朝駆け
「夏妃さん・・・・」
「おはよう、悠君」
そうだね、挨拶は大事だね
でもそこじゃないんだよ問題は
「何で俺の布団に入ってきてるんですかね」
「アタシを無視しないでおくれ！」
そして今気が付いたが俺の後ろに洋子が寝ていた
「昨日の夜は洋子の部屋で本を読んでたのよ」
うん
「そのまま夜も更けてきて部屋に帰るのが面倒になってね」
はいはい
「そのまま洋子と一緒の布団で寝てたの」
仲良しだね
「それでお互いじゃれあってて」
ほほえましいね
「お互いの足を絡めあったらちょっと気持ちよかったのよ」
うん？
「そこで2人はテキィーンと閃きました」
あ～・・・・
「2人で気持ちいいなら悠君混ぜて3人で絡まればもっと気持ちいいんじゃないかって」
「帰ってくれます？」
美女にそういうことされるのはうれしいよ？むしろやってほしいよ？
でもね、青少年としてはもう我慢できなくなるんだよこういうの
「はいはいここら辺で終わろうな、今日は昼からみんなでバトルウォーカーする予定だろ？」
「そうだったわ。洋子が言ってくれなかったら最後までイッてたところだったわ」
助かった
「今日の昼から？何かあんの？」
今日は日曜だが特に予定は入れてないが
「そうよ、今日の7時から10時までメンテ入るの」
それはまさか？
「以前告知があった10月の新バージョンに違いないわ」
やたらハイなのはこれが原因か
とりあえず落ち着きを取り戻し歯磨き・洗顔・朝食を済ませる
あとは10時までゆっくりと過ごす
そして夏妃は常にソワソワしていた
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10時になると予告通りにメンテナンスは終わり全員でログインをする
ログインと同時に違和感を感じる
腰の右側にホルスターが付いていた
なるほど、歩兵実装と書いてたから拳銃が実装されたのか
「おい、町と外のエリア変更点がなくなってるぞ！」
サイドが叫ぶ、嬉々として
「街角にレンタルバイクっていうのがある、BWに乗らなくても外に出れる？」
ネクスターが呟く、目を輝かせて
「制作レシピ図が100倍近く増えてる、コンプできるのかなぁ・・・」
Ａ子はあまりの情報量に目を回している
「私は何をしようかしらぁ？」
セレブリティッシュはいつも通り
10月中旬、このアップデートにより追加された膨大な要素によりバトルウォーカーのすべての有志攻略サイトで大規模編集が発生することになる
