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努力を知らない卑怯者  作者: 自宅警備員Lv9999
第一章:王都
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ジェントーの力と大量討伐

感想もらったぁーーーーーーーー!!



転げ回って喜びました!!

 ジェントーを仲間に加え、望んでいたNA・KA・MAを得た俺。


 とりあえずジェントーの力を確認するのと俺の力を教える事にした。


「では行きますぞ。『ステータス』『開示』」


―――――――――――――――――――――――

ジェントー・ローリエ 天職;守護騎士(ガーディアン)


Lv40

ジョブスキル


【守護の力】


 周囲の見方の耐久力や状態異常耐性に小補正。



守人(モリビト)


 特定の存在への守りの意志が強いほど、ステータスに補正。



【守護剣法】


 特定の存在への守りの意志が強いほど、剣術に補正。



パッシブスキル


剣術Lv5 危機察知Lv4


気配感知Lv5 思考加速Lv5


――――――――――――――――――――


「守る!!って感じのスキルだな」


「ええ、防衛や護衛では誰にも負けませんぞ」


「うん、頼りにしてるぜ」


「コウガ殿のステータスも拝見させて頂いてよろしいか?」


「おう、『ステータス』『開示』」



――――――――――――――――――――

クロガネコウガ 天職;鍛冶屋


Lv25

ジョブスキル


【加工】


【付与】


【改造】


【鑑定】


派生スキル


【融合】


 なにかと何かを融合させることができる。


【大改造】


 Lv10のスキルをさらに上の段階へ強化する。


パッシブスキル


身体強化Lv10 (剣術Lv10)


(体術Lv10) 


ユニークスキル


【KY】

―――――――――――――――


 おお、レベルが上がってる!!たぶんあの荒稼ぎの時に魔物倒して上がったな。


 派生スキルとかいうのが出てる。これは後で良いだろう。


「本当に鍛冶屋なのですか……。しかしスキルは鍛冶屋の物ではないような……」


「その通りだ。俺は他の鍛冶屋とは違うんだよ」


 俺は勇者召喚の事や追放されたこと、クソ女に襲われて腕と左目を奪われ、こんな顔にされた事を話した。


「んで、そう言う訳でちょっとこの国にガチギレしててな。あのクソ女を引き摺り下ろしてやろうと思った訳よ」


「まったく、酷い話もあったもんですな。怒るのも無理はない。このジェントー、あなたがどんな道を選ぼうと、どこまでもついていきますぞ」


「良いのか?仲間にしておいてなんだが、これは国への反逆者になりかねない計画だぞ?」


「言ったでしょう、私の忠誠をあなたに捧げると」


「頼もしい限りだ。よろしくな」


「しかし、コウガ殿?ユニークスキルのKYというのは……」


「ソコニフレテハイケナイ」


「イ、イエッサーですぞ」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 ステータス確認を終えて、適当な依頼を受けた俺達は街近くの森で連携の確認をした。


 基本俺が攻撃を加え、下がったらジェントーが止めるという連携になった。


「この辺じゃ敵無しだな。もっと奥に行くか?」


「いや、慢心はいけませんぞ。この辺りで堅実に狩って、レベルを上げて挑むべきです」


「じゃあ間をとって少し進むか」


「そうしましょう」


 そんな感じで少しずつ進んでいった。魔物は上位種が混ざり始めたが特に変わらなかった。


 依頼達成したしレベルも上がった。そろそろ帰るかと思い始めたころ。


「おい、ありゃどういう事だ?」


「わ、分かりませんぞ」


 俺とジェントーは数えるのもバカらしくなるようなウォーウルフの群れが移動しているのを発見した。


「ウォーウルフは群れを作りますが、これほど大規模な群れになることはありません。奴らを纏め上げる上位種が発生したのでしょう」


「それにしちゃなんか変じゃないか?連中統率されてる感じがないぞ」


「それはつまり、どういうことで?」


「……うん、間違いない。連中、なんかから逃げてる」


「これほど大規模な群れを作ったウォーウルフが逃げる!?あり得んでしょう」


「だよなぁ。でもコイツらどうする?ガッツリ街の方に行ってるぞ」


「どうしましょうか……」


「……よし!!」


「……うむ!!」


「やるか!!」「帰りましょう!!」


「「……」」


「良いじゃん、危険がない範囲で上手い具合に……な?」


「な?じゃないです。危険すぎますぞ」


「まあまあ、見とけって!!」


 そう言って俺はウォーウルフの群れに突っ込んで行った。


「コウガ殿!?」


 ジェントーが慌て上ずった声を上げるが……


ザンッ、ザクッ、ゴシャッ


 コウガは近くの狼を纏めて切り伏せ、混乱した奴らを叩き切り、飛びかかってきた奴を拳で粉砕した。


 コウガはたった一人で単体でD級、群れるとA級もの討伐難易度をもつウォーウルフの群れを相手どっていた。


「コウガ殿!!すぐに逃げるのですぞ!!体力が尽きたら終わりですぞ!!」


「うっせぇ!!ここで俺達が出来るだけ減らしとかねえと、街の奴らじゃ持ち堪えられん!!あの子達だって死ぬかもしれねぇんだぞ!!」


 あの子達が死ぬ。その言葉を聞いた瞬間、ジェントーは剣を抜き、群れに飛びかかった。


「天使達の危険は排除しますぞ!!」


 まさに鬼のように狼を切り伏せていく。


「あれ?アイツ強すぎね!?」


 ジェントーの強さは異常だった。明らかに俺より剣速が速いし、魔物を仕留める速度が尋常じゃない。


 今も狼を纏めて5匹くらいぶった切った。


「あ、あのスキルか!!」


 異常さの原因が分かった。スキル【守人(モリビト)】と【守護剣法】だな。


 幼女達への強すぎる庇護欲がアホみたいに強化しているんだろう。


 それから俺は視界にいる狼を片っ端から殺戮していった。


 切って、殴って、防いで、庇って、また切って…………


 30分ぐらい経って、立っていたのは目を血走らせたジェントーと肩で息をする俺だけだった。


 軽く10000はいた狼を全部仕留めちまった。


 俺はとんでもない奴を仲間にしたのかもしれない。


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