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フライにマヨネーズは最強!

いつもありがとうございます


ストックが少し出来たので早めの投稿です

ベッドの使い心地の確認は夕方まで続いた


そして俺達は現在風呂に入っている


「はぁ~、いい湯だなぁ」


「はい、広くて大きいくてとても気持ちいいです」


「ニャぁ~、疲れが取れるニャ~」


俺は次元収納からジュースを出した

昼に冷やして置いたのを次元収納に入れておいたのだ


2人にジュースの入ったコップを渡す


「和弘様!ありがとうございます」

「ご主人様!ありがとうニャ」


2人はジュースを受けとると直ぐに飲みだした


俺も自分の分を飲む

ちなみにジュースはマンデリンだ


「はぁ~、冷たくてさっぱりして美味しいです」

「甘さの中に酸味が程よくあって美味しいニャ」


この世界のジュースは基本的に100%生搾り製法が多い、従って果実の旨さその物で味が左右される

これ程濃縮された味わいや香りを出せる果実を作るのは相当大変だろう

と思っていたがシェリルの話だと果実は基本栽培をしておらず、採取するのだという

要はこの世界の大地や気候が勝手に育てているってことだ

凄いね異世界!


「さて、体も綺麗になったしそろそろ上がって夜ご飯を作るわ」


「「はい(あい)」」


俺は先に上がり、キッチンへ向かった

早速マヨネーズさんを生かす料理を作ろう


まずは茹で玉子を3つ作る、茹でている間にパンを細かく砕きパン粉を作る

小麦粉と卵を水で溶き混ぜる、これでフライの準備は完了

茹でた卵の殻を剥き、みじん切りにしてから器に入れマヨネーズと和える、はい!簡単タマゴタルタル完成!

ちなみに従来のタルタルが苦手な人にはオススメだ!

このタルタルさんは冷蔵庫に冷やしておきます


職業を料理人に変えた、自然と包丁が動く、そう長年連れ添った相棒のように、俺は手慣れた手つきで魚を3枚に卸し、適当な切り身にする

もちろん小骨は取り除く、そして溶いた小麦粉に潜らせパン粉をまぶす


また、シャリーを輪切りにこれも、小麦粉とパン粉で下拵えする


ベジン、キーリを千切り、サニーをちぎり、アカミをいちょう切りにし、器に盛る、そして冷蔵庫で冷やしておく


下拵えが終わり、鍋に張った油に菜箸を刺し温度を確認する

菜箸から細かい泡が出ている、よし温度はバッチリだな

俺は魚とシャリーを揚げ始める


すると


「和弘様?これはどういった料理ですか?」

「凄くパチパチいってるニャ」


「油が跳ねて危ないからあまり近寄っちゃいかんよ、この料理は俺の故郷にあるフライって食べ物だよ、小麦粉と卵とパン粉で簡単に作れて凄く美味しい食べ物だ」


「和弘様は色々な料理をご存知なんですね」


「まあね」


「ご主人様?もしかして、今フライにしてる物は魚かニャ?」


「お、流石ミュリア!気付いたか!そうだよ魚を美味しく食べる方法の一つだよ、ミュリアが魚料理を凄く喜んでいたからね」

ミュリアがとても嬉しそうに抱きついて来た


「ご主人様、大好きニャ~」


「ちょっ、危ないから落ちついて」

俺はミュリアを引き離す、ふとシェリルを見ると少し寂しそうにしていた


「明日の夜はシェリルが気に入る物を作ってやるからな、楽しみにしとけよ」

そう言ってやると、シェリルの顔がパァーっと明るくなり


「はい!ありがとうございます!」

と元気に返事をした

よし!笑顔になったな


そんなやりとりしてるといい感じにフライがきつね色になっていた


俺は次々と魚やシャリーを入れていく


「よし!シェリルとミュリアはパンやフォークとかを並べてくれ、飲み物は好きな物を用意していいぞ」


「「はい(あい)!」」


「次はこのサラダを並べてくれ」

俺は冷蔵庫からサラダを出してシェリル達に渡す


「あとこれも持っていってくれ」

マヨネーズとタマゴタルタルを渡す


「全部終わったら先に座って待っててな」


俺は大皿にフライを盛り付ける

魚は3種類とシャリーだ


「ほら!今日の主役のフィッシュフライとオニオンリングだぞ」

俺は真ん中に置いてやった


「ふわぁぁぁぁ、綺麗な色ですね」


「さ、魚が輝いてるニャ!」


「さ、食べ方を教えるぞ、でもその前に」


「「「頂きます!!!」」」


「まずはフライをこのタマゴタルタルを付けてから食べるんだぞ」

俺はフライにたっぷりとタルタルを付ける

そしてかぶりつく!


サクッ!


「あふっ!うまぁい!」

彼女達も急いで真似をする


サクッ!

サクッ!


「はふっ、はふっ、サックサクでふわふわして、このタルタルのまったり感が最高に合います」


「にゃぁぁ~、魚がふわふわニャのに脂がのって、それでいてこのタルタルが凄く美味しいニャ~」


「口の中が熱くなったら、サラダを食べて冷やしな、ドレッシングはそこのマヨネーズを使ってくれ」


俺はサラダにマヨネーズをかけ、食べ始めた


シャク、シャク


「はぁぁぁ、サラダにマヨネーズ合うわぁ~」

シェリル達も真似をして食べる


「このマヨネーズですと、その辺のドレッシングと違って最後まで歯ごたえが残ったまま食べれますね」


よくわかってるねシェリルさん


「フライでお口のニャかのベタベタがサラダでサッパリするニャ」


俺達はモリモリ食べていった、っていうか俺の作ったご飯は毎回凄いスピードで無くなっていくな

嬉しいぜ!


「「「ご馳走様でした」」」


本日も大変満足でした!


俺はジュースを一口飲み、彼女達に話す


「さて、俺達は念願の拠点を手に入れた、今後の活動だけどしばらくはここで活動をしようと思ってる、お金はまだあるとはいえ今回で結構使ったから稼がなくてはいけないし、俺達のレベルアップも必要だと思っている」


「そうですね、和弘様の使命を考えると何となく魔王とも戦わなくてはいけないと思います」


「そうニャ、ご主人様が負けると思わニャいけど安全を考えて強くなった方がいいニャ、私もシェリルももっとご主人様の役に立ちたいニャ」

シェリルはミュリアの言葉に頷く


「たしかに魔王との戦いは避けられないかもな、よし!俺達が確実に生き延びれるようにもっと強くなろう!」


「「はい(あい)!」」


俺達はお互いに頷きあい、後片付けをするのだった

後片付けを終え、ソファーに座りながら酒を飲む・・・

冷えたルーティーが体に染みわたる


「ふぅ~、やはり旨いな」


優雅な時間だ


シェリル達は冷やしておいたワッフルを食べている

ちなみに、余談だが家では彼女達は腕輪を外している

だから今現在、彼女達の耳や尻尾がふよふよ動いている


ワッフルを楽しんでいるんだな


ふと彼女達のメイド服を見て思ったのだが

この家には使用人とかが必要だな、馬の番や庭師、警備や掃除洗濯など

また、俺達が冒険に出ている間の管理をする者とか


俺はこの世界に心を許した知り合いはいない、仲間だけが全てだ!


となるとやはりアレしかないな


「奴隷を増やすか・・・」

俺は何気なく呟いた

それと同時にものすごい速さで彼女達が俺を見てきた

しかも悲しそうに


「和弘様!私達に飽きて捨てるのですか?」

「ご主人様、何でもするから捨てないでニャ」

俺はそんなつもりは一欠片もないよ

彼女達にとって俺しかいないのと同時に俺にも彼女達しかいないんだから


「心配しなくていいよ、2人は俺のモノだから絶対に捨てないよ」

彼女達の頭を撫でる


「本当ですか?」

「ホントニャ?ホントニャ?」


「ああ、本当だよ、奴隷が欲しいって言ったのはこの家を管理する人が欲しいと思ったからだよ、俺達が冒険に出ている間に家の面倒を見て貰わないとね、でも俺達には信用できる人もいないし、多分出来ることもないと思う、その分奴隷なら逆らうことも裏切ることも出来ないから安心できるでしょ」


「和弘様の言う通りです、私は和弘様以外の人族は信用しておりませんし、好きになることもないと思います」

「あい、私もご主人様以外の人族はあまり好きじゃないニャ」

そりゃそうだ、彼女達は人族に虐待されてたからな、好きになることは難しいだろう


「そうなると尚更奴隷を買った方がいいだろう、まあ、すぐにとは言わないからおいおい探していこう」


「はい、和弘様にお任せします」

「あい、ご主人様に従うニャ」


「さて、明日からクエストもやるからそろそろ寝ようか」


俺達はベッドに向かい、いつもの定位置で寝た・・・・


さあ、明日からもっと頑張るぞ・・・・



主は魚のフライと唐揚げが大好きなので、どうしても出したかったのです。

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