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たった一つの願い  作者: 神城リーナ
4/5

4.舞い降りた天使

相変わらず彩香さんは私に抱きついたまま

背丈は同じ位だから、お友達的な感じは有るんだけれど

こんなに抱き着かれると、なんか歩きにくいな~


私をよっぽど気に入ってくれた?・・・・のかな

気に入ってくれたのは有難いんだけど


彩香さんは


「私の事はあやかってよんで!」


といって私の頬に


『チュッ』


とキスをしてきた


私も

「私の事はリーナでいいから」


と彩香の頬にチュッとキスを同じように返してあげる

気のせいか、彩香の頬が赤い?

彩香の顔を見ていたら、急に彩香と目と目があってしまった。

二人共同時に


「あはっ」


と自然に笑顔が漏れる。顔が熱い・・・・・

私、多分顔真っ赤だっ・・・・

はずかしい・・・

 

なぜか、歩いているだけなのに人の視線がやけに気になる。

何なんだろう?

「彩香~なんかやけに人の視線が気になるんだけど。」

と彩香に問いかける

彩香は

「当然だよ。こんなにも天使みたいなリーナじゃ注目されて当然だよ。リーナって自分


の可愛さ解ってないね~。」

って言って余計に私を抱き締めてくる


『そんなに抱き締められたら歩けない・・』


私は

「こんな私が可愛いわけないじゃない」

と即答する。

そんな事言われると、頬がめちゃめちゃ熱い・・・・顔中真っ赤に


彩香と結構気が合うかも

気兼ねせずにいろいろ話せるような気がする

彩香も

「なんかこうしていると同い年の姉妹みたいだね~」

と話しかけてくる

私も、彩香に言われると、そんな気がしてくるから不思議。


彩香さん・静香さん親子といろいろ話しながら少し坂道になった歩道を歩きながら、食


事が出来そうな所を探して歩いていると、一軒のイタリアンレストランを見つけた。

 ガラス張りのテラスがあり、大きなテーブルがいくつも並んでいて日差しが差し込んでいる。なんか気持ちよさそう。


私は

「あそこで食べると気持ちよさそうだよね」

とイタリアンレストランのガラス張りのテラスを指差す。

パパも

「良いんじゃない。じゃ~あそこで食事にしたらどうでしょう?」

と静香さんにに聞いてくれている。

「アチラの方はあのレストランで食べ食事にしたいって言ってらっちゃるけれど、彩香はどうかな?」

と静香さんは私に抱き着いたままの彩香さんに聞いてくれている。

そんな彩香は

「私はこの子とだったら何処でも良い」

って一言いってまたまた私を余計に抱き締めてくる彩香

「私なの?」

「うんリーナがいれば良い」

と私を抱き締めたまま、ご機嫌な彩香

食べる事よりも私?

『そんな彩香の気持ちが解らない』

それに

こんな風に抱き締められた事なんて全く無いから、どう彩香と対応したら良いのかさえ解らない私


私達はレストランへの駐車場を入りその駐車場から一段高くなった高台に建つレストランの階段を上がってそのレストランに入っていってガラス張りのテラスの日当たりの良い大きなテーブルについた。


彩香が私に抱きついたまま離れてくれないから、テーブルの右かわに彩香と、私。

静香さんとパパがテーブルの左側の席に並んで座った。


私に


「天使だ~天使だ~」


と言いながら私に抱きついたままの彩香・・・

『私どうしたら良いの?』


つづく・・・


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