報告
クロムウェルを試運転した結果判明したこと
1・増えた積載分は内装に回してるため武装関連はM級と変わらない
2・機体各部の装甲は大半が2層式
フレームに直貼りされた装甲を第一
そのフレームから露出したハードポイントを介して第二装甲を装着
第二装甲は整備時に着脱が可能
これにより第2を外して他のパーツが装備ができる
3・頭部とコックピット回りの内装がこれまた複雑な仕掛けになっており
まともに整備できそうなのはアイアスだけである
4・反して他の部位の内装はかなり簡略化されており
使い手や状況に応じて臨機応変に弄り回せそうである
「え?全部外すんですか?」
「うん、全部外して動かしてみないと素の性能がわからないじゃん」
「まだ1機しか作ってないんだから壊さないで下さいよ?」
「大丈夫じゃない?エバーの実力なら壊さないわよ」
「この前エバーさんジェルジオ壊しましたよね!」
「あ、あれは回線切られて・・・学校行ってる間に回線復活したから機体盗まれただけだし・・・」
「盗まれないでくださいよ!どこぞのロボアニメの2号機の法則じゃないんですから!」
その件に関してはすまないとは思ってる
なので謝っておこう
「ごめりんこ♪」
「・・・絶対やらかす。また絶対やらかす」
まぁそんな学習能力が無いわけでもないし
壊すことも盗まれることも無く試運転は終了した
「あ~・・・調整する部分多いなぁ・・・」
「そうか?そこまで弄繰り回す場所は無いと思うが?」
「エバーさんが人外なんですよ。ほとんどマニュアル操作で動かしてたじゃないですか」
「まぁそれがエバーの強みだもんね。普通はロック機能とか自動捕捉機能とか使うもんよね」
「そこなんですよね。ロックも捕捉もしなければ敵にロックアラート鳴らないから」
「海外だと結構普通にやってるぞ?」
「それを生業としてるプロと互角に戦えるアマチュアが目の前にいるって話なんですけど?」
「だって楽しくないとゲームじゃないじゃん?」
「・・・もういいです」
何かおかしいこと言っただろうか?
会話を楽しんでいると
「皆さん、ゲンドゥルさんが呼んでます」
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「新機体開発お疲れ様~」
「まだ完成してないらしいけどな」
「その話は後日としまして」
早速ゲンドゥルは本題に入る
「30分前に南大陸が広域爆撃食らったわ」
「「「・・・・・・・・はぁ?」」」
「その10分後に西大陸が同様に」
そう言いながらゲンドゥルが自分宛に送られたメールを表示する
‐東大陸、Уはこれより南と西に対して全面攻撃を開始する。
これは挑戦状であり宣戦布告である。
我々は白熱した戦いを望む。‐
「このYみたいなのなんて読むのよ?」
「いや、俺もわからん」
「これはロシア語ですね。発音で「ウー」と読みます」
あらやだアイアスちゃん物知り
「敵戦力とかは今調査中。近いうちに東に殴り込み艦隊送るかもしれないから準備はしておいてって事」
「OK」
炸薬狙撃銃の絶華より紅蓮のほうがキル稼げるのは自分だけであろうか?