよ、あの女神。まあとりあえず戻ってきたようだ。今回はどうやって生きていこうか。働きぐちを探すしかないか。装備揃えないとな。魔法使いはローブと杖か。そう考えながら探していった。
ある場所は「力無さそうだから駄目」とか「人間は雇ってないから」とか「生理的に受け付けないから」とか、最後おかしくないか?
そう思いながら歩いていると、後ろから呼び止められた。
「そこの仕事探し中のあんちゃん、うちで働かないか?」
「なんの仕事だい?」
「ちょっとした助手てきなやつだよ。」
魔法使いとか研究者とかかな?それっぽい格好をしている。
「実験台じゃないよな。」
「ち、違うよー」
絶対それだ。危ない、何されるかわからなかった。
「遠慮させていただきます。死にたくないんで」
「ゴブリンに殺られるような奴がなに言ってるんだか。」
「なんで知ってんだよ」
「実験台探していたらゴブリンに殺られてるのを見たんだよ、最初はビックリしたが後からだせえなと思ったんだよ。」
なんだこの女、あの女神みたいな奴だな。
「だからって実験台は駄目だろ」
「誰も困らないって。さあ、こっちにおいで。」
適当に話を切り上げて逃げるか
「少し考えておくんで今日は失礼します。」
よし逃げられた。よし働くのは諦めよう。近くに初心者でも行けるようなダンジョンないか聞いてみるか。