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念願の家だぁぁぁ

いつもありがとうございます


俺達は家の門に着いた、そして鍵を開ける


ガチャリ、キィィィィ


「すごっ!」

思わず声にだした


伸びまくっていた草は綺麗に刈り取られ芝生の様になっており、門から玄関までの道は綺麗に舗装され砂利一つない、蔓が絡んでいた外壁は綺麗に取り除かれ、汚れが落とされている


「おいおいおい、変わりずぎだろ」

メイトさんやり手過ぎ!


俺達は綺麗になった庭を見まわしながら舗装された道を歩いた


「和弘様、凄く広くて綺麗な庭ですね」


「芝生が気持ちよさそうニャ」


「ああ、そうだなこんなに広ければ色々出来るな」

戦闘訓練やバーベキュー、作物も育てれるかもな、露天風呂を作るのもいいな


そんな楽しい想像をしていると玄関の前に到着した


「じゃあ、開けるぞ」

俺のセリフに彼女達も唾を飲んでいた


両扉のドアを開ける


「「「・・・・・・・」」」

3人は言葉を失っていた


埃を被っていた家具は新品同様に磨かれていて、汚れのあった絨毯は綺麗な色に戻っていた

壁のシミも取り除かれ、ライトの電光石も満タンまで補充されていた


「すごい!すごい!すごい!」

これは清掃のレベルを超えているぞ


「和弘様!見て下さい!あの宿屋にあった冷蔵庫というものが置いてあります!中も冷たくなっています!」

なに!冷蔵庫の魔石も補充してくれたのか!


「ご主人様!こっちも見るニャ!お風呂が見た時よりも大きくなってるニャ」

マジか!風呂も改装してくれたのか!


メイトさん何者?ちょっとやりすぎでしょ


すべてが新品同様になっていた


「これからここが俺達の家だ!」

俺は高らかに宣言した!

彼女達は幸せそうな顔をしながら頷いた


「さて、早速だが部屋割りをどうしようか?こんなにもあるんだから1人1部屋に・・・」


「待って下さい!」

「待ってニャ!」

俺が言いきる前に遮られた


「え?どうした?」


「私達は和弘様と同じ部屋がいいです!」

「あい!」


「え?折角だから、1人部屋の方が・・・」


「嫌です!」

「嫌ニャ!」

おお、また遮られた


「どうしても?」


「どうしてもです!」

「ニャ!」

まあ、今までずっと同じ空間で過ごして来たからな、しょうがないと言えばしょうがないか


「わかったよ」

俺が納得すると、彼女達は凄くいい笑顔になった


ということで俺達の部屋は二階の真ん中にある一番広い部屋にすることにした


「よし!部屋も決めたし買い出しに行くか!」


「「はい(あい)!」


俺達は商業区に向かった


「じゃあ、手分けしてして買い物をしよう、シェリルとミュリアは食材と雑貨を頼む、好きな物を買っていいぞ!ただ石鹸は必ず買う様にな」

俺はシェリルに金貨10と銀貨100枚渡した


「こんなにですか?」


「ついでに服も買ってきな」

彼女達は嬉しそうに


「はい(あい)!有難う御座います(ニャ)」


「俺は大きな家具やその他の必要な物を買ってくる、買い終わったら家に戻ろう」


そういうと俺達は分かれた

さて、まず一番最初に欲しいのはベッドだな

各部屋にいくつかベッドはあったが全部シングルだった、彼女達と一緒に寝るのだから大きいベッドが必要だな


「いらっしゃいませ」

家具屋に入る、王都の品ぞろえはすごいな

エイプリの街では見たないような家具が並んでいた


「この店で一番大きいベッドが欲しい」


「当店で一番大きいのはエンペラーサイズになります」

なにそのエンペラーサイズって?聞いたことないよ


「ほう、見せて貰えるかな?」

店員は嬉しそうに俺を案内した


「おお、でかい!」

そのベッドは幅3000×長さ3000あった


「ええ、大きいでしょう、複数の相手をされる貴族の方が主に買われていきます」

ハーレム仕様ってことか


「よし、買おう!いくらだ?」

店員は即決するとは思っておらず驚いていた


「あ、はい、金貨4枚になります」

王国騎士の約一か月分か安い買い物ではないな


「わかった」

俺は金貨4枚を店員に支払った


「有難うございます、受け取りはどうしましょうか?」


「ああ、このまま貰っていく」

俺は手をかざし、呪文を唱えるふりをしながら次元収納に回収した」


「おおお!転移魔法ですか、まさかこの目で見れるとは」

よし、上手くごまかせたな


俺は家具屋を出た

次はアレだな

俺は食材屋で卵を大量に買う、おっと小麦粉も大量に買っておかねば

次に調味料屋でホワイトパウダーとスーを買う、ついでに旅で消費した調味料も補充しておく

さずが王都色々あるな

よし、食材はこれくらいかな

俺は満足し、酒屋へ向かった。ちなみにここでかかった費用は金貨5枚だ


「いらっしゃい」

ガタイのいいおっさんが出てきた

俺は店内を見渡す


「うん、品ぞろえがいいな」


「おうよ、うちは王都一の酒屋だからな」

自慢げにおっさんは答えた


俺はルービー、ボルカノ、ルーティ、コリンズを10本ずつ買うことにした


「すいません、ジュースとかはあります?」


「もちろんだ、酒だけではなくジュースも取り扱ってるぞ」


俺は綺麗な黄色の液体が入った瓶と乳白色の液体が入った瓶を取った


「お兄さん、これはマンダリンのジュースとネクターのジュースだ」

何となくだが蜜柑と桃な気がするな

俺はほんのり黄色みを帯びた透明な液体が入った瓶も取った


「こいつはワッフルのジュースだ」

リンゴだな


「よし!このジュースも各10本づつ買おう」


「景気がいいねぇ、パーティか何かかい?」


「まあそんなとこですよ」


「じゃあ全部で金貨1枚と銀貨50枚だ」


俺は酒とジュースを次元収納に入れた


「お兄さん、アイテムバッグ持ちか流石だねぇ」

ほぅ、王都には次元収納に似たバッグがあるのか、これは買っておくとシェリル達には便利だな


「じゃあ、いい買い物をさせて貰ったよ」


「また来てくれよな」

酒屋を後にし、魔法道具屋に向かう

理由はアイテムバッグだ


「いらっしゃいませ~」


「アイテムバッグを見せて欲しいのだが」


「はいこちらになります~、サイズによって入る容量が変わります~」

なんか語尾が気になる店員だな


「容量は10kg、30kg、50kg、100kgの4種類です~、バッグ自体の重さは一律です~、また生ものとかを入れるときは気を付けて下さいね~、腐りますから~」

なるほど、俺の収納と違って時間が進むのか


「では100kgを3つくれ」


「わかりました~、一つ金貨10枚になりますので~、全部で30枚になります~」


俺は金を渡しアイテムバッグを受け取った


「またきてください~」

魔法道具屋を出た


「結構色々買ったな」

買い物をするとついつい色々買ってします。人間の性かな

俺はアイテムバッグも収納にしまい、メイト商会へ向かった


「カミシロ様、いらっしゃいませ」

メイトさんが出迎えてくれた


「メイトさん、家の掃除有難う御座いました、予想以上でしたよ」

メイトさんは満面の笑顔で


「いえいえ、喜んで頂いて恐縮です、それで本日はどのようなご用件で?」


「ええ、こんな素晴らしい仕事をされるメイトさんにお願いがありまして」


「なんでしょうか?」


「馬車を1台売って頂きたいのですが、私達はここにきて2日しか経っておりませんので伝手がないのですよ」


「なるほど、畏まりました、してどのようなのをお探しで?」


「結構いろんな場所へ行きたいので、足腰の強い丈夫な馬と6~7人が寝泊まり出来るくらいの馬車ですね、内装は極力快適にして貰えると嬉しいです」


「左様ですか、馬はなんとかなりますが、馬車は特注になります、少々お時間がかかりますがよろしいでしょうか?」


「ええ、時間はいくらかかっても構いませんよお金は先に渡しておきます」

俺は白銀貨2枚を渡した


「足りなければ言って下さい」

メイトさんは白銀貨を見てすぐさま


「いえいえ、十分すぎます、普通の馬車でも金貨10枚程度ですから」

へぇ~そうなんだ


「わかりました誠心誠意素晴らしい馬車を用意させて頂きます、出来上がりましたら手紙にてお知らせいたします」


「よろしくお願いします」

俺はメイトさんと握手をした

この人との付き合いは長くなりそうだ


俺は家に戻ることにした・・・




こんな家に住みたいですね


ミ:の、のう妾もこの家にすめるのかのう?

主:さぁ?

ミ:さ、更に扱いが酷くなってるのじゃ・・・

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