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昼下がりの来訪者

6月も中旬の快晴の昼下がり

午前の授業を終え昼食時


以前も言ったが同じ寮に住む5人は料理を作れない

朝食と夕食は宇都宮家の専属シェフの料理を運んできてくれる(夏妃の希望でたまに例外がある)

では昼食はどうしてるのか?と疑問に思ったのだ

正直関わるんじゃなかったデス

御門は常にカロ〇ーメ〇ト

奈々子は常に学食の蕎麦(かけ蕎麦だったりざる蕎麦だったり)

亜子はなんかよくわかんないサプリメント

洋子はペットボトル飲料だけ

夏妃に至っては食わない

これはいかんと思い自分の分含め6人分の弁当を作り渡してやったのだ

ただの気まぐれと心配からそんなおせっかいをしたのだが5人とも味を占めてしまった

授業のある平日は毎日弁当を作ってやるハメになったのだ

まぁちゃんとお金いただきますがね




話を戻そう


教室で弁当を食おうと思ったらスマホにメールが来てることに気が付いた

相手が夏妃で少し不安になる


-さっきから電話してるんだけど見てくれてないのかな?-






-ね。-




-ねぇ。-





























































-でんわ でろ-


うん。そもそも電話なんて一回も来てませんし


「もしもし」

「あら?メール見てくれたかしら?」

「元ネタ知らん人だったら絶対怖くて逃げてますよ?」

「でも悠君は元ネタ知ってそうだし、だからこそ電話をかけてきたんでしょ?」


うん、図星だ


「で?何の用ですか?」

「屋上に来なさい。お弁当持参でね」


そんなわけで屋上で皆で食事をとることになりました

洋子はさっさと食って本を読んでいる

タイトルは-ステパンチコヴォ村とその住人-

すごい難しそうな本だった

亜子・奈々子・御門は3人で固まっている

奈々子が御門を抱きしめ亜子が2人を膝枕していた

何あれ凄い羨ましい

あんまり気にしなかったけどあの3人ってどんな関係なんだろう

よく3人でイチャイチャしてるんだよね


「亜子と奈々子は義理の姉妹よ。それで御門は亜子の婚約者」


ナチュラルに心を読むのはやめていただきたいです夏妃さん


「これも私の悠君に対する愛の深さゆえよ。悠君の考えてることならなんだってわかるんだから」


なるほど、では明日の弁当は無しでいいですかね


「なるほど明日の悠君のお弁当は私という事ね。」

「読めてるのか読めてないのかよくわかんない返答ですよそれは」


あとそれは性的な意味ですよね。ガチだったらサイコパスすぎるんですが

そう言って夏妃は俺を後ろから抱きしめながら弁当を食べている

この人華奢な外見に似合わず結構力があるのだ

一度捕まれば最後、離してくれるまで逃げられない

なので諦めて自分も弁当を食う

食事も終わり午後の授業をどうするか悩む

この学園午前の授業は絶対受けなければいけないのだが午後は自由なのだ

定期的に行われるテストの結果が合格ラインなら誰からも文句は言われない

まぁ午後の授業もテスト範囲なので普通なら受けたほうがいい

一部の秀才・天才レベルな奴らはとっとと帰宅していたりする

自分で言うのも如何なものかと思うが俺は秀才のようだ。テストは余裕で合格ラインで全く問題ない

目の前の5人も当然秀才

あ、訂正。洋子は規格外

この人高等科入学から今まで全教科満点を出し続けてる化け物である

まぁそんなわけで


「午後は屋上でみんなゴロゴロしましょう」


と夏妃が言うと屋上に誰かがやってきた


「見つけましたよ宇都宮さん」


黒縁メガネでキリッとした人だ。たしか生徒会長だっけ?


「何か用かしら会長さん?」

「用があるから来ました」


そりゃそうだ

話の内容は8月に行われる文化祭についてだ

この学園の文化祭では生徒が部活動ごとに様々な店を出しその儲けが部費の一部になるとのこと

そのため各部員は必死になって出展内容を考える

なお例外もあり出店しない部もある

例えば将棋同好会とか。エアギター同好会とか。パントマイム同好会とか。

機械工学検証部とか

だってここの部費、夏妃の爺さんが全部金出してくれてるし

では会長殿は何のために来たのか


「お願いします悠君を貸してくだ・・・」

「ダメよ」


せめて話は最後まで聞いてあげようよ


「なんで自分の婚約者を他人に貸さないといけないのかしら?ハッ・・・まさか悠君に乱暴する気でしょう?エロ同人みたいに!」


私はノンケです。安心して・・・俺が安心できねぇ


「それでなんで悠君が必要なのかしら?」

「かなりの料理上手と聞きました、なので是非当日のメニューを考えていただきたい」


まぁ考えるだけなら

なんでも生徒会は今回屋台を出す場所が無いそうだ

なので今年はお菓子などをカートで引っ張りながら学園中で移動販売をするらしい

俺にそのメニューを考える手伝いをお願いしたいとのこと


「良し!悠君!生徒会室に行って話し合いしてきなさい」


決断速いよ、絶対この人何か考えてる



------



生徒会の屋台は過去2年文化祭の話題になった

女性の店員の服がエロいのだ

一言で表すなら童貞を殺す服

そして超ミニスカで生足

女ながらも私もこっそり写メ撮っちゃうほどにハッスルしたものです


「会長さん会長さん、お願いがあるのだけどよろしいかしら?」

「なんでしょうか夏妃さん」

「今年も例の服なんでしょう?」

「当然ですな」

「じゃあ悠君のサイズで一着作ってくれないかしら?お尻が見えるほどの超ミニで」

「彼は確かに中性的で美しいと思いますがさすがに需要がないかと思いますが?」

「需要ならあるわ、今この屋上に2名」


離れた場所でステパンチコヴォ村とその住人を読んでる女は我関せずな反応をしているが私は見逃さない

ちゃんとこっちの話を聞いているのだ

悠君のサイズで~と言ったときにちゃんとピクリと反応していたんだから


「つまり交渉成立と?」

「作っていただけるのなら」


こうして文化祭の夜の楽しみができた

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