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22世紀とVR技術とバトルウォーカーと私立宇都宮学院

21世紀末、1つの技術が開発される

フルアクセスシステムと名付けられたそれは脳神経に直接電気信号を送り頭の中でイメージするだけで端末を操作するという技術


義手や義足などの福祉用として開発されるが当然軍事技術にも使用されるようになっていった


世界各国が兵器に転用しようと躍起になる中、例外が1つ

当然日本である。日本は娯楽に利用しようと躍起になっていた

さすが日本は変態だ(褒め言葉)

VR技術との併用でまるで仮想世界が現実であるかのような体験ができた

それに伴い多くのVRゲームが運営されるようになっていった


しかし同時にフルアクセスシステムによる問題も発生していった

電子ドラッグやVR世界と現実世界の区別がつかなくなる事件が相次いで発生した

そのためVRゲームは脳神経に電気信号を送るのではなく

手足のに微弱な電気信号を送る技術に変更された。これはハーフアクセスシステムと呼称された

その世界に存在する。という感覚は希薄になるが事件率は一気に下がった


バトルウォーカーはフルアクセス時代からハーフアクセス時代の現在も続いている大規模オンラインゲームである。

バトルウォーカーと呼ばれる5メートルほどのロボットを製作しそれを操縦し戦闘や商売をするという内容なのだが、まず世界が広大である。

初期は1つの大陸と周辺の海洋だけがプレイ範囲であったがその大陸だけでもユーザーでは把握しきれないほど広いのだ。

運営が大型船を実装して記載されていない範囲までプレイヤーが探検すると別の大陸が発見された。

この運営は基本的にバージョンアップによる新実装要素などを告知しないのである。

現在は西、東、南、その周辺の島々が発見されている。


制作するバトルウォーカーもかなり凝っている

決まった形で作る必要がなくどう作るかはプレイヤーの自由である

唐傘お化けのような一本足のネタ機体もヒロイックな2足、昆虫のような多脚

車輪、履帯、ホバーなんでもござれ


武器もこれまた非常に自由度が高い

バズーカ、ライフル、ミサイル、実弾、光学

さまざまな種類を製作可能である


武器や機体の入手方法は

落ちてるものを拾う、自分で制作する、他人が制作したものを買う。である


制作を専門にプレイする者がおり、その人達に依頼するというのも有り

ただし制作には資源というアイテムが必要である。

この資源が重要なためプレイヤー同士で奪い合いが起きることは珍しくない


こんなところだろうか?ほかに説明が必要になれば追々言うことにしよう



----


閑話休題


4月1日

世間は入学式である

しかし宇都宮学院は9割が小学、中学、高校と進学するため入学式というものがないそうである

夏妃曰く


「おじい様が「めんどくさい」と言って廃止にした」


という、いいのかそれは?

とにかく私が編入するクラスは中学からの人間の集まりである。

なじめるかどうか不安がある。が、それは杞憂に終わった

思いのほか皆丁寧に接してくれた。

自分の容姿に引かれるのではないかとも思っていたのだが、周りを見るといろいろな人種がいるので特に気にされていないようだ。


授業内容も問題ない。

私立宇都宮学院と言うとかなりの名門ではあるのだが内容はそこまでレベルが高くない

なんでも学院創設者が若く優秀な人材を自分で見つけてその生徒たちが全員大成した結果名門と見られるようになったらしい。

なおその創設者は今現在も1人で世界中を放浪し人材を探し回ってるらしい、本当に人間か?

レベルはそこまで高くないと言ったが入学に必須の条件がある


「ここは日本なので日本語でしゃべること」


が条件だという


ともかく今までの生活と比べるとここは私にあってる環境と言える

学費もタダだしネ


そんなわけで学校も終わり寮に帰る

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