確かに暇とは言った。でも旅に出たいとまでは言ってない。
感想くれないかなぁ~(チラッチラッ)レビューでもいいなぁ~(チラッチラッ)
「せめて行くなら夜にしようぜ……」
「早く救って差し上げねばいかんのです!!!!一刻の猶予もありませんぞ!!」
俺達は現在ギルドに向かって全速力でダッシュしている。
ただ、俺は浮遊魔法を小出しして走っているふりしてるだけだが。
「で、ジェントーよ。どうやって遠く離れた場所に連れてくつもりだ?」
ムーンウォークで走りながら(浮きながら)尋ねる。
「え、コウガ殿がなんとかしてくれるのでは?」
「いや、自力でなんとかしろや」
「コウガ殿が我が同胞であると吹聴しますぞ」
「OK話し合おうじゃないかジェントー君」
仕方ない。手ぇ貸しちゃるか。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「夜に来ようって……」
「何故ですか?さっきから何度も何度も……」
話しながらギルドに踏み込んでいく。
「おお、あの幼女ですな!!さっそく保護を!!!」
「あ、ちょっおま……」
相変わらずクエストボードの前にいるケモミミを認識した瞬間アリメロもかくやというスピードで突っ込んで行く。
「お困りのようですな、お嬢ちゃん」
「え!?ヒッ!!!!」
言葉は紳士だが顔が緩んで鼻の下が延びまくっているためビビられている。
いいざまだ。
《変態説明中》
「また来て下さったんですね!!ありがとうございます!!」
「いいから!!さっさとクエスト受けてこい。今の時間はヤバいって」
「さっきから急かしてばかり……どうしたのです?」
「いいか?今は夕方!!クエスト帰りの冒険者がいっちゃん多い時間帯!!だから…」
「懲りずにまた来た様ですね」
「懲りないねぇ」
「諦めた訳ではないのですねぇ~」
「こいつらがいるってぇ~~」
やっぱり出たよ。え~と、あ~と、て…て…ティッシュパネェ?。またでた。
「なんですかな?貴女方は」
キリッと一瞬で顔を引き締め、トリオに向く。
「今度は二人で来ましたか……」
「悪は消えないねぇ……」
「しょうがない人達です~」
やれやれ、みたいな仕草をとってくる。
「早くその子から離れなさい。早くしないと只ではすみませんよ……」
また剣を抜き、構えてくる。……名前知らんし騎士子。
「妙な動きしたら容赦しないよ~~」
拳を構える……武闘家子。
「早く離れるです~~!」
杖を構える……魔女子。
「貴女方は、私がクエストを受けることを妨害なさるのですかな?」
至って冷静に問い掛けるジェントー。
「妨害ではありません。その少女を守る為に阻止しているのです」
ものは言い様って本当なんだね。
「……コウガ殿!!なんか面倒な方にからまれましたぞ!!(小声)」
「だから夜に来よう言うたやん!!(小声)」
「あ、あの~」
ここで今までおろおろしっぱなしだった少女が口を開く。
「私は大丈夫です。お気になさらず、この人達を信じてください」
しかし、こういうタイプの奴がこの程度で引き下がる訳もなく
「ダメです。貴女はこの不幸な境遇で差し伸べられた手を選べもせずに掴まされているだけです」
「もっと良く考えなさい!!」
「知らない人をほいほい信じちゃダメです~」
はい、論破。面倒ここに極まれりだな。
「お前らはさ、この子の安全を確保するためにクエストを受ける奴を追っ払って、それからどうする気だ?」
ちょっと気になってたんだよな。無いとは思ってたがこいつらがクエストを受けてこの子を連れてってるかもしれなかったし。実際無かったが。
「……それはその少女が自力でなんとかすべき問題です。なので私達は見守るだけです」
「っwww」
やべ、思わず失笑してしまった。
というのも、さっきとまったく同じセリフを聞いたことがあるからだ。
そう。皆さんお気付きの正義である。
いやー、懐いなぁ。あんときもこのくらい、ムカついたっけなぁ。
「見守る?勝手に可能性潰しておいて自分は何もしねーってか?おかしいとはおもわねぇの?」
「そうですぞ。しっかり連れていってくれる方が受けるかもしれませんぞ」
「拐われる可能性のほうが…」
「そうか?実際俺はきっちり届けてやろうと思ったんだがな」
「口ではどうとでも言えます」
「だよな!!ジェントー、クエスト受けてこい。埒があかん」
「は、はい」
二人が受付走って行った。
「な、何を!?」
「強行突破する気だね!!」
「させません!!」
入り口へ陣取るトリオ。
「受けて来ましたぞ!!」
「OK!!じゃあ行くか!!」
そう言って入り口へ突進……はせずに、クルッと後ろを向いて裏口から脱出した。
「裏口!?」
「まずいわ!!」
「失念してましたぁ~」
追っかけてくるが時既にお寿司の手巻き寿司。
「よいっしょい!!」
大通りに愛車のメルカバを取り出す。
「な、な、何あれ!?」
「あ、あれは周辺の森に出没したと言われていた黒い魔物!!」
「な、なぜいきなりここへ!?」
ビビって足が止まるトリオ。
「飛ばすぞ!!」
アクセル(無いけど)ベタ踏みで急発進し、一気に距離を広げる。
後ろからピーピー喚いていたが結局追い付けるはずもなく、俺達は余裕で門をくぐり街から出発した。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「凄いスピードです!!これならずっと早く着けるはずです!!」
意味不明な金属の塊に乗せられてテンパっていたのが落ち着いてきた。
「馬車の三倍は早いからな。で、目的地はどこなんだ?」
一番肝心なことを聞かない男。
「とりあえず大森林に沿って北上して下さい。そうすればいつか着きます」
「……あの街には何日くらいで来たんだ?」
「だいたい三週間くらいですかね」
「一週間……長い……フライングホームがほしい……」
想像以上に長旅になって落ち込む鋼牙。
「いいではありませんか。たまには」
一週間幼女と過ごせるのでワクテカしてるジェントー。
果たして何事もなくたどり着くのか。
思い付いたけど使いどころがなかったネタその5 後編
「おい!!話が違うぞ!!」
自称神に怒鳴る正義。
「鋼牙をフルボッコに出来る力をくれると言ったじゃないか!!」
「おう、言った。そんで与えた」
「変わって無いんだよ!!」
「いや、お前は確かに鋼牙より強い」
「しかし、何も変わって……」
「そりゃ魔道具、スキル無しで地球にいたころと変わらん鋼牙をボコれる力だからな。Dクラスの冒険者レベルの力しかないぞ」
「なん、だと……」
チャンチャン!!




