希望
「お兄ちゃん!全力で跳んで!早く!」
「おうっ!」
理由は聞かないけど跳ぶ
なんか嫌な予感がしたから
すれ違って無数の砲弾がさっきまでいた場所に落ちていく
「なんっだありゃぁ?」
「推定口径90ミリ、榴弾。どこの誰?こんなことするのは!」
「俺だよ!」
自分よりはるか上空にBWが見える
「何あの品のない下品で汚い色のトゲトゲの中二臭いまともに勉強してなさそうな言葉の汚い奴?」
「酷いなお前・・・」
「このセンスがわかんねぇとか目ぇ腐ってんのかクソガキ!」
どうやらクリスの発言が気に入らなかったらしい
「待たせたなJ6!お前に勝つためにずっとバトルウォーカー一筋だったんだぜぇ!」
誰だよ
「クリス・・・・誰?」
「危ない幻覚でも見てんのかな?」
「幻覚じゃねぇし!畜生てめぇ覚えてねぇのか!俺だよ!昔てめぇと引き分けに持ち込んだPHANTOMだよ!」
知らねぇよ!
クリスは興味なさそうだったがトラブルを避けるためか調べ始めた
「雑魚相手とは言え昔と変わらねぇ動き!」
あ、なんか人違いしてるぞコイツ
「はいはいちょっと勘違いしてるから説明させてね」
クリスが会話に割って入る
「私達はJ6の弟子でJ6じゃないですよ」
「は?」
おい!
コイツ面倒になって適当なこと言いだしたぞ
「J6はあとから来るからとりあえず手伝って」
「・・・・・」
これ嘘でしたってバレたらやばいんじゃないか?
「・・・・どれくらいで来る?」
「知らない。でも来るまでは戦いは終わらない。絶対に」
相手さんなんか声震えてますよ?大丈夫?
「ハッ!HAHAHAHAHA!やってやろうじゃねぇか!俺がアイツよりも強いって判らせてやるよ!」
「あっおい!」
変な奴は敵の中に突撃していった
「情緒不安定?」
「J6に会えるのが嬉しいんじゃない?」
だからJ6って誰だよ!
「誰だかわかんねぇけど俺は巻き込まれたくねぇなぁこれ以上なぁ・・・」
「とりあえずあの変な奴にここは任せとこうよ」
まぁそれでいいか
実際強いし
突撃した変な奴は文句なしに強かった
あんな強い奴は・・・
「なんだろう・・・エバーさんを思い出す」
「少なくとも希望が1個増えたね」
希望が一個増えた・・・ね
「あとどれくらい希望が増えれば勝てるのかねぇ?」
「数じゃなくて質かな?」
希望に質とかあるのかよ
「あるよ、アイアスが間に合えばこっちの勝ち」
そして
3人は間に合った
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撃ち殺そうと思った雑魚が眼前で撃ち殺される
次に狙ったやつも自分より早く撃たれる
自分より早く
自分より先に
自分より1歩上をいく
「今度こそ間違いねぇ!てめぇだろ!J6!」
「え?・・・・誰?」
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「J6って遥君のことじゃない?」
「いや知らん・・・」
ほんとに知らん
「いいや今度こそ間違いねぇ。お前が日本サーバの№6だろ!」
「おまえよくもそんな古いこと覚えてるなぁ・・・・」
夏妃は何も話さない
というかなんか唖然としてる
「ちょっとそこの2機!」
そういえばバレットナンバーズ時代にアメリカ側と戦ったことがあったか?
「ん?・・・・ファントムとか?」
「覚えてんじゃねぇか!」
「あの・・・遥君?」
思い出したわ
昔こいつと戦ったような気がする
すんごい強くて全然決着つかんかった
最後には他の仲間がボロクソにされてて逃げた記憶
「あぁ!懐かしいな!お前まだやってたのか!」
「やってたよ!お前を倒すために!他の奴等は皆飽きて辞めていったから今じゃボッチだよ!」
あれから海外鯖侵攻とかしてねぇもんな日本鯖
「遥君、遥君!」
「え?あ!ごめん聞こえてなかった」
思い出にふけっていると夏妃が何度も呼んでいることに気が付く
「いや、もう何もないんだけど・・・」
「え?」
気が付けば周囲の雑魚は全滅していた
「あれ?」
「誰が倒しやがった?」
俺とファントムが首をかしげる
「いや・・・2人だけど・・・」
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クリスとガザニアは空を眺めていた
「あんなのありかよ・・・」
「あの2人って人間なのかな?」
他のプレイヤーは唖然としていた
アイアスは計画どうりと嗤っていた
そしてアイアスが告げる
「クリス、次がどう来るか予想できるでしょ?」
「量より質?」
正解
どんなに量が多くてもあんな化け物2人じゃ時間稼ぎにもならない
なら次は極めて倒しにくくデータ量が膨大な奴を投入してくる
そして予想どうりに巨大な敵が現れる
そして
「そうそう、こういうのがどんどん現れてくれなきゃね・・・」
全てはアイアスの思うままに展開が進む
思うがままに書いてたら内容がグチャグチャになってきました
完結したらリメイクでもしようかな?