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一級フラグ建築士の親友ポジションを心行くまで楽しむ脇役の話をしよう

作者: 弓張

私の親友はモテる。とにかくモテる。


お前はどこの乙女ゲーヒロインかというぐらいフラグを乱立させる。無自覚で。なのに立てるだけ立てて回収しない。おかげで老若問わずモッテモテなのに彼氏欲しいよーなんて宣っている。

そんな選択したらそらフラグ立つわ!とか、今それフラグ回収するとこ!とか、はたで見てる私ですら分かるのに、彼女はいっこうに気づかない。最初はわざとなんだと思ってたから小悪魔どころか大魔王だなって認識してたけど、長く付き合ううちにああこの子ただの一級フラグ建築士なんだなというのがわかった。恐ろしい子…!

思わず顎辺りに添えてしまった、人差し指と小指の立った手を慌ててグーに変えてそのまま顎を拭う風を装う。


今、実は高校の入学式の真っ最中。入学そうそう変な子というレッテルはいらない。


学園物とか恋愛シュミレーションの王道シチュじゃないか!


私は高校生活で親友がどんなフラグを乱立させてくれるのか楽しみで、拳に期待とほんの少しの不安を込めて、下ろした拳に力を入れた。

続かない。



多分よくある王道学園物みたいな恋愛模様を描き出すヒロインを見守りつつ巻き込まれるんでしょうね。

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