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努力を知らない卑怯者  作者: 自宅警備員Lv9999
第四章:ミグレア
70/164

そして時は動き出す

最後が適当だと感じた方。






































m(_ _)m



「ここが今日からてめぇらの家だ!!俺達は家族……ではないが仲間だ!!仲良く暮らせ!!」


『おう!!』


「で、この屋敷には『自称』結構上位のハウスゴーストが住んでる!!機嫌損ねたら恐ろしい目に会うので家を汚さないように!!」


『了解!!』


「すみません!!質問いいですか!!」


 幼女護り隊の隊員が手を挙げる。


「ひどい目に会うとは、具体的にどのよう目に会うのでしょうか!!」


「いぃ質問だ!具体的には!!まず様々な物の角に小指をぶつける!!」


『オーウ!!』


「隠しておいたエロ本が正面玄関に飾られる!!隠していた奴の名前つきでだ!!」


『アーウ!!』


「寝ている間に体位を変えて寝違えらせてくる!!」


『ウェー!!』


「そんな感じだ!!」


「了解です。絶対機嫌損ねないようにします!!」


「おし、他に質問はないな!!じゃあ解散!!全隊長は集合!!」


 さっそく買った屋敷に移住した。さっき言ったことは完全に出任せだが、しれっと薔薇の花園の隣にいたアイツが『あ、それいいね』みたいな顔してたから多分やってくるだろう。


「で、お前ら。我がクランは慢性的な問題を抱えている」


「バカしかいない?」


「少なくともマーガレットは常識人だ。他はバカばっかだが」


 その理論でいくと自分もバカになることに気付かない。


「まぁ問題は、資金不足。要するに金がない。これだな」


「え?2億稼いだじゃん」


「今は亡きフライングホームの材料費で吹っ飛んだ。そんでこの屋敷で空になったな」


「まぁ今すぐ死なない分なんとかなるでしょう。さっそく我が隊でクエストを受けに行きましょう」


「私達もね」


「俺達も行くぜ」


「俺らもな」


「うむ。それと一緒に今回は『クランクエスト』を受ける」


「クランクエストですか。何故急に?」


「現在このクランの総人口はなんと175人!!しかもほとんどがCランク以上、たまにBランク!!だがクランランクは最低のC!!何故か分かるか?」


「……何かの陰謀」


「問題の起こしすぎだよ!!普段から衛兵とおっかけっこしてる奴がここだけでも3人もいんだぞ!!」


「誰ですかな?」


「まったくっ、許せないなっ」


「そいつは誰だコウガ」


「完膚なきまでにお前らだよ変態ナンバーワン(ピエール)ツー(ジェントー)スリー(マッスル)


「それは置いといて、何故クランクエストを受けるのですかな?」


「バチクソ報酬が高い。めっさ簡単なのに高い。そんでクランランクも上がる。一石二鳥だ」


「そりゃいいや」


「って訳で、お前らはクエストを受けてろ。俺はクランクエストを受ける」


「了解ですぞ」


「んじゃ行くか。留守番よろしくなオッサン」


「オッサンて、他に呼び方有るだろ……」



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「クランクエストでしたら、こちらのとなっておりま……」


「全部受けます。早く手続きしてください」


「え、全部ですか?時間がかかるものもありますよ?」


「大丈夫です。お願いします」


 クランクエストはその名の通り、クランで取り組むことを前提とする大規模なクエストである。


 だが!!俺は声を大にして言う!!こんなもん俺一人で十分だと。



クエストその1 ゴブリンの討伐 25000匹


「ヒャッハアアアアアアアアアア!!!!!!」


 その日から、ミグレアには増えたゴブリンを殺戮して回る『黒鬼』の伝説が伝わったという。



クエストその2 ベビーファイアドレイクの討伐


 ベビーファイアドレイクは変な動物だが、れっきとしたドラゴンの子供である。


 ほっとくと当然ドラゴンになるので存在を報告するだけでも報酬が貰える。


 しかし、れっきとしたドラゴンの子供であるためかなり強い。


 なのでクランクエスト回されるのだ。


 あ、いた。


ピチュゥン!!!!!


 終了。


クエストその3 街道付近の魔物の駆除


「ヒャッハアアアアアアアアアア!!!!!」


 その日から、ミグレアには(以下略)



クエストその4 周辺の森の巡回


 メルカバでドライブして終了。


 はい、これだけで金貨4枚。簡単だろ?



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 みんなで横の酒場で昼ご飯を食べる。


「やっぱ金稼ぎはチョロいな!!」


「慢心してたら痛い目見ますよ」


「そうですぞ。勇者の様にはなりたくないでしょう?」


「そうだな。気ぃつけよう」


 勇者はいい反面教師だな。ハッ!!まさかこれを狙って……?


 ん?騎士かな?店に入ってきた。しかも大勢。


 あ、こっち見た。こっち来る。


「お前達、クラン『ヘレティックス』だな?」


 一番豪華な鎧着けた奴に聞かれた。


「そうだが?」


「王がお呼びだ。同行してもらおう」


「……」


 王だと!?なんで俺みたいな一般人を王が呼ぶんだよ!!


 俺は何も……


〔プリシラ様もミリアム様も国王レリック・ミグレアの娘、つまり王女だぞ?〕


〔不敬罪で死刑とか無いよな……?〕


 …………ヤッベ。


「早くしないか!!王は直ぐに来いと言っておられるのだ!!」


 うっせぇな。店の迷惑になんだろが。


「待てや。これ食ったら行く……」


「手伝ってやろう!!」


バガン!!!!!


 騎士は俺達が食事していたテーブルを蹴り上げた。


 瞬間回避!!


 あぶねぇ、スープひっかぶるところだったぜ。


 ったく、食べ物を粗末にしたら食べ物で泣くことになるんだぞ。


「貴様!!何を……」


「止めろファル」


 襲いかかろうとするファルを止める。


「行ってやっから、とっととつれてけや」


「チッ、来い!!貴様らもだ!!」


 こうして俺ははんば強制的に城へ連行された。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 はい、ここで現在に至る、と。


 これどうしようかな。


 今俺の前には豪華な王冠被ったインテリっぽい王様がこれまた豪華な王座に座り、正面に跪いている俺を感情を感じさせない目で見ている。


 そんで俺の後ろには同じように跪いたメンバー達が。


 そして周りには恐らく偉い順に王様の近くから並んでいる貴族がいる。


 こんな格好なので貴族の皆さんは冷笑を受かべたり睨んだりクスクス笑ったりしてる。


 王様が口を開いた。


「冒険者コウガよ」


「は、はい」


「そなたは我が最愛の娘を、ドラゴンの脅威から救ってくれたそうだな」


「あー、一応そういうことになるっすかね」


「貴様!!無礼だぞ!!」


 王様相手にふにゃふにゃした態度が気に入らないのか結構偉いらしい貴族が声を上げる。


「よい。王女を救った英雄だ。そのような些細なことで口を挟むな」


「ぐ……申し訳ございません……」


 いや、こっち睨まないで貰っていいですか?


「コウガよ。いやコウガ殿。そなたは娘の英雄であると同時に、私の英雄でもある。娘を救ってくれて有り難う」


 頭を下げた。国で一番偉い王様が多分一番位が低いFランク冒険者に頭を下げた。


 ある意味歴史的瞬間だな。


「王よ!!あなた様が軽々しく頭を下げるなど……」


「私の頭ごときで娘の命が助かるならばいくらでも下げるわ。コウガ殿、娘もそなたに大いに感謝しておってな」


 王座の後ろからひょこっと見覚えのある顔が2つ覗く。


「でだ、この度の功績を称えコウガ殿に『男爵』の位を与える」


 なんか貴族にしてもらえた。いや、この場合しやがったかな?


「王よ!?いくら何でも男爵は……」


「やかましい!!さらに!!娘のたっての希望により……」


 コウガはちょっとだけ予想がついた。


「コウガ殿、そなたを我が最愛の娘プリシラとミリアムの婚約者とする!!」


『えぇええええええええええええええ!?』


 やっぱりねーーーーーーーーーー!!


 分かってたよ。分かってたんだよコンチキショウ。


 何だよ!!断れねぇじゃん!!


「非常に嬉しいお言葉なのですが、我が身に余る大恩ゆえ、慎んで辞退……断る!!」


 まぁ断るんですけどね~~~!!!


 途中で敬語を放棄したのは単純にめんどくさくなったからである。


『えぇええええええええええええええ!?』


「えぇええええええええええええええ!?」


「「えぇええええええええええええええ!?」」


 二段階で驚愕する貴族達と驚愕する王様と姉妹。


「まぁ断るでしょうな」


「コウガだもんなっ」


「ふぅー、良かったー」


「ふふっ、退屈しないわねぇ」


「あんな可愛い娘の求婚を蹴るとは……まさかコウガは男性に」


 ガギュゥン!!!


 予想はしてたと笑うメンバーと安心するファル。ピエール?冥福でも祈っとけ。


「な、何故だ!?」


「なんでですか!?」


「なんで!?」


 似たような聞き方から家族だと感じ取れる。


「私達のこと、嫌いですか……?」


「私達じゃ……嫌?」


 涙目+上目遣いで喜んでお受けいたしますといいかけた。あっぶね。


「いや、嫌ではないんですが、めんどくさいなって」


「何故だ!?」


「俺は自由を愛する冒険者!!貴族なんぞやってられっか!!結婚だってまだしたくない!!」


「……」



思い付いたけど使いどころが無かったネタその4……あれ?3だっけ?読み返すめんどいな。


「よう、鋼牙。お前の願いを叶えてやろう」


「どんな願いでもか?」


「おう。俺は作者だ。どうとでもなる」


「じゃあ地球に返してくれ!!」


「てめぇ話終わらせる気か!?ダメだダメ!!」


「理由がヒデェ!!」

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