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ルーキー

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バトルウォーカーにようこそ

これよりあなたはこの世界で生きていく権利が与えられます

初期機体を決めます

以下の質問に答えてください


---


貴方は今戦場にいます。頭には何を付けていますか?


・夜間戦闘用のゴーグル

→・遠くまで見通せるスコープ

・識別が容易なヘルメット


---


貴方が好むエンブレムは?


・純白のペガサス

・燃え盛る不死鳥

→・漆黒のドラゴン


---


貴方が思う力とは?


→・敵を倒す力

・仲間を守る力

・攻撃をやり過ごす力


---


3つの乗り物。貴方はどれを選ぶ?


→・速度の出るジープ

・小回りの利くバイク

・乗り手を守る装甲車


---


装甲を貫く銃砲、決して壊れぬ盾、貴方はどちらを選ぶ?


・装甲を貫く銃砲

・決して壊れぬ盾

→・どちらも選ばない


---


目の前の大軍を相手に貴方は何を手に持っている?


・まとめて倒す爆弾

・一撃必殺のライフル

→・大量の弾丸


---


貴方は今どこにいる?


→・緑豊かな平原

・過酷な荒野

・発展した都市


---


以上で質問を終了します

次にコクピットの制作を始めます


ソロスティックタイプとツインスティックタイプがあります

→・ソロスティックタイプは片手がスティック、反対に別の操作パーツを使います

・ツインスティックタイプは両手でスティックを使用します


ソロスティックタイプが選択されました



同時使用する操作パーツを選択してください

・キーボードタイプは複雑な操作が可能ですが難易度が高いです

→・マウスタイプは簡易的な操作が可能ですが細かな動きには向いていません


コクピットの制作が完了しました


コクピットの操作系は今後ゲーム内通貨により変更、拡張が可能です


以上で機体制作を終了します

貴方の戦いに幸運があらんことを




-log in-




キャラ制作が終わると私は広い草原を見ていた

後方には高い崖、その先には広い海

すぐ横には自分が作ったであろうグレー一色の機体、大きさは5メートルほどか

何か行動するたびに注釈で説明が入る

少々邪魔くさいがこういうのが無ければ基本操作もままならないので仕方ない

説明に従い自分の機体に乗り込む

説明に従い機体操作を覚えていく

説明に従いNPCとの戦闘をしていく

そうしてチュートリアルが終わり自由に行動を始める

しかしその時私は興奮して視野が狭かったようだ

突然通信が聞こえる


「おいオマエ!そこの初期機体!オマエだ!逃げろ!」


後で知ったことだがゲームの出発地点は非対人エリアで私は勢い余って対人可能エリアに入ってしまっていたらしい

さらに運の悪いことにこの時敵対勢力がこのエリアに進行して無差別に略奪を行っていたとのこと

訳の分からないまま赤黒い機体に殴られて私の機体は倒れてしまった


「オマエみたいな雑魚でも得点だ、悪く思え!」


ゲーム開始10分でいきなり撃墜されるのか

そう思った瞬間


「いい囮だ、助かる」


誰かがそう言った瞬間赤黒い機体は胴体側面に1つの穴が開く

その射線上には黒い機体がいた


「この時期に素人か?珍しいな?」


とても重そうな機体に巨大な棍棒を持った機体から女性の声が聞こえる


「まぁいいや、巻き込んで悪かったな」

「い、いえ。よくわからかったものでこちらこそ迷惑を」


この2機はコンビだろうか

ちょうどいい、これだけ強い人ならこのゲームのことも詳しいだろう


「あの・・・迷惑かけておいて厚かましいのは承知なんですが・・・」

「いいぜ、色々教えてやるよ」


早いよ!まだ本題に入ってないのに承諾しちゃったよ


「大丈夫だ、アタシは物事を教えるのには慣れてっから」

「俺は別にかまわないよ」


話が早いのは助かるけどこうもお互い安く信用しちゃって大丈夫だろうか?

ゲーム内だから別にいいか、現実だったら絶対怪しいけど

そんなわけでこの2人、今日1日自分のプレイに付き合ってくれることになったのである

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