迎えにきました
約束通り更新します。
ここから先は日常を少しずつですが割愛していくことがあります。
明日も更新します(*´∀`)♪
<フィオナサイド>
「ふん、ふふ、ふーん♪」
お風呂って本当に気持ちいいわね、思わず鼻唄を歌っちゃいます
【ご機嫌じゃのぉ、前回逆上せておった癖に】
「ちょ、それは初めてだったから・・・・もう!」
【ふっふっふっふ、それにしても本当に気持ちいいのぉ】
「肌もスベスベで綺麗になるし、ここは天国のようね」
ご飯も美味しいし、飲み物は冷たいし、布団はふかふか
夢みたいな生活だわ
ここで、少し和弘さんの情報を集めましょう
私はお風呂から上がる
【ふむ、お主は中々スタイルがいいのぉ】
「そうかなぁ」
大きなおっぱいに括れた腰、しなやかで健康的な足
【これなら和弘もイチコロじゃよ】
「え!和弘さんが?私を?えへへへ」
・妄想・
「フィオナ、可愛いよ」
「か、和弘さん・・・」
「君に逢いたかった、もう我慢出来ない」
「私も和弘さんに逢いたかったの!激しく抱いて!」
「ああ!フィオナ!」
「和弘さぁん!」
【おーい、フィオナー、戻っておいでぇ】
「いやん、和弘さん!そんなところ・・あん!」
【思いっきり頭の中がピンク色じゃ・・・・】
フィオナは腰をくねくねしながら悶えていた
・
・
・
「・・・」
な、何をしてたのかしら、とても恥ずかしいわ
【まさか妾の一言であそこまで妄想するとわ】
「い、いわないでぇ」
私は顔を真っ赤にしていた
「きょ、今日はもう寝ましょう、明日は情報収拾します」
いくら妄想しても逢えなければ意味がないのよ
早く彼に逢っていっぱい抱いてもらおう
抱いて・・貰う・・・・いやん
私は悶えながら眠りについた
<和弘サイド>
『ご馳走さまでした』
「メソのスープとお米って合うのですね」
「おにぎりの魚美味しかったニャ」
「このおにぎりは他のおかずを入れても美味しいかもしれませんね」
「お!サリー、いいところに気付いたな、そうだよおにぎりは中に色んな具を入れても美味しいんだよ、複数作ると中に何が入ってるか楽しみながら食べることが出来るんだよ」
たらこ、ツナマヨ、おかか、こんぶ、さすがに無いよな・・・・
いや、米があるだけでもいいんだ、贅沢は言ってはいかん
「さて、着いて早々悪いけど、明日からミスティさんを迎えに行くから3日4日出掛けるぞ、今日はゆっくり寝て明日の朝一に出発だ」
『はい(あい)(はぁい)(うん)』
俺達は食器を片付け全員で風呂に入った
きっちり全員に襲われました・・・・
・
・
・
次の日の朝
俺達は王都を出た、ミュリアの住んでいた村へ向かって
そして今現在俺は御者をしている
「ウィンとボルは本当に凄いな、こんな重い馬車を引っ張って何日も走ってくれるからな、普通の馬なら1日でバテてるぞ、俺の馬になってくれて有り難うな」
俺はウィンとボルを労った
『ヒヒーン』
ウィンとボルは嬉しそうに嘶く
俺は微笑みながら思考する
それは今後の予定だ
ミスティさんはサリー、アンナと同じメイドになってもらおう
問題は人族だな・・・・
俺が居なくなった後、勇者が召喚されたらしいが、そいつが魔王を倒してくれるなら万々歳だが、こちらに牙を剥いた時が厄介だな
アイラはいいが、メイラがネックだ・・・・う~ん、嫌な予感がするな
まあ、今は深く考えても仕方がないか、取り合えず目先の事を考えよう
「ん?」
「和弘様」
「ご主人様」
「おにぃちゃん」
「皆気付いたか」
「はい、ここから暫く進んだ所に4名程います」
「あい」
「多分人族じゃないかな」
やっぱり俺のパーティは死角がないな
「俺の神眼では4名の獣人族だ、全員男で鎧を着ている、妙だな」
「気配は人族なんですけど」
「なるほど、獣人に変装している可能性か」
「でもなんで変装してまで来るのかな?」
「偵察かニャ?」
「だろうな、仮に変装してたとしても俺が見破ることが出来るから心配はない、取り合えず接触しよう、怪しい奴を態々国へ入れる必要はないからな」
「はい(あい)(うん)」
俺達はそのまま進むことにした
暫く進むとこちらに向かって歩いてくる集団が見えてきた
俺は小さく喋る
「接触は俺がする、ミュリアとリリアーナはサリーとアンナを守ってくれ、シェリルは周囲の警戒を頼む」
こくり
全員が無言で頷く
「止まれ!」
ほぅ、いきなりの命令からきたか
言われた通りに馬車を止めた
「何か様ですか?」
「うむ、我らは王の命令で国の辺境を調査しておったのだが道に迷ってしまってな、王都までの道を教えてくれ」
俺は相手を鑑定した、やはり人族だった、どうやら隠者の腕輪を装備しているようだ
「人族が獣人国の王都に何の様ですか?」
俺は早速だが聞いてみた
「なっ!ふ、ふざけるな!俺達は獣人国の兵士だそ!適当な事言っていると牢屋にぶちこむぞ!」
「ではその隠者の腕輪はなんですか?」
「うっ!」
「そもそも何しに来た?」
俺は口調を変える
「・・・」
「お前らの主はメイラか?」
「!!!」
「なるほどな、紛れ込んで情報収拾と内部からの破壊が目的ってところか」
「き、貴様何者だ!」
「名乗る訳ないだろ」
「くっ!ばれてしまってはしょうがない、貴様を殺して後ろの女達に体で聞くとしよう」
メイラの兵士らしき者たちは武器を構えた
俺は次元収納からフランベルジュを取り出した
自分とほぼ同じの大剣を軽々と持ち上げる
「う、な、なんてデカい剣だ・・・」
「ひ、怯むな、ど、どうせハッタリだ!」
「いや待て、たしか大剣を自由に振り回冒険者が最近いると聞いだぞ」
「それは俺達の国で人族だったはずだ」
「それが、その男は最近国を出て獣人国に向かったと噂されている」
「でもそれは人族だろ?あいつはどう見ても獣人だ!」
「しかし俺達の腕輪に気づいていやがった、もしかしたら同じ様に変装しているのかもしれん」
「はん!そんなの信じれるか!」
兵士の一人が俺に向かってくる、そして槍で俺の心臓を狙う、少し右前方に避けつつそのまま剣を切り払う
ズバン!
ゴトリ
男の首が体から落ちた、その目は驚きの表情のままだった
「ひ!や、やっぱり本物じゃないか」
「ま、まってくれ」
「お、俺達はメイラ様の命に従っただけだ」
「だが国を潰しに来たんだろ?悪いが何を言おうが見逃すつもりはない、この国は俺の友が治めているんだ」
俺は体から殺気を放つ
「ひ、ひぃぃぃぃぃ」
「スピンドライブ!」
俺は2人を真っ二つに切り裂いた
「こ、これが戦鬼神なのか・・・」
最後の一人は恐怖を通り越して唖然としていた
「お前は生かしてやる」
「へ・・・」
「ただしメイラに伝えておけ」
「は、はい!」
「この国に手を出すなら容赦はしない、俺のすべてを使ってでも潰す」
「わ、わかりました」
「いけ」
男は一目散に逃げ出した
これでメイラの矛先は俺の方に向くだろう、我ながら安い挑発をしたものだ
だがこれでいい
「さて行こうか」
・
・
・
ミュリアの村に到着した
馬車を入り口に待機させ俺達は村に入っていった
「早速だけどミュリアの家に行こう」
「あい!」
俺達はミュリアの家に向かう
ミスティさんは外で洗濯物を干していた
しかしその表情は寂しそうだった
「お母さん!」
ミュリアの声に気づく
「ミュリア?・・・はっ!和弘さん!」
ん?ミスティさん明らかにミュリアを見た時よりもいい笑顔してないか?
彼女は駆け足でこちらに近づいてきた
「こんにちは、ミスティさん」
「こんにちは、急にどうされたのですか?いえ、そんなことよりどうぞ家にいらしてください」
「はい」
俺達は家に案内された
彼女が皆に飲み物を出す
俺は一口飲み
「約束通り、貴女を迎えにきました」
「ニャ?」
お、ミスティさんのニャもかわいいぞ
「お母さん、これからは一緒に住めるニャ」
「ニャ?」
彼女はぽけ~っとしていた
「ミスティさん?」
「はっ!え~っと、私を和弘さんの傍に置いてくれるってことですよね?」
ん?なんか若干意味合いが違うきがするが、まあ厳密には間違いないか
「そうなりますね」
「はい!行きます!」
うぉ!即答!
てかミスティさんめっちゃ幸せそうなんだけど
何か余計なフラグを立ててしまったかもしれない・・・
「では、準備をしてほしいのですが、確か引き継いだお店がありましたよね?」
「はい、このお店は村の村長に任せれば問題ないと思います、この家も思い出が多いのですが、丁度近所に新婚の夫婦がおりますのでその方達に譲ろうと思います」
「じゃあ、数日滞在して一緒に準備をしましょう」
「はい!有難うございます!」
「お母さん良かったニャ」
「ええ」
俺達は数日滞在し後処理を手伝った
ちょっとだけ話が進みましたね
あっ!フィオナのキャラが・・・まいっか
明日は閑話を入れます
主なりに頑張ったので楽しんで頂けると幸いです。




