強化
サイドのために作られた機体
名前はクラクスと名付けられた
「え?男の名前じゃん?」
「かっこいいから選んだんですけど不評?」
「いや別にいいけどさ・・・」
ぶんちんくん-逆手型二十三式改四
なんて厨二全開な武器使ってる時点で文句も何にも言えねぇですよ?
閑話休題
では機体の解説をしよう
基本はダニエルを使用している
しかし装甲の各所を取り外しサイド専用の重装甲化が図られている
なんせ武器はぶんちんくん一本だけなのだから
訂正
ダニエルの基本装備のソードはちゃんと装備されている
まぁぶんちんくんの方が完全上位互換である
使うことはまずないだろう
そして完成したのは
速い!堅い!痛い!
な超格闘特化機体である
見た目はまさしく重量級でレスラーみたいな機体である
ネクスターの機体はチャイルドワインド
ダニエルの装甲を薄くし機動力を高めている
武装は全てアイアスによる完全オリジナルである
右手に少し大きめな杭打機
杭は非常に長く鋭く作られておりコックピットに当たれば即座に敵を死亡させることができる
左手に特殊な形状の短機関銃
銃としての機能のほとんどをグリップより後方に配置しており大きさに比べて優れた取り回しが可能になっている
むろん短機関銃なので火力も凄まじい
右の背中には外付け式のジェネレーター
左の背中には・・・なんだこれ?
「光学迷彩です」
は?
「ジェネ増設でようやく戦闘能力と隠密性の両立が可能になりましたよ」
ニンジャかな?
「残念ながら追加ジェネレーターのせいで静穏性は壊滅的なので乱戦の時に暗殺とかに使う?」
作った本人が疑問形である
両脚部には短機関銃のマガジンを多めに装備されていた
A子の機体はシルウィステル
腰から下を車両型に変更されている
両手持ちのガドリングガンを装備している
なおこのガドリングガン、銃身が3門×5個である
反動は激烈の一言である
なんかもう嘘発見器の嘘付いた時の針みたいに跳ねる
しかしそんな欠点を補って余りある弾幕を張れる
なおこの武装はおまけであり本命は背中に装備された新型レーダーである
索敵距離は1.5キロから2キロに延長された
セレブリティッシュの機体はシャヴォンヌ
変わらず重戦車型
右手に大口径のカノン砲
左手に双発型の重機関砲
背中には・・・
「戦車ってやっぱり遅いじゃないですか?」
ソウダネ
「なので皆と一緒に行動するために」
ナニヲソウビシタンダイ?
「大型のロケットを装備しました」
馬鹿がいる
この馬鹿野郎は戦車型にロケットを2つも装備してしまった
これにより使用時の最大速度は時速700キロに達してしまった
なお機動力が極めて高いネクスターのチャイルドワインドは最大時速80キロである
皆と一緒に行動するどころか置いてけぼりにしてしまう速度である
「大丈夫です20秒でオーバーヒートしますので。そこまで孤立しません」
それのどこが大丈夫なのか
そして戦車型の積載量の大きさに合わせて装甲を追加しまくっている
もはやこの機体そのものが直径5メートルの弾丸である
「これがホントの鉄砲玉。なんちゃって」
やかましいわ
ワーグナーの機体はベーオウルフ
他の機体と違い特におかしな武装は無い
右手にオートマチックショットガン
左手に小型のシールド
右肩に多目的用の追加アーム
左肩に光学系ブレード
脚部には増加装甲
背中はブースターである
オオホウリの機体はトリュウ
多脚型に変更されている
右手に・・・スナイパーカノン?
「いいえいいえ、それ多薬室砲です」
そんなもの作れるのかこのゲーム?
「ところがどっこい作れました。かなり微調整必要でしんどかったですけどね。私にかかれば不可能はあんまりありません」
ドヤっとふんぞり返るアイアス
なんか妙に引っ叩きたい笑顔である
なおこの多薬室砲
威力は通常の大口径砲程度である
「駄目じゃん!」
と怒るオオホウリ
しかしこの武器の利点は威力ではなかったのである
まず着弾速度がおかしい
撃ってから着弾まで弾が見えない
こんなもん正確に撃たれたら回避行動すらできんわ
あと当てやすい
多薬室砲のおかげなのか実弾なのにまったく弾道が落ちない
最初から最後まで一直線のレーザーみたいな武器である
「あ、でも撃つときは移動しないでね。薬室内部の爆発がずれて暴発したから」
結局欠陥品であった
んで左手に大型のシールド
両肩はご自由にどうぞとのこと
背中には2本のサブアームが搭載されていた
「他の武器使うときはこのサブアームで多薬室砲を背負ってください」
だそうだ
ガザニアの機体はスサノヲ
両手には以前自作したハンドガン
・・・ハンドガン、なのかなぁ?コレ・・・
あとはブースターを6基装備しそれを隠すように追加装甲が施されている
ゲンドゥルの機体はジークフリート
ガザニアと機体構成はほとんど変わらない
セイレーンの機体はマルファ
サイドのクラクスを幾分か軽量化している
その余剰積載に
バトルライフル・グレネードランチャー・軽機関銃(こちらはロングバレル仕様)・大型のシールド
そして背中に15連MLRSを二つ
両脚部には自動で敵を捕捉、攻撃してくれるオートガン
「さて、無事ここまで紹介を終えました」
なんか嫌な予感がするぞ
「我らがエースのエバーさんの機体がこちらになります!」
大げさすぎるわ恥ずかしい
俺の機体はジェルジオ
両肩、両背中、両脚部に追加ブースターを装備されていた
「ただの追加ブースターではありませんよ。なんと!すべてフレキシブルに可動するのです」
そして両手の武器はなんかよくわからない形状の銃である
「これが私の最高傑作。試製可変型万能狙撃銃です」
銃身は折り畳み式で状況に応じて狙撃モードとライフルモードにできる
マガジンは3つ同時に装備されており
通常弾・徹甲弾・炸薬弾が使用できる
「炸薬弾?」
「着弾後に爆発します。グレネードとかRPGとかそんな感じです。ただしこれは通常の弾丸と口径が同じなのです」
「なるほど・・・・で?これ通常弾の何倍のコストよ?」
「えっと・・・・」
そして黙る
「その・・・通常弾の600倍のお値段でして・・・」
「おいそれと使える弾丸じゃねぇだろそれ」
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結局全員で再度調整する羽目になった
「え?ゲンドゥルさんなんでOS消しちゃったの?」
「だってこのOS使いにくい」
ゲンドゥルはOSが気に入らなかった模様
「ラシャプさんはなんでコックピット分解してるのぉ!」
「レバーが固い、フットペダルの遊びも大きすぎる」
ラシャプもだいぶ弄繰り回してる
「まぁなんだ・・・他人が作った機体を使うとなれば個人の好みもあるからな」
「エバーさん・・・」
「だからなアイアス、俺の機体の追加ブースター全部作り直せ」
「ファ!」
「まず出力は及第点として完全燃焼が始まるまでの時間が遅すぎる。可動域も動きが固い。ボールジョイントじゃなくてアクチュエーター複雑系にしろ。あと装甲も増やせ、機体側にはいらんから追加ブースターを堅くしろ。ダニエルの腕部のソードもいらん。脚部は関節増やして地形に柔軟に対応できるようにしろ。それと・・・」
「もうこれイジメだぁぁぁぁぁ!」