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ホモ大将
『ホモ大将』
彼は文字通りの『切り札』です。
『ホモ軍人将棋』は、ホモ大将を如何に終盤まで相手に確定されることなく温存できるか。
これが非常に重要な要素となっています。
動けるホモで彼を掘る事ができるのは、ホモ最弱の『ホモスパイ』のみ。
しかし、敵のホモスパイをあぶり出すのは容易ではありません。
なにしろホモスパイは最弱のため、相手のホモスパイが今だ存命なのか、とっくに味方によって掘られたのかすらわからないのですから。
一方で、敵の『ホモ中将』を掘れるのもホモ大将だけ。
なので、どうしてもその動きは慎重にならざるを得ません。
が、不自然な動きもまた、敵にヒントを与えかねないのも事実なのです。
こうしたことから、ホモ大将が総司令部に引きこもるのはセオリーの一つです。
ホモ大将を前線に出すという奇手は、はまれば序盤で敵のホモ中将とホモ少将を無力化できる可能性もありますが、やはりリスクのほうが高いのです。
強力であるがために運用に頭を悩ませるホモ。
それが『ホモ大将』なのです。




