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エイプリの街

盗賊の情報どおり、街道を東に歩くと街が見えてきた、ここまでモンスターや盗賊に会わなかったのは運がよかった

遠目からみても中々賑わっていそうな街だ

俺は気持ちを切り替えると街へ足早に向かったのだった・・ 


街は全面を石の壁で囲まれており、街道に倣うように入口が開いていた、入口を見ると門番らしき人が1人立っていて街に入る一人一人に検問を行っていた。

ん?なにか、身分を証明するものがいるのかな?

何も持ってないぞ、いや、ラノベでいうならだいたい身分発行をするならギルドを進めてくれるにちがいない、通行税がちょっとかかるくらいだろう。

あれ?そういばステータスってどうやって見るんだ?

考え事をしながら歩いていたらいつの間には入口に到着していた


「身分証明を提示しろ」

門番のおっさんが言ってきた


「すいません、持ってないです」


「なに?普通、外に出るには身分証明が必要なんだけとなぁ」

まじかっ!入口だけでなく、出口もか!


「すいません、魔物に襲われたときに落としてしまいました」

よくある言い訳を言ってみよう


「そうか、それは大変だったな紛失は冒険者ギルドに行けば再発行してくれるぞ、但し再発行に銀貨10枚が必要だ」

おっ!再発行ありか!テンプレ来たな


「わかりました、有り難うございます、ついでに2つお聞きしてもいいですか?」


「ああ、わかる範囲ならなんでも聞いてくれ」


「自分は遠い田舎から来たので、自分の能力を見る方法がわかりません、教えて頂けないでしょうか?」


「ステータスの見方だな、頭の中でステータスと念じると浮かんでくるぞ」

なるほど、後で実践しよう。


「もう1つは、この街でお勧めの宿屋は何処にあるのでしょうか?」


「この道を真っ直ぐ進み、二つ目の十字路を右に曲がった所に、リラクと表示してある看板が見えるからそこに行くといいぞ、飯もうまいし値段も手頃だぞ。」

値段はともかく飯がうまいのはいい、俺はこう言っちゃ何だが結構食に拘る方だからな。


「色々教えて頂き有り難うございます」


「あ、1つ忘れてたわ、一応決まりだからな、身分証明が無いものは通行に銀貨1枚必要なんだよ」

門番がいるくらいなんたからそうだよな


「はい、どうぞ」

銀貨1枚を門番に手渡した


「わるいな、では!エイプリの街へようこそ!!」

俺は門番に一礼すると早速宿屋に向かうのだった。


「え~っと、この十字路を右にまがって、ああ、見えた見えた!」

門番のおっさんが言うようにリラクと書かれた宿屋を見付けた、見た目はログハウスみたいな感じだな早速入ろう。


「いらっしゃい!」

40代くらいの男の人がカウンターに立っていた、痩せてはいるが色が黒く筋肉質で、元冒険者って感じだ


「1泊食事抜きで銀貨3枚、食事2食付いて銀貨5枚だ、その他必要なものは別料金だ」

なるほど、飯がうまいと聞いていたからな


「では、食事付きで7泊まとめては可能ですか?」


「えらく景気がいいなぁ、よしサービスで7泊銀貨30枚にしてやろう」

おっ!やったね!


「有り難うございます、では銀貨30枚をどうぞ」


「あいよ、たしかに」


「あと、お湯とかってありますか?」


「わるいな兄さん、お湯は高級だから水しかないぞ」

やっぱりか・・


「あ、水で構いません、あと手拭いとかも頂けますか?」


「桶に水を入れたのと、手拭い1枚で銅貨10枚だ」


「わかりました」


「あとで部屋にもって行かせるからな、はい、これは部屋の鍵だ、飯1日2食は基本朝と夜になっているが、特に時間は気にしなくていいぞ」


「有り難うございます、お世話になります」

男に一礼し、部屋へと向かった。


鍵を開け部屋に入った、大体8畳で一番右奥にベッドがあり、反対側に物置らしき、大きな箱が置いてあった。

俺は入口から真っ直ぐ突き当たりの窓を開け空気の入れ替えをした。


コンコン


ドアを叩く音がした


「水と手拭いを持ってきました」


ドアを開け、水と手拭いを受け取った

これでやっと体を拭ける、今までの汚れを落とすように手拭いを水に浸けて全身を拭いた、本当はお湯が良かったけどこれはこれでサッパリするな。

この世界では給油設備とかがないのだからお湯が中々手に入らないの当然かもしれないな


「よし、サッパリしたし身の回りの確認をするか」

俺はステータスを頭に念じた


名前:カズヒロ・カミシロ

LV :10

種族:人間

年齢:17

性別:男

職業:派遣

腕力:200

体力:200

速さ:200

魔力:200

幸運:200

固有スキル:天職、神眼、次元収納、創造、????

称号:女神に愛されし者、盗賊狩り

獲得職業:復讐者、????


あれ?いくつかどころか、相当突っ込みたいのだが・・

俺って35歳だったきがするんだけど~、てか職業派遣って

能力高っ!!あとなに?この固有スキル?

あ、なんか念じると説明が見れるみたいだ


<天職>

一度なったことのある職業に何時でもなることが出来る、

また、深い仲になった物にも同様に変えることが出来る


<神眼>

相手のステータス、物の鑑定、360度の視野、人の悪意や善意の見分けなどあらゆるものが見通せる、如何なるスキル、アイテムでも防ぐことは不可能、レジェンド級のスキル


<次元収納>

サイズに要領に関係なく収納出来るボックス、ボックス内は時間の流れがない、また、モンスターなどは入れれば的確に解体される。

念じることで、出し入れが可能 レジェンド級のスキル


<創造>

脳内で創造したことを現実にする神話級のスキル

但し、イメージを正確にしないと発動しない、また、道具や食料などの製作出来ない。


<女神に愛されし者>

女神の愛を受けた証、基本能力アップ、次元収納追加、一般よりもLVが上がった時の能力アップが大きい


<盗賊狩り>

盗賊に対して全体の能力が1.2倍アップ


<復讐者>

復讐する相手がいる場合、その者に対して腕力と速さ3倍、超感覚付与の効果


え・・・・・・・・


「なにぃぃぃぃぃぃぃ~~~」

めっちゃチートやん

なんか、金色の野菜の人みたいに怒りで目覚めた感満載なんですけど・・

ん?女神に愛されし者の説明に続きがあるぞ?


『さすがに、何も恩恵がないまま送るのは忍びなかったので、基本能力と次元収納は付けておいたぞ、但し発動条件として、この世界に馴染んだときと制限はさせて貰ったけどな、でも、妾の愛した者なら直ぐにでも馴染むと思っておる、世界を調停し再び会えることを楽しみにしているぞ』


気づいたら自然と涙が溢れていた・・有り難うミーティア

この力を有効に使わせてもらうよ

あれ?でも、神眼や創造といったスキルは説明がなかったな~

まあ、解らないものは考えても仕方ないか

『PS.お主の年齢だが、妾の力で最も若く活力に溢れた歳にしておいたからな♥』

あ、そうゆうことね

まあ、若返っていることに不満はないからいいけどね

そう思いながら宝の確認をするのだった。

次で新しいヒロインがでます

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