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努力を知らない卑怯者  作者: 自宅警備員Lv9999
第六章:建国
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不穏な空気



 皆の奮闘が功を奏し、姉妹の歓迎は大成功に終わった。


「お世話になりました」


「すっごく楽しかったよ!!いっぱい広めておくね!!」


 姉妹は大満足で帰って行った。


「お疲れさん。ひとまず一段落だな」


「そ、そうですな……」


「休みが欲しいでござる……」


 整地、建築、商品開発、温泉の調整と、怒涛の1ヶ月だった。


 さすがに疲れが出たのか、今回の計画に関わった者は皆深い眠りにつき、丸1日寝てしまった。


 それでも全快できるのはステータスとかがある世界だからだろう。


 暫く開拓事業はお休みして、一週間ほどの休暇を取るつもりである。


「皆、非常によく頑張ってくれた!!よって、一週間ほどの休暇をもうける。しっかり休んでくれ」


 隊員達はそれぞれの趣味に没頭し、街に変質者が多数出没したが、鉄人隊にまかせておいた。


 その休暇中、俺は村の近くの街道から、この村に通じる道を開通した。


 街道から村まで一直線の舗装された道を作る。


 単純な作業が延々と続いた上に一週間経っても半分しかできなかったので、マッスル達に丸投げした。


 そして、また暇になったので、魔道具の強化とアーティファクトの制作を進め始めた。



ーーーーーーーーーーーーーーー



 ミグレア 冒険者ギルドの一室にて。


 ギルドマスターと思われる男と3人の冒険者が向かい合って座っていた。


「まずは、依頼を受けてくれてありがとう」


 ギルドマスターが切り出す。


「ま、ランクダウンするのも嫌だしな」


 筋肉の鎧に身を包んだ巨漢が言う。


「ちょうど暇だったんです」


 紺のローブに三角帽子をかぶり、メガネをかけた女性が言う。


「俺も同じく、だな」


 シュッとしたイケメンの青年が言う。


「依頼の内容を説明しよう。君たちは、1ヶ月前に北の方で何かが爆発したことは知っているな?」


「ああ。Bランクの奴が調査に行ったんだろ?」


「そうだ。そして、先日その冒険者が帰って来た。報告によると、爆発地点の付近くに大規模な獣人の街が出来ていたらしい」


「本当ですか!?」


「ああ、真写もあったからな。そして、彼はその街に凄まじい戦闘能力を持った者が数人いることを知り、街には入らずに帰還したそうだ」


「つまり、俺達にその街を調査しろ。ってことかい?」


「ああ。その通りだ。万が一戦闘になった場合、君たちでないと厳しいと判断した」


「そういえば、大森林の爆発はどうだったんですか?」


「そこはまだ謎だ。調査によると、巨大な窪みが出来ていて、何者かが魔法で湖を蒸発させたのだと考えられている」


「ふむ、湖を蒸発となると、数人が超級魔法を使ったのでしょうか?」


「付近には廃村があったそうだが……まぁ、この話はおいておこう。調査を頼んだぞ」



「おい、聞いたか。あの謎の街の調査、Sランクが行くらしいぞ!!」


「マジかよ!!」


「ああ!!『破壊者』グランツ、『魔導王』メビウス、『拳闘王』マテオ、名前だけでスゲェメンツだぜ!!」


「こりゃ、ちっぽけな街くらい滅ぼしちまうんじゃねぇの?」


「あり得るな!!ギャハハハハハハハハハ!!」




 これは、およそ三週間前の出来事である。

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