ホモ軍旗
『コピー能力』
『ホモ軍旗』は、自らの『移動』を封じた代わりに、彼を後ろから掘る『友軍ホモ』の能力を己の身体に『コピー』する能力を手に入れました。
つまり後ろから彼を掘る友軍が『ホモ大将』であれば、ホモ軍旗も、ホモ大将の能力を持つのです。
これは一見すると『最強』とも思われるこの能力ですが、実は決して使いでのいい能力ではありません。
なぜなら、彼は一度攻め込まれると、尻に友軍ホモが掘り付いているのが審判に暴露されてしまうからなのです。
そう、敵は最初の掘りあいで彼をホモ軍旗だと確定できてしまうのです。
そうなると、敵は彼を無視し、彼の後ろにへばりついている友軍ホモの調査に入ってしまいます。
無視されたホモ軍旗は、戦場から除外されたも同然です。
何故なら、彼自身から攻撃を仕掛けることはできないのですから。
また、尻に友軍がへばりついていないときのホモ軍旗は、何の力も持ちません。
友軍に掘られていない彼は、敵の『ホモスパイ』にすら掘られてしまうことになるのです。
こうした使いづらさのため、彼の役割は以外と限定されます。
例えば総司令部の前に陣取り、後ろに控える『ホモ将官』の能力をコピーするのが一般的な運用です。
他にも、『ホモ地雷』の能力をコピーするという作戦もあります。
この場合、掘りこんできた敵は彼をホモ軍旗と認識することはできますが、彼の尻にへばりついた友軍ホモが、ホモ地雷なのか、たった今引き分けに持ち込まれた『持ちホモ』のどちらなのか絞りきれないからです。
非常に特殊な能力を使いこなすまでには熟練が必要。
だからこそ使い手によっては強力な存在となる。
それが『ホモ軍旗』なのです。