また死ぬことになる
令嬢が立ち去った後、どうするかをまた考えていた。もう少し情報収集するか、森を探索するかをだ。しばらく考え探索することにした。ここから何時間で町に着くかは分からないが、迷ったら死ぬんじゃないか心配になった。
「俺はさっきまでゲームしかしてなかったんだぞ、大丈夫か」
「お困りのようじゃな」
誰だろう。おっさんの声がする。後ろを振り向くとそこには獣人だと思われるおっさんがいる。
「こんな装備で村を出ていいものかと思いまして、おじさんはどう思いますかね?」
「村に近い所でうろちょろしてたら金貯まっていくんじゃないかのー。」
「助言ありがとうございます。」
「いいんじゃよ、むりはするでないぞ。」
手を振ってむらをあとにした。
少しして、歩いているとモンスターらしき者が現れた。ゴブリンか?
「勝てるかな。覚えている呪文はファイアだけだしな。ゴブリンは大丈夫かな。いくぞ!!!」
負けて死んでしまった。
またあの場所だ、あの失礼な女神もいる。
「プププ、また死んだの、やーごめん、まじごめん。早すぎるよ。」
「魔法使いが呪文ファイアだけって無理ゲーだよ。」
「なら違う職業にする?」
「いや、魔法使いでいい。」
「なら1日だけ生き残って、いちいちめんどくさいから」
「ならもうひとつ魔法くれよ。」
「はい、だめー、いってらっしゃーい」
「この駄目神がー。」
また光に包まれあの場所へワープした。