ジェントーの力と大量討伐
感想もらったぁーーーーーーーー!!
転げ回って喜びました!!
ジェントーを仲間に加え、望んでいたNA・KA・MAを得た俺。
とりあえずジェントーの力を確認するのと俺の力を教える事にした。
「では行きますぞ。『ステータス』『開示』」
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ジェントー・ローリエ 天職;守護騎士
Lv40
ジョブスキル
【守護の力】
周囲の見方の耐久力や状態異常耐性に小補正。
【守人】
特定の存在への守りの意志が強いほど、ステータスに補正。
【守護剣法】
特定の存在への守りの意志が強いほど、剣術に補正。
パッシブスキル
剣術Lv5 危機察知Lv4
気配感知Lv5 思考加速Lv5
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「守る!!って感じのスキルだな」
「ええ、防衛や護衛では誰にも負けませんぞ」
「うん、頼りにしてるぜ」
「コウガ殿のステータスも拝見させて頂いてよろしいか?」
「おう、『ステータス』『開示』」
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クロガネコウガ 天職;鍛冶屋
Lv25
ジョブスキル
【加工】
【付与】
【改造】
【鑑定】
派生スキル
【融合】
なにかと何かを融合させることができる。
【大改造】
Lv10のスキルをさらに上の段階へ強化する。
パッシブスキル
身体強化Lv10 (剣術Lv10)
(体術Lv10)
ユニークスキル
【KY】
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おお、レベルが上がってる!!たぶんあの荒稼ぎの時に魔物倒して上がったな。
派生スキルとかいうのが出てる。これは後で良いだろう。
「本当に鍛冶屋なのですか……。しかしスキルは鍛冶屋の物ではないような……」
「その通りだ。俺は他の鍛冶屋とは違うんだよ」
俺は勇者召喚の事や追放されたこと、クソ女に襲われて腕と左目を奪われ、こんな顔にされた事を話した。
「んで、そう言う訳でちょっとこの国にガチギレしててな。あのクソ女を引き摺り下ろしてやろうと思った訳よ」
「まったく、酷い話もあったもんですな。怒るのも無理はない。このジェントー、あなたがどんな道を選ぼうと、どこまでもついていきますぞ」
「良いのか?仲間にしておいてなんだが、これは国への反逆者になりかねない計画だぞ?」
「言ったでしょう、私の忠誠をあなたに捧げると」
「頼もしい限りだ。よろしくな」
「しかし、コウガ殿?ユニークスキルのKYというのは……」
「ソコニフレテハイケナイ」
「イ、イエッサーですぞ」
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ステータス確認を終えて、適当な依頼を受けた俺達は街近くの森で連携の確認をした。
基本俺が攻撃を加え、下がったらジェントーが止めるという連携になった。
「この辺じゃ敵無しだな。もっと奥に行くか?」
「いや、慢心はいけませんぞ。この辺りで堅実に狩って、レベルを上げて挑むべきです」
「じゃあ間をとって少し進むか」
「そうしましょう」
そんな感じで少しずつ進んでいった。魔物は上位種が混ざり始めたが特に変わらなかった。
依頼達成したしレベルも上がった。そろそろ帰るかと思い始めたころ。
「おい、ありゃどういう事だ?」
「わ、分かりませんぞ」
俺とジェントーは数えるのもバカらしくなるようなウォーウルフの群れが移動しているのを発見した。
「ウォーウルフは群れを作りますが、これほど大規模な群れになることはありません。奴らを纏め上げる上位種が発生したのでしょう」
「それにしちゃなんか変じゃないか?連中統率されてる感じがないぞ」
「それはつまり、どういうことで?」
「……うん、間違いない。連中、なんかから逃げてる」
「これほど大規模な群れを作ったウォーウルフが逃げる!?あり得んでしょう」
「だよなぁ。でもコイツらどうする?ガッツリ街の方に行ってるぞ」
「どうしましょうか……」
「……よし!!」
「……うむ!!」
「やるか!!」「帰りましょう!!」
「「……」」
「良いじゃん、危険がない範囲で上手い具合に……な?」
「な?じゃないです。危険すぎますぞ」
「まあまあ、見とけって!!」
そう言って俺はウォーウルフの群れに突っ込んで行った。
「コウガ殿!?」
ジェントーが慌て上ずった声を上げるが……
ザンッ、ザクッ、ゴシャッ
コウガは近くの狼を纏めて切り伏せ、混乱した奴らを叩き切り、飛びかかってきた奴を拳で粉砕した。
コウガはたった一人で単体でD級、群れるとA級もの討伐難易度をもつウォーウルフの群れを相手どっていた。
「コウガ殿!!すぐに逃げるのですぞ!!体力が尽きたら終わりですぞ!!」
「うっせぇ!!ここで俺達が出来るだけ減らしとかねえと、街の奴らじゃ持ち堪えられん!!あの子達だって死ぬかもしれねぇんだぞ!!」
あの子達が死ぬ。その言葉を聞いた瞬間、ジェントーは剣を抜き、群れに飛びかかった。
「天使達の危険は排除しますぞ!!」
まさに鬼のように狼を切り伏せていく。
「あれ?アイツ強すぎね!?」
ジェントーの強さは異常だった。明らかに俺より剣速が速いし、魔物を仕留める速度が尋常じゃない。
今も狼を纏めて5匹くらいぶった切った。
「あ、あのスキルか!!」
異常さの原因が分かった。スキル【守人】と【守護剣法】だな。
幼女達への強すぎる庇護欲がアホみたいに強化しているんだろう。
それから俺は視界にいる狼を片っ端から殺戮していった。
切って、殴って、防いで、庇って、また切って…………
30分ぐらい経って、立っていたのは目を血走らせたジェントーと肩で息をする俺だけだった。
軽く10000はいた狼を全部仕留めちまった。
俺はとんでもない奴を仲間にしたのかもしれない。




