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ゾンビになってしまいましたが俺のアレが特殊過ぎて普通のゾンビではないようです!?。

作者: ア煌

主人公がゾンビの話を自分なりに考えてみたお話しです。

俺、山城雅史、27歳、電気工学系の大学を卒業した普通の社会人なんだが突如として日常が激変してしまったのだ!。


以前の普通の社会では俺の血液型が特殊らしく10億人に1人の割合らしい!。


なんでも、俺の血液型には全ての血液型を輸血する事が出来るが、逆に俺の血液型はどの血液型にも輸血できないそうだ!。


その血液型のせいか、普通の社会での俺はつま弾き者だったのだが、今いる異常事態な社会でもつま弾き者のようなんだ!。


異常事態な社会、それは・・・・突如として発生した腐食ウイルスXYZ99によって人間がゾンビ化してしまった社会なのだ。


当然の事ながら俺も感染してゾンビになった訳なんだが、どういう事か以前からの記憶と自我が失われていない!。


他のゾンビ達はまだゾンビ化していない人間を襲ってはいるが、俺は人間を襲うつもりは無い。


ゾンビになってからの食事はスーパーや肉屋にある生肉が主食になった。


そんなある日の事、血液センターに新鮮な血液がある事に気が付いた俺は徘徊するゾンビ達を横目に血液センターに侵入してみた、すると冷凍冷蔵保存された血液が沢山あったのだ。


その日からは各地にある血液センターから血液を頂戴してきてアジトの冷凍冷蔵室に保管する事で食料には困らなくなった。


俺のアジトは太陽光発電パネルを設置しているし大学での勉強を大いに役立てて完全自給自足が可能であり一生?安泰だ。


ちなみに国内にある発電所は動いていないのか電気が何処にも届いていない!?。


俺が1食分として飲料する血液はだいたい500ml、それ以上はお腹が緩くなる!、どうやら俺の脳と内臓はゾンビ化していなようだ?。


それから1年くらいが経過して。


ゾンビ達の数が減っている?、食料となる新鮮な血液を体内に巡らせている普通の人間が滅んだからだ。


人間が滅んだ後からのゾンビ達の食料は小動物達に変わったが、それも長続きはしないだろう!?。


それから更に2年が経過。


久しぶりに銃声が聞こえたので街にで出てみた。


するとっ!。


街の中を1人の人間の女性が歩いているのを見つけた!。


ゾンビ達は彼女には近づこうとするのだが後1歩のところでたじろいでいる?、どうゆう事なのだろう?。


気になったので彼女に近づいてみた。


女性

「えっ、私に近づいてくるゾンビなんているの?」


更に近づく俺。


女性

「くっ!、大人しく死んでいなさいよっ」


すると、彼女はとっさに拳銃を俺に向けて発砲した・・・・・が5~6発当たったところで何とも無いのがゾンビの身体だ!。


女性

「そんな、いつもならとっくに倒れているのに?、ならば火炎放射器で・・・」


身の危険を感じた俺はとりあえず両手を上げて敵意が無い事を示した。


彼女

「ん!、あんた、自我が残っているの?」


頷く俺、ゾンビになってから腐敗した喉では言葉を発っせられないからだ。


紙に今までの事を書いて俺の名刺と一緒に彼女へ渡した。


彼女

「そうだったの、不思議なものね、・・・あっ!、私はナターシャ、ロシアからゾンビが少ない方へ少ない方へと旅をしていたらここに着いたのよ、でねっ、不思議な事に私ってゾンビにはモテないのよ?」


へ~そんな人間もいるんだ?。


ナターシャ

「教会の牧師様が言うには私の身体が普通じゃないんだって」


詳しい話だと、ナターシャは子供の頃から虫などに刺されたり噛まれたりされた事が無いと言う、そしてナターシャに近づき運よく?触れたゾンビは腐食が進み崩れ落ちるそうだ。


ナターシャ

「皮膚科の先生が言うには私の汗や涙の成分が虫とかには毒らしく、それを聞いた牧師様は「聖水」と言って変に私を担ぎ上げようとした時もあったけど、ゾンビ現象が起きてからはその牧師様とも会っていないし・・・、多分・・・ゾンビ達には私の体液は猛毒らしいしのね?」


つまり、早期にナターシャの汗や涙を使った研究をしていれば人類滅亡も防げていたのだろう?。


ナターシャ

「でも・・・、私も・・・あなたも・・・この身体の事でこうして会えたんだから、今の私とてもハッピーよ」


ちなみに、ナターシャが日本語を話せるのは日本のアニメの影響らしい。


涙ぐむナターシャに俺は手ぶり素振りでお願いしてナターシャの涙を手の平に乗せてみた。


すると、俺の手の平の表面が更に腐食して中から違う皮膚が短い時間ではあるが出たのだ!?。


ナターシャ

「もしかして、私の体液であなたを元の人間に戻せるんじゃないのかしら?」


俺が人間に戻れる!?。


ナターシャ

「それと、あなたは10億人に1人しかいない人って事は・・・あなたの他に6~7人は世界の何処かにいるって事よね?、だったらその人達を一緒に探しましょう」


そうして、特殊な血液型のおかげでゾンビになっても自我と記憶を失わないでいた俺と、特殊な体液のおかげでゾンビに襲われる事の無いナターシャとの終末世界での奇妙な冒険が始まるのだ!。


終わり


ゾンビとは「お亡くなりになった人間の遺体が動く訳ですが、脳や内臓等が死んでいるので血液が全身に行き渡らず身体の腐敗を防ぐ為に血液を吸う」と俺は考えております。

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