表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/86

さらば王都

いつもありがとうございます


ついに王都を出ます


ここからは道中の旅をお楽しみ下さい

「ただいま」


「おかえりなさいませ」

シェリルが出迎えてくれた


「準備はどんな感じだ?」


「先程追加の分も購入しました」

机に大量の飲み物や食べ物が置いてあった


「ご苦労様」

俺は全てを次元収納に入れる


「和弘様の方はどでしたか?」


「とりあえず報酬は貰ったよ、しかし奴隷にされそうになった」


「え?本当ですか?」


「ああ」

俺は隸属の腕輪を見せた


「これは隸属の腕輪といってはめると奴隷の様に言うこと聞かなくてはならなくなる、それも報酬と偽って渡された」


「そうてしたか・・」


「もうこの国に用はないな」


「そうですね」


「そういえば皆は?」


「ミュリアはウィンとボルに餌をあげています、サリーとアンナは部屋の掃除、リリアーナは馬車の準備をしています」


「そうか!じゃあそろそろ出発出来そうだな」


「はい!」

「よし!皆集まったな、これからこの国を出て獣人の国へ向かう、もうこの国には戻るつもりはない、今更で悪いがもう一度確認させてくれ、俺に付いてきてくれるか?」


「もちろんです」

「付いていくニャ」

「勿論です」

「もちろん付いていくわぁ」

「うん、付いていく!」


「有り難う、長い旅になるが一緒に頑張っていこう!」


「はい(あい)(はぁい)(うん)」

皆を馬車に乗せた


「さて、やれるかどうか見物だな」

俺は家に向かって手をかざし次元収納を念じる

すると家がみるみる吸い込まれていった


「おお!成功した!」

これで住む家に困らないな、あっちでは土地さえあればいける

俺は大満足で御者席に座った


「さあ!出発だ!はっ!」

馬車を走らせ、門に向かう


「やあ、カズヒロ殿ではないですか、クエストですか?」

門番が話しかける


「ええ、ちょっと長旅になります」


「お気をつけて」

門番は敬礼をし、見送ってくれた


さらば王都

王都を出てから100km以上離れた街道を走っている

馬が強靭な為、疲れ知らずで走れているからだ


「こうやって手綱を握り扱うんだ」


「はい!」

俺は今シェリルに御者を教えていた

口頭で教えているのだが、実は俺の天職スキルで既に全員を御者にしている、だから軽い説明と見せるだけで覚えることが出来るのだ


この天職スキルは自分の持っている職業を他人にも与える事ができる、例えば俺に楽器が使えれば音楽家の職業が手に入る、それを他人与えれば説明と見せるだけで1人前にする事が出来るのだ

俺が色んな職業を持っているほど仲間の職業も充実するのだ

このチートは結構ヤバいと思う


「和弘様の説明はわかりやすいです」

それはシェリルが既に御者を持ってるからだよ


「これで私も和弘様に代わって御者を出来ます!」

シェリルは嬉しそうに言ってきた

そんな優しい彼女の肩を抱いた


「あっ、和弘様」

シェリルはほんのり顔を赤くしていた


「ん、どうした?」


「いえ、あの・・幸せです・・」


「俺もだよ、皆に出会えて良かった、心からそう思う」

俺とシェリルは暫くイチャイチャした

このあと、全員に御者を教えた、今後は交代でやっていくことになる

俺はいま御者をシェリルに任せてソファーで寛いでいる、ちなみに他のメンバーも寛ぎ中だ

さて、ここ最近ステータスを見ていなかったから確認しておこうか


名前:カズヒロ・カミシロ

LV :70

種族:人族

年齢:17

性別:男

職業:武闘家

腕力:800

体力:800

速さ:800

魔力:800

幸運:800

固有スキル:天職、神眼、次元収納、創造、????

スキル:剣9、体術9、槍6、弓5、短剣4、水魔法7

称号:女神に愛されし者、盗賊狩り、なでなでマスター、ドラゴンキラー、魔物の厄災

獲得職業:剣士、狩人、武闘家、復讐者、魔法使い、料理人、御者、????

ランク: SS

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア、リリアーナ


おお!いつの間にか魔王に匹敵するステータスになってるぞ

あと職業に御者が増えてるな、相変わらず????は解らないか

あれ?称号も増えてるな


<ドラゴンキラー>

ドラゴンを単身で討伐した証、ドラゴンに対して全能力1.5倍補正


<魔物の厄災>

魔物との乱戦時に全能力1.2倍の補正


次ドラゴンンと戦うようなことがあったらもう少し楽かもしれないな

あと魔王と戦う時も大量の魔物と戦うことになるからこの称号もかなり使えるな


次はシェリルか


名前:シェリル

LV :68

種族:兎人族

年齢:15

性別:女

職業:狩人

腕力:301

体力:610

速さ:670

魔力:70

幸運:69

固有スキル:超聴力、俊足、気配察知

スキル:弓8、短剣5

称号:奴隷、ご主人様大好きっ娘

獲得職業:御者

ランク: SS

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア、リリアーナ


パーティーを組んでるからシェリルもレベルが上がっているな

よし、ちゃんと御者を獲得しているな


次はミュリアだ


名前:ミュリア

LV :57

種族:猫人族

年齢:16

性別:女

職業:剣士

腕力:510

体力:500

速さ:640

魔力:57

幸運:57

固有スキル:夜目、双剣術、俊足、気配察知

スキル:剣8、短剣5

称号:奴隷、ご主人様大好きっ娘

獲得職業:御者

ランク: SS

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア、リリアーナ


ミュリアも同様だな

ちなみに2人には虚偽の腕輪はすでに外させている、なぜなら次は獣人の国だからだ

だから腕輪はサリーとアンナに使わせるつもりだ


最後はリリアーナだな


名前:リリアーナ

LV :42

種族:魔族

年齢:13

性別:女

職業:魔法使い

腕力:42

体力:360

速さ:94

魔力:520

幸運:42

固有スキル:魔眼、詠唱破棄、幻覚魔法

スキル:杖1、弓1、短剣1、水魔法3、火魔法3、風魔法3、土魔法3

称号:奴隷、おにぃちゃん大好きっ娘

獲得職業:御者

ランク: SS

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア、リリアーナ


おお!一度も戦闘してないのに倍近く上がっているぞ

リリアーナには獣人国に入ったら種族の変更をお願いしないとな

あと、戦闘能力も確認しておかないと


サリーとアンナはメイドの為ステータスは一般人と変わらない

特に鍛えるつもりもない


よし!こんなもんか、皆ずいぶん強くなったな

俺はルーティを一口飲む

冷えたお酒が体中に染みわたらせる

さあ、これからどうするか、先ずは獣人の国へ行く、途中でシェリルやミュリアの故郷にも連れて行ってやりたいな

2人とも口には出さないが気になっているだろう

ふと外を見ると空は暗くなりかけていた


「シェリル今日はこれくらいにしようか」


「あっ、はいわかりました」

シェリルは馬車を止めた


「さあ、今日はここまでにして野営の準備をしよう」


「はい(あい)(はぁい)(うん)」


「まずはシェリルとミュリアで木を探してきてくれ、今日は俺が作るから、サリーとアンナは食器の準備、リリアーナは俺を手伝ってくれ」

俺は収納から机を椅子を出した、サリーとアンナは食器をアイテムバッグから出す


「リリアーナ、ボコとロット、シャリー、ワッフルを持ってきてくれ」


「うん」


俺はオーク肉を出し、小口切りにし、ホワイトパウダーを擦り込む


「はい持ってきたよ」


「ありがとう」

俺はリリアーナの頭を撫でてやった


「えへへ」


ボコ、ロット、シャリーを一口サイズに切る


「和弘様、木を持ってきました」


「お!ありがとう、じゃあそこに置いてくれ」


「あい!」


ミュリアは隙間が空くように重ねて置いてくれた、良くわかってるね


「リリアーナ、木に火をつけてくれ」


「うん」

リリアーナが薪に火をつける、俺は鍋を設置した

鍋に油を少量入れ、オーク肉を炒め取り出す

次にボコ、ロット、シャリーも炒め、オーク肉を入れる

水を入れて煮込ませたらキャリーパウダーを入れさらに煮込む

隠し味に、擦ったワッフルとソースイを少量足して更に煮込む

とろみがついたらカレーの完成だ!


米がないのが悔やまれるが獣人の国までの辛抱だ

ここはパンで我慢しよう


俺は鍋ごと机に持って行った


「さあ!食べるから皆座って」

皆の皿にカレーを入れる


「和弘様!この香りはお腹のあたりが刺激されます」

「いい匂いだニャ」

「こんな香り初めてです」

「凄く刺激的な香りねぇ」

「はやく食べようよ」


「よし、全員に渡ったな、それじゃあ」


『いただきます!』


ああ、カレー・・・もう食べれないかと思っていたぞ

こればかりは勇者に感謝だな


あむ


「!!!!!」


「うまい!これこれ!この味だよ」


「ふわぁ、この味初めてです、辛いのになんとも言えない癖になる味、止まりません」


「辛さの中に甘さもあって深い味わいニャ」


「具材もしっかり染み込んでてとても美味しいです」


「このスープはぁお野菜やお肉のの旨みも出ててコクがあるわぁ」


「ちょっと辛いけどすごく美味しい!」


「あ、口が辛くなったところでジュースを飲むといつもより更にジュースが美味しいです」


「パンに浸けて食べても美味しいニャ」


「間にサラダを食べるのもいいですね」


「和弘ちゃんは本当に何でも作れるのねぇ」


「おにぃちゃん凄いよ」


「ありがとう、皆どんどん食べてくれ」

俺は皆が美味しく食べてくれる為に作ってるからね、愛情たっぷりだよ

米が手に入ったらカレーライスを食べさせてあげるからね


「サリーやアンナにはこれらを今後作れるようになって貰うからよろしくな」


「はい(はぁい)

食事も終わり皆してジュースを飲む


「さて、お腹も膨れたから今後の話をしようか」

俺は一口ジュースを飲む


「御者は皆で交代して行う、夜の見張りは2人態勢で3回に分ける、狩りはサリーとアンナともう一人を残して行う、公平になるように順番でやろう」


「サリーとアンナは洗濯や掃除、料理をメインに頼む、俺達は狩りや物資、護衛を基本とする


「はい(あい)(はぁい)(うん)」


「それくらいかな、じゃあ片付けようか」

サリーは桶をバッグから出し、食器を洗い始めた

ちなみに水は馬車の下に貯水がありいつでも使用できる仕組みだ

なくなりかけたら俺やリリアーナが補充すればよい


アンナは机や椅子を仕舞い、寝床の準備をする


俺は桶を馬車内に出し、お湯を入れる


「片付けが終わったら、このお湯で体を拭いてくれ、俺はその間見張りをしているから」


「え?そんな、和様が先にお使いください」


「いいから、いいからむしろお風呂が入れなくて悪いな」


「と、とんでも御座いません十分です」


「そっか、まあとりあえず皆先に体を拭いてくれ」

皆が馬車の中に入っていった


さてまずは御者や見張りの順番だな


さあ、いよいよあの人が登場します


次回の更新をお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ