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努力を知らない卑怯者  作者: 自宅警備員Lv9999
第二章:深淵
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仲間その4·5 ホモ戦士、世紀末ヒーラー ゲッツ




 オネェ(れっきとした女)を仲間に引き入れ、新たな仲間を求めて囚人を鑑定して回る。



 数時間掛かってすべての囚人を鑑定し、2人の免罪の人を発見した。



 一人目は引き締まった大柄な体つきで、切り揃えられた短髪に、前髪がチョロッと顔に掛かっていて太く凛々しい眉と鋭い目付きをしており、若干ケツアゴ。



 もう一人は大柄でモヒカン、肩パッドと皮ジャンが似合いそうな山賊顔負けの恐ろしい顔つきの男。



 ヤバい。何がヤバいってどっちもヤバい。一人目はビジュアルが完全に例のあの人だし、もう一人は核の炎に包まれた世界でモヒカン共を引き連れてバイク乗り回してそうなビジュアルしてる。



 ぶっちゃけどっちも関わり合いになりたくないが、仕方無いので例のあの人に話掛ける。



「な、なぁ」



「ん、何だ?」



「えーと、お前は何してここに入れられたんだ?」



「俺はな……男と愛し合ったから入れられたんだよ」



「やっぱりねーーーーーーー」



 やっぱ見た目は嘘つかないな。めちゃくちゃ仲間にしたくない。頼む、断ってくれ。



「ふむ、いい体をしているな」



「やめろ、その目付きで見るな」



「やらないか」「やらないよ」



「じゃなくて!!お前、俺の仲間にならないか?」



「良いぞ。で、やらないか」



「やらないよ。じゃなくて!!え?良いの?断ってくれていいんだぞ?」



「俺はこんな所に居たくないからな。で、やらないか」



 俺は無視することにした。コウガ は スルー を 習得した!!



 んで、二人目。



「なあ、俺の仲間にならないか」



 とりま呼び掛ける。



「あ"あ"ん?」



 男は凄い形相で睨み付け、低い声で凄む。



 これだけで子供はマジ泣きするだろう。



「お、お前は何してここに入れられたんだ?」



「俺の素性何ぞ聞いてどうすんだゴラァ"!!」



「な、仲間にならないか?」



「仲間ぁ?誰のだ」



「俺だ。俺と一緒に行かないか?」



「あ"あ"あ"?舐めてんのかクソガキャア!!」



 世紀末はいっそう凄む。怖い。足が震える。



「いッ嫌ならいいん「良いぞ」……え?」



「良いぞっつてんだよ。お前に従ってやる」



「な、何でだ?」



「俺にも仲間がいる。そいつらが心配でな。こっから出てぇんだよ」



「おお、そうなのか。じゃあ交渉成立な」



 こうして俺は、新たな仲間を3人ゲッツしたのだった。



◆◇◆◇◆◇◆



 保釈の手続きを終わらせ、三人の手枷足枷をとる。



 ちなみに俺が来たときに脱走してた人は処刑されてしまっていた。彼の冥福を祈る。



「あ、コウガ様!!……と、どちら様ですか?」



 外で待たせていた三人がこちらに気付き、ファルが駆け寄って来るが、後ろの三人を見て尋ねる。



「新しい仲間だ。自己紹介よろしく」



「服屋をやってたマーガレットよ。よろしくね」



「男とヤってたピエールだ。よろしくな」



「仲間とヒーラーやってたバングだ。よろしく頼むぜ」



 その後既存の仲間と俺が自己紹介し、野営の用意をしてから皆で雑談した。



「こ、個性的な方々ですな」



「お前が言うな」



「む!?そこの御仁、素晴らしい筋肉だなっ」



「アタシはれっきとした女よ」



「はっはっは、ご冗談を」



「ぶん殴るわよ?」



「コウガ、やらないか」



「やらないよ」



「へー、最上級治療術が使えるんですか!!」



「おうよぉ、俺に治せねえ傷はねぇぜ」



 いい感じに打ち解けてきたので、少し真面目な話をする。



「お前らには俺の目的を話しておこう。俺の目的はこの国のトップ『予言者』アリア·メイザスに復讐することだ」



「復讐とは穏やかじゃ無いわね。何があったの?」



「俺はな、勇者なんだよ。ま、元だけどな」



 皆驚いたっぽい。それから俺はクソ女のことからなんちゃって勇者共のことまで細かく話した。



 途中思い出したことでまたキレそうになったが、なんとかこらえる。



「コウガちゃん、復讐って言ってたけど、具体的には何をするの?」



 マーガレットが尋ねて来る。



「プランその1、権力者の座から引きずり下ろしてざまぁする。プランその2、顔の形が変わるまでぶん殴る。プランその3、どっちも。今のところプランその3の予定だな」



「復讐は何も生まないぜ?」



「あのな世紀末。復讐は『次の犠牲者』も生まないんだ。それと俺の怒りは収まらん。絶対殴る」



「……そうだな。悪い」



「まあ、そんな訳だ。下手すりゃ国家反逆罪でぬっ殺される。そんな計画だが、付いて来て欲しい。頼む」



 俺はしっかりと頭を下げる。



「アタシ達はコウガちゃんに助けられたのよ?」



「まあ、協力するのは当然だな」



「俺様に任しとけ。死んでも治してやる」



 ……いい仲間を持ったな。有難いよ。



「……ありがとう。本当に……」



 しんみりした空気が満ちる。そんな空気を吹き飛ばすように声を上げる。



「よし!!仲間も揃ったし、クラン作り直すぞ!!それからもっと強くなる!!俺達で世界をひっくり返してやろうぜ!!!」



「「「「「「おう!!!!!!!」」」」」」

 や、やっと仲間が揃った……。早く無双させたいよぉーーーーーーーー

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