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サイコパスな〇〇〇さん

HMDを外してすぐに違和感を感じる


「夏妃さんや・・・」

「あ、お目覚め?」


夏妃に股間を弄られていた


「何してんの?」


怒りの感情は無く完全に呆れている


「プニプニしてます」

「やめぃ!」


手を振り払い起き上がる

皆はもう少しかかるだろうから今のうちに何か作っておこう


「あぁん、どこいくの~?」

「なんかあったかい飲み物作ってくる」








----------------








巨大なBWの撃破と同時に2人は死んでしまった


「・・・2人の犠牲は無駄にはしないよ・・・」

「12時間戦力激減は痛いわねぇ」


まぁ敵の切り札も上下真っ二つ

他のBWも壊滅寸前


「勝ったな」

「サイドさんそれなんかフラグっぽくないですか?」

「いやいくらなんでもこの状態から逆転は無理だろ?」

「って思うじゃん?」


巨大なBWから通信が聞こえる


「まだまだ終わりじゃぁ無いんだよぉぉぉぉ!」


巨大なBWの折れた腰のやや上から光の線が走る

それがパージによる火花だと理解したのに少し遅れた


「外脚ユニットパージ、前腕ユニットパージ、全追加装甲パージ・・・・」


敵の外見がどんどんと変わっていく

腕と足が無くなり

胸部からは巨大な砲が露出

肩部側面からは3対の巨大な爪が展開

そうして現れたのは巨大な蜘蛛のような10メートル級のBWだった


「負けは確定した。だが、全力で抵抗はさせてもらうぞ!」


胸部の砲が大きな閃光を放つ


「あ、ごめんなさい~足やられちゃった~」


堅牢なセレブリティッシュが1撃で行動不能に陥る


「チッ、ナンバーズは雑魚の掃討中か・・・アタシ達で対処するぞ!」


サイドが指示を出す


「A子とオオホウリは援護。他の奴は散開して接近。防御は捨てろ、意味がない。回避を最優先。」

「・・・イクゾーデッデッデデデデ、カーン・・・」


ネクスターが極めてふざけている

だがそれが緊張感を緩める理由にもなった


「サイドさん、ネクスターのあれって狙ってます?」

「安心しろ、アイツはそんなこと狙ってないから」


天然なのか真面目なのかよくわからないなぁあの人は

そんなネクスターだが


-ハンマーバーグ{遊撃仕様}大破・ネクスター死亡-


「おいあっさり死んじゃったよ!」

「一撃必殺の攻撃を紙装甲で喰らえばああなるよなぁ」


なぜ避けなかった


「多分もう寝たいからわざと死んだんじゃないか?」

「いやいくらなんでもそんな」


サイドの言葉を疑っているとA子が答える


「多分そうだと思うよ?」


そして後日聞いたところ。

「・・・寝たいから寝る・・・何か問題・・・?」

だとのこと


接近中に腕に攻撃を貰い吹き飛ばされる


「クソ!」

「クハハハハハ!そう易々やられんぞ!」


コイツほんと楽しそうだなおい


「A子!射撃中止、あとはアタシに任せろ!」

「任せたわ!ガザニア、今のうちに戻りなさい」

「けど!」

「サイドに任せなさい。あそこまで接近しちゃえばサイドはもう無敵よ」



------------



見た目鈍重そうな機体がありえない速度で突っ込んでくる

その速度を殺すために肩部側面の光学兵器を照射する

それを避けるために敵は予測された位置に


「いただく!」


胸部の砲を発射

直撃は避けられない

なのに敵はさらに速く前進した

機体の外見は様変わりし

他の機体と同じ風貌

その真っ白な機体の後ろから巨大な噴射炎を吐き出しながら


「増加装甲!」

「パージはアンタだけの十八番じゃねぇ!」


凄まじい速度で側面の爪を殴り抜けられる


「速い!旋回が追い付かん!」


爪を1本折られたことで旋回速度が落ちたために死角に回り込まれ続ける

2本

3本

そのまま右の爪を全て折られる


「アタシの勝ちだな」


バランスを崩しコックピットの真上に乗られる


「ふん、だが物理武器1つではこの機体は破壊出き・・・」

「って思うよな普通?」

「・・・なんだと?」

「バージョンアップでパイロットが実装されただろ?」


嫌な予感が脳裏を走る


「お前・・・」

「機体壊さなくても中身倒せば何とかなると思わないか?」


大きな衝撃と共に内部が真っ暗になる

カメラが破壊され画面が消えたためだ


「うおぉぉぉ!おま!おまえ!」

「いままで試す前に機体が壊れてきたからな!お前で試させてくれよ!」


大きな衝撃が何度も内部に響く

何度も何度も何度も

十数回目でアバターに脳震盪のバッドステータスが発生

視界が歪みはじめる

二十数回目で脳挫傷のバッドステータス

視界が赤くなる


「おま、ちょ、まて、これかなり酔う、やめ」

「あはははははは!たーのしー!!」


何度目だ?もう何度衝撃が走ったかわからないが脳内出血のバッドステータスが発生

視界が見えなくなり


-アンギオバチー死亡-


自分の死亡ログが流れ現実に引き戻された




その後気分が悪いので水を飲んで冷静になる


「あの女があの中で一番ヤバい奴だったのか・・・」


あの女を最初に倒しておくべきだったと後悔する

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