この馬車は凄いぞ!
いつもありがとうございます
彼女達は外に出た・・・
『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
彼女達にの目に立派な2頭の馬とそれに繋がった銀色の馬車が飛び込んできた
「これがメイト商会に行っていた理由だ!これでどこにでも行けるぞ」
彼女達のテンションはMAXだった
「和弘様!凄すぎます!こんな大きな馬車で旅が出来るのですね」
「シェリル、大きいだけじゃないよ、ほら、後ろから中に入ってごらん」
俺は彼女達を後ろから乗せた
『!!!!!!!!!!!!!』
「とても広いニャ、これなら皆して寝れるニャ!」
「あ、天井に電光石があります、そんな物が付いてる馬車初めてみました」
「あぁん、冷蔵庫が置いてあるわぁ、どこまで便利にしてるのぉ」
「おにぃちゃん、このソファー、凄く柔らかいよ、これならお尻も全然痛くないよ」
「あ、このソファー折り畳み式ですね、もしかして・・・」
お?シェリルは気づいたか
「もしかして、折りたたんで広くしたところにベッドを置くつもりですか?」
「正解だよ、シェリル」
『・・・・・・・・・』
皆が絶句していた
「寝袋だと疲れちゃうだろ?だからベッドにしようと思ってな」
するとサリーが
「和様、ベッドと仰いますがどのように運ばれるのですか?」
そっか、まだ知らなかったな
「このようにさ」
次元収納からベッドを取り出し庭に置いた
ドスン
「「「きゃ!」」」
「俺はね、大容量の収納を持っているんだ」
「「「え?」」」
「この程度の大きさなら楽々と運べるんだよ、昨日の夜ジュースを大量に出したろ?それも収納に入っていたやつを出したんだよ、ちなみに収納の中は時間が止まっているから、入れたときと何も変わらない状態で出すことが出来るよ」
「す、凄いです!」
「本当にぃ凄い人にぃ買われたのねぇ」
「おにぃちゃん、凄い」
「さて、あとこいつらも紹介しないとな、皆おいで」
俺は2頭の馬の前に連れてきた
「この馬は右がウィンド、左がボルケーノで双子の兄弟だ、この馬車を引くのに欠かせない大切な仲間だ」
「「ヒヒ~ン」」
「ウィンにボル、彼女達が俺の大切な仲間だ、右からシェリル、ミュリア、サリー、アンナ、リリアーナだ、よろしく頼むな」
2頭は大きく頷いた
「よし、あと皆には御者を覚えてもらうからそのつもりでいてな、しばらくは俺がやるけど流石に長距離となると交代したいからな」
シェリルとミュリアはわかっていると思うが、ここに来る時御者をシャールさんに任せきりだった
だから御者の疲労は痛いほど分かるのだった
『はい(あい)(はぁい)(うん)』
「じゃあ、馬車を片付けてくるから、皆は家に入っていてくれ」
俺は馬を歩かせ、隣の小屋に連れていった、馬車から離し、馬達を馬小屋へ連れていく
「さぁ、ここがお前たちの住む場所だ、今日はお疲れさま、お腹が減っただろう今餌をやるからな」
俺は、ロットとベジンを砕きそれぞれの桶に入れてやった、そして隣の小さな桶にリンゴを4当分し入れてやった
「明日は武器屋に行こうと思う、よろしく頼むぞ」
2頭の鬣を優しくなでる
「「ぶるる」」
2頭は気持ちよさそうにしていた
俺は馬小屋を後にし、家に入っていった
「さてと、馬車も手に入ったし仲間も増えた、明日から冒険者再開だ!これからは遠出も出来るぞ!」
「「「はい(あい)(うん)」」」
3人は勢いよく返事した
「あの~」
サリーが元気なさそうに訪ねてきた
「ん?どうしたんだ?」
「和様が出かけてる間、私とアンナさんはお留守番ということでしょうか?」
「基本的にはな、クエストは危ないから連れてはいけないけど、何処かの地域に遠出するときは連れて行くぞ、言っただろ?身の回りの世話をしてもらうって」
するとサリーは笑顔になり
「はい!ありがとうございます!」
元気に返事をしたのだ
「さて、お腹も空いたし夕食にしようか」
夕食はミュリアとシェリルのリクエストで魚フライと唐揚げになった
もちろん、マヨは必須だ!
3人は感動と共に貪っていたのは言うまでもない
・
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今日も5人を先に入らせ、俺は一人ゆっくりと風呂に入っていた
「ふぅ~、生き返るな」
風呂とは素晴らしいものだな
「今日は御者の練習疲れたな、さすがに肩が凝ったよ」
俺は肩をさすりながら、今後の予定を考えていた
まずはリリアーナのギルド登録と装備を買わないといけないな、彼女は魔法使いだから杖とかを持たせた方がいいかもな、一応念の為に短剣も持たせよう、あとサリーとアンナにも戦闘はさせないが護身用に持たせた方がいいかもしれないな
俺はお湯を手に取り顔にかけた
そういえば、リリアーナは魔法使いだったな、しかも4属性が使える優秀な魔法使いだ
彼女のコツを教えて貰い、俺も使える様にしたいな
これから戦闘の幅が広がっていくな、楽しみだ
「はぁ、それにしても潟が凝ったな」
「それだったら私がマッサージするニャ」
「ひゃう!」
前回同様情けない声をあげてしまった
「ご主人様、その悲鳴面白いニャ」
耳をピコピコさせながら笑っていた
「シェリルといいミュリアといい、まったく・・・」
俺がブツブツ言ってると、ミュリアは隣に入ってきた
「ご主人様、御者お疲れニャ、私が肩を揉んであげるニャ」
「ん?そうか悪いな、頼むよ」
俺は背中を向けた
彼女の細い指が肩をなぞる
「ご主人様の背中とても大きいニャ」
彼女は肩を揉みだした、流石剣士なだけあって力強い
「あ~~、気持ちいいよ」
ちょっと痛いくらいが好みな俺にとって完璧な力加減だ
湯で血行が良くなっているのでとても凝りがほぐれやすかった
「いい感じに柔らかくなったニャ、次は腕ニャ」
俺は腕を彼女に預けた
肩から手首にかけて丁寧に揉んでいく、彼女の指が手首辺りまで来たとき俺の手に柔らかい感触が伝わる
右腕、左腕と丁寧に揉み解してくれた
すると
「ご主人様、ここも凝ってるみたいだニャ」
彼女は両手で優しく包んでいた
「ミュリアもここが凝ってるんじゃないか」
俺も両手で包み込むように触った
「ご主人様ぁ」
「ミュリア」
2人は自然と唇を交わしていた
お互いの心の凝りを解きほぐす様に・・・・
・
・
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「ふぅ、さっぱりした」
俺はリビングに向かった
「あ、和様」
「和弘ちゃん」
「おにぃちゃん」
「そういえば、皆で買い物に行ってきたんだったな、欲しい物は買えたか?」
「はい、有難う御座います、御陰で色んなものが変えました」
「そっか、よかったよかった、明日から個別に部屋を用意するからね、もう一日だけ待ってくれ」
「そんなにぃ気にしなくていいわよぉ、私達はいっぱい和弘ちゃんにしてもらってるから十分よぉ」
「でも個人部屋欲しいだろ?」
「たしかにぃ、欲しいけどぉ、私とサリーはメイドだからぁ相部屋でいいわよぉ」
「そうですね、アンナさんと一緒にこの家を守っていくので一緒がいいと思います」
「う~ん、2人がそう言うなら構わないよ、でも部屋は大きいのを用意するね」
「はい(はぁい)」
くいっくいっ
俺の手を引っ張る子がいる、リリアーナだ
「あたしはおにぃちゃんと同じがいい、おねぇちゃんから聞いてるよ」
おい!誰だ言ったやつ!てか2人しかしらんぞ
俺はシェリルとミュリアを見た
2人はプイっと顔を背けた
リリアーナは俺の耳元で
「あと、あたしにもおねぇちゃん達と同じことしていいよ」
爆弾きた~
「え?何の事かな~」
「隠しても駄目だよ、あたしには魔眼があるからわかるもん」
魔眼すげぇ
そうだった、この子は魔族だったもう少し慎重にならないといけなかった
「わかったよ、とりあえす一緒の部屋にすることは構わないよ、でもアレはしないからな」
「なんで?」
不思議そうに首を傾けてきた
「リリアーナは13歳だろ、まだ早いよ」
「え?あたしはすでに大人だよ」
「え?どうゆうこと?」
「和弘様、この世界では12歳から結婚の資格があります、ですからリリアーナが言っていることは本当です」
「まじか・・・・」
異世界進んでるな・・・
でもだからといってすぐに手を出すのはどうかと思うぞ
「まだ、俺達は仲間になって日が浅い、俺はリリアーナがまだよくわかっていない、リリアーナもそうだろ?だから、お互いもっと知ってからにしたいんだ」
俺は彼女の銀髪を優しく撫でた7
「あぅ~、うん・・わかった」
なんとか納得してくれたな
「じゃあ、皆寝ようか」
3人は奥に消えてゆき、俺達は自分たちの部屋に戻った
ベッドに寝ころび
「困ったな・・・」
「私は構いませんよ」
「私もいいニャ」
「そうは言うけど・・」
「和弘様はとても優しいお方、その魅力い気づいた方は惹かれて当然です」
「そうニャ、それに強い男性は複数の女性を娶るニャ」
「明らかにあの3人は和弘様に惚れております」
「私達を含めて全員を愛してほしいニャ」
「2人には敵わないな、その大きな愛に何度救われたことか」
俺は2人を抱き寄せた
「シェリル、ミュリア、有難う、愛してるよ」
「私も愛しております」
「私も愛してるニャ」
彼女達の頭を胸に乗せ、眠りについた・・・
そろそろストックがやばくなってきました・・




