凄惨な精算
長く苦しい戦いだった
N K D
敵からパーツを奪い戦闘禁止に設定されている都市にやってきた
ここのNPCか他のPCとトレードすることでお金を稼ぐことができるらしい
そしてエバーさんの言葉で思考が止まることになる
「じゃあ弾薬の補充と機体の修理するか」
「え?」
「え?弾薬は消耗品だぞ?」
本日の被害
・ワーグナー
ソードオフショットガン、残弾無し
・オオホウリ
左手、中破
シールド、ほぼ大破
軽機関銃、残弾無し
・ガザニア
頭部、中破
他各部に軽微の損傷
バトルライフル、残弾無し
アサルトライフル、残弾無し
・A子、セレブリティッシュ、ネクスター
支出無し
・エバー
弾丸60発前後
・サイド
軽微の損傷
「え?セレブリティッシュさんが直してくれたんじゃないんですか?」
「機体に積まれてる修理設備だとぉ、完全に直すことはできないのよぉ」
本日3人の儲け
ランク3NPC1機
大破した頭部と胴部
中破した脚部
ランク3の腕部とミサイル×2、格闘武器、短銃身の小口径砲
結果
「か、辛うじて黒字だ・・・」
ランク1の機体修理費はそこまで痛くはなかった
しかしオオホウリの軽機関銃の弾丸が高すぎた
「弾数多くて大口径だもんなぁ・・・初期武器では地雷扱いする人もいる武器だし」
「知ってるなら最初から教えてくださいよ・・・」
「いや、何事も経験あるのみかなぁと思って」
「そ、そっちの精算と合わせてくれないんですかね?」
「寄生プレイは良くないよね。がんばってランク上げていこうか」
39機分の収入は2人占めのようだ
「あ、あの・・・・あの~・・・」
「39機分と言ってもこっち側のランクになると弾丸数発分にしかならんからな。こっちも赤字なんだから頑張ってくれ」
「・・・・はい」
「お、お願いします。話を聞いてください」
どこからか声が聞こえるな~
目の前に小柄の少女がいるんだけど気のせいだろうな~
「巻き込んでしまったことは謝りますからぁ!お願いします私の修理費も分けてください!」
アイアスと表示されている少女が困った顔をして懇願してくる
「お願いします。恵んでください、なんでもしますから」
「ん?」
「今?」
「何でもするっていいましたネ?」
そしてアイアスと言う少女が仲間になりこの世界に新参4人組が爆誕したのである
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で、アイアスの支出はどうなってるのか
・アイアス
頭部、大破
胴部、小破
腕部、全壊
脚部、小破
装備していた武装、腕部全壊の際に喪失
「大赤字じゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!」