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覚醒のゴウダ君

ほしのそら

こいびとたちが

かたりあう


「・・・うん、及第点ね。悠君座ってよし」


現在授業中

来週はクリスマスで冬休み


「なのでなんか五七五でカップルっぽいの作れ」


と、このミカガリという先生が言い出した

とりあえず机のタッチパネルに最初の文を書いたわけである


「お前30秒も経ってないのに思いついたの?」


と、ゴウダに聞かれる


「だいぶ安直だけどね」

「あれか?今噂の忰田先輩を思い浮かべながら書いたのか?」


噂?


「わからんのか?(重低音ボイス)。森口悠と忰田洋子は交際してるのではないか?って噂が立ってるんだよチクショウコノヤロウバカヤロウ」


普通そこは夏妃が噂になるのではないか?


「今のところそんな事にはなってないな」

「おぉ心の友よ。ならば俺に忰田先輩を紹介しておくれ」

「自分で声かければいいじゃん?」

「バッカおめぇ、仲良しなお前が俺を紹介することによって始まりから好印象を得られる作戦ですよ?」


そういう作戦は感心しないなぁ

例えるならそれは人力飛行機で飛ぶようなもんだ

漕ぎ続ければ水平を維持できるが少しでも緩めれば一気に墜落する

さらに上昇するには並大抵な努力では上がれない

恋愛したいなら誠実にがっつかずに行った方がいいもんだよ?


「ゴウダ!私語は慎め!」

「すいまっせん!」

「余裕あるみたいだしお前を見せてみろ!」


手前の電子掲示板にゴウダの画面が移される


しょうがくせい

おまえがママに

なるんだよ


「・・・・・」


黙るゴウダ


「・・・・・・」


凍りつく教室


「・・・・・」


絶句するミカガリ先生

まぁ、あれだ。五七五じゃないからセーフだよ


「・・・ゴウダ君」

「・・・はい」

「この授業終わったら職員室来なさい」

「はい・・・」


よし、午前の授業が終わったから帰ろう




--------




寮に帰ってくると夏妃がダイニングでゴロゴロしていた、制服のままで


「おかえりんこ」

「ただいまn・・・・おっとあぶない」

「引っかからなかったか」


何言わせとんねんコイツ


「制服グシャグシャになるぞ?」

「今着てるの夕方クリーニングに出すから問題ないのよ~」


ゴロゴロしながら言う

あと他のメンツは外出したようだ


「悠君~暇なのよ~」

「一緒に出掛ければよかったじゃん?」

「歩く気分じゃないの~」

「バトルウォーカーすればいいじゃん?」

「機体がまだ出来上がってない~」


わがままな


「歩兵でプレイしてみれば?」

「でもあれ生身だから致命傷=死亡=12時間プレイ不可なのよ?リスク大きいじゃない?」


要するにまた死にたくはないと




--------




「汚物は消毒よ~!ヒャッハー!」


そのクセにこのノリの良さである

この台詞の元ネタは銃から火を噴いていたが今使っている武器は違う

銃口に発火装置が付いていて可燃性液体を吐き出すというリアルすぎるエゲツない武器だ

なおBWには微々たるスリップダメージしか与えられない模様


「あと何があるのかしら?」


嬉々として様々な武器を物色するセイレーン


「お!見て見てエバー。ドヤ顔ダブル機関銃!」


むしろそれは魂〇羅ではなかろうか


「BWに致命打を与えられる武器はないかしら?」


そんな都合のいい武器が


「これRPGかな?あ、ステータスに装甲貫通効果あるわよ!」


あるんだ


「あとグレネードと~ロケットランチャーと~マチェットも持っていこう」


何をする気ですか?


「 \デェェェェェェェン/」


そしてこのコマ〇ドーである





------





ひとしきり武器を試し撃ちをしていたらもう夜である

なんか疲れたのでもう寝よう

ベットに寝転がると同時にスマホにメールが届いた


「悠君、人生とは何が起こるのかわからないものだね」


ゴウダからだった


「不詳、このゴウダ。本日より。ミカガリ先生と。交際&同居することになりました!」


あれからどうしてそうなった~!!

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