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実力解放

いつもありがとうございます


ストックがそろそろヤバくなってきました

俺達は練習場に案内された


周りは王やアイラ、貴族たちも集まっていた


「どうやらメイラ様が招待したみたいです」

マーベルさんが耳打ちしてきた

丁度いい、俺の実力を見せつけてやろう


当のメイラはニヤニヤこちらを見ていた、もう勝ったつもりなのだろう

すると、一人の兵士がメイラに近づいてき、何やら話していた

その男は金髪ロン毛であのヤリちんを思い出させる様だった


名前:メルキド

LV :40

種族:人族

年齢:21

性別:男

職業:聖騎士

腕力:300

体力:350

速さ:200

魔力:150

幸運:100

固有スキル:なし

スキル:剣6、槍5、光魔法4

称号:女ったらし、王国騎士


ほう、ヤリちんとは大違いの実力だな、Sランクはあるぞ

それに職業だが


<聖騎士>

剣、槍、光魔法のスキルに+1の効果、腕力1.1倍、体力1.1倍、速さ0.9倍、魔力1.1倍


なかなか性能のいい職業だな

彼を観察していたら、こちらに寄ってきた


「君が私の相手だね、お手柔らかに頼むよ」


「はい、よろしくお願いします」

メルキドは爽やかな笑顔で


「そういえば、メイラ様と賭けをしていたね、どうだろうか?私たちも賭けをしないか?」

お?雲行きがおかしな方向に


「どんな賭けでしょう?」

なんとな~くわかるけどね

メルキドは爽やかに


「私が勝ったらそこのお二人を貰う、君が勝ったら白銀貨10枚さしあげよう」

やっぱり・・・てか俺は女でお前は金かい!しかも白銀貨10枚って(汗)

絶対に勝つつもりだな

こいつも馬鹿なのか?なんか金髪ロン毛は残念な奴が多いな・・・

ちょっと追い込んでみるか


「勝ったら本当に白銀貨10枚も貰えるのですか?」

相手は乗ってきたことにニヤ付き


「ああ、我が名誉に賭けて支払おう」

おいおい、顔がニヤニヤしてるぞ、もう勝った気でいやがる


「いや、名誉はどうでもいい、確固たる確約が欲しい」

俺は口調変えた


「どうゆうことだ?私は自分の名誉を賭けて支払うって言っているのだが」

彼はこいつ馬鹿か?みたいな感じで言ってきた


「そんな口約束じゃダメだね、マーベルさん何か書くものありますか?」


「ああ、あるぞ!ちょっと待ってくれ」


「何がしたいと言うんだ?君は」

怪訝そうに聞いてきた


「まあ、少し待って」

少ししてマーベルさんが戻ってきた


俺はそれを受け取り

「ではここに署名してくれないか、内容は「この試合に負けた場合は白銀貨10枚を必ず支払う」とそして下の欄外に名前を書いて血判を押してくれ、自分も同じものを書くので」


「な・・・」

おお、狼狽えているな、でも逃がさんよ


「こっちは彼女達が命より大事だ、それを奪うならそれなりの覚悟しろよ。簡単な口約束では逃がさんぞ!」


ちなみに王国騎士の給料は金貨2~3枚程度である、軽く500倍だ


彼は狼狽えていたが、表情を戻し


「わかった・・・書こう」

今度は俺がニヤリと笑った


「これでいいか?」

彼は紙を渡してきた、俺はそれをマーベルに渡し確認させる


「マーベルさん誤字脱字はないですか?」

マーベルさんが内容を確認する


「あ、名前が違うなメルキドなのにメルキバになっている。メルキド殿どうゆうことですか?」

第3者に確認させて正解だった


「いや、うっかり間違えてしまった・・」

悔しそうに彼は言っていた・・だから逃がさないって

元社会人舐めるなよ、約束事は必ず書面に残す、大人の世界の常識だぜ?

彼は渋々書き直した


「今度は大丈夫だな」

マーベルさんが証明してくれた


「よし、では賭けは成立したな」

俺は悔しそうな彼をニヤニヤ眺めていた

彼にとってこんなことになるとは思っていなかったのだ

そんな賭けもしらずにメイラが話しかけてきた


「フフフ、覚悟は出来たか?素直に私の兵になっておけばいいものを、五体満足で出れると思わない方がいいわよ」

彼女は俺にそう言い捨てると、中央へ行き


「皆の者、今回ここにいる冒険者は愛しい妹の命を救ってくれたという、しかし、こんな若者が本当に実力があるのか私は信用が出来ない、嘘をついて国から報酬を騙しとろうとしているのかもしれない、よって、我が騎士と戦い実力を証明して貰うことにする、もし実力がない場合は犯罪者としてその場で処刑させてもらう」

え?マジ?処刑までいくの?完璧に消すつもりか!

ちょっとふざけ過ぎてるな


俺はかなり苛ついていた


「ルールは簡単だ、どちらかが再起不能になったら終了だ、ちなみに君が負けた場合はそのばで処刑させて貰う」

こうなると少し事情が変わるな、もしかしたら協力者がいるかもしれないな


俺達はお互いサイドい離れた


「シェリル、ミュリア、もしかしたら邪魔が入るかもしれない、周りに十分注意するように」

俺は、小声でつぶやいた

彼女達は無言で頷く

俺は正面を向き剣を構える

相手は盾と剣だ


「はじめ!」

メイラが掛け声をあげた


俺は一度深呼吸し

そろそろ我慢の限界にきていた精神を開放した

そして殺気を体全体に出した


「さあ、やろうか」


殆どの見物客の膝が崩れていた、王や姫は辛うじて耐えていた


メルキドも青ざめていた

「あ・・・あ・・」


「さあ、さっさと来いよ」


メルキドは表情を戻し

「どうせハッタリです、ただ単に殺気が強いだけです、少々驚きはしたが慣れてしまえば強い気当たり程度です」


そのセリフに周りも何故か納得し体勢を戻していた


「はっ!」

メルキドが突進して剣で突いてくる、その程度の突進ではスローにみえるぞ

俺は半身体をずらし、剣で左に軽く薙ぎ払う、相手は辛うじて盾でガードしていた


「なかなかのスピードですね、先ほどのをよく避けれましたね」

いや、かなりゆっくり避けたつもりなんだけど


「これならどうです」


俺の目の前にシールドを出し視界を防ぐ、すると右下から剣が現れた!

しかし神眼を持つ俺はその剣はすでに見えていた、まあ避けずに対応も出来るけどね

俺は剣が来る前に盾を柄で殴り後ろに吹き飛ばした、相手の剣が空を切る


「くっ・・この技は破られたことなかったのだが」

いやいや、某盲目の方じゃなければ成功せんよ、よっぽど今まで格下と戦ってきたんだな


「そんな技効くわけないだろ?つぎはこっちからいくぞ!」

俺は軽くダッシュし右斜めに斬る、すかさずメルキドは剣で受ける、俺はすぐさま剣を引き左上から斬る、メルキドも剣で受ける、そのまま剣を滑らせ一回転して左へ薙ぎ払う、次は盾でガードしてきた、頑張るじゃないか、どんどん行くぞ


上下左右斜めの乱撃をする、メルキドは必死にすべてをガードもしくは捌いていた


「な、私の兵が防戦一方だと・・・」

メイラは驚愕していた


「く・・・」

メルキドは必死の形相をしていた、俺は強めに斬り盾ごと吹き飛ばした


「う・・・はぁ、はぁ」

メルキドは肩で息をしていた


「な、何をやっておる、さっさと倒しなさい」

メイラがメルキドに檄を飛ばす


「はっ、先ほどは少々危なかった、今度はこちらの番です」

メルキドから力の流れを感じた


「本気でやらせてもらいます、ホーリーエンチャント!」

メルキドの装備が光り輝きだした

なるほど、光魔法で武具に属性を付けたのか


「くらえ!セブンサイクロン!」

剣先から光の帯が7つ俺に向かってきた

俺はそれを避ける


「もらった!ディストラクション・レイ!」

俺の避けたところを狙い、輝く剣が迫ってきた


しかし、それも神眼ですでに見えていた

俺は剣で受け止める


「かかったな」

ん?なんだ?


「いてぇ!」

俺は剣を握っていた手を放した


「フフフ」

メルキドは俺の剣を拾い、遠くへ投げ捨てた


「さすがの君でも剣がなければ何も出来まい」

メルキドは勝ち誇っていた


「ほ~ほほほ、よくやったわメルキド、さあ処刑してやりなさい」

メイラは上機嫌だった


「君が死んだあとはこの私が彼女達の面倒をしっかりみてやるから安心して死ぬといい」

周りの貴族達や王も勝負が終わったと思っていた


しかし、マーベルやアイラ、シェリルにミュリアは余裕の表情をしていた

シェリル達は当然だが、マーベル達は見ていたからな・・・

俺が盗賊を素手で殺していたことを・・・


「は~はっはっはっは、しねぇ」

メルキドが剣を振り下ろす

俺はそれを右手で剣の腹を当て捌く、そのまま左後ろ回し蹴りを相手の顔面に放つ


「がっ!」


ズシャー


俺は回し蹴りの構えのまま止まっていた、そしてゆっくり足を下ろす


「なっ、き、きさま剣士ではないのか・・・」

メルキドが俺に言ってきた


「教える必要はない、勝手に想像しろ」

何故敵に情報を教えないかんのだ?


「くそっ!ディストラクション・レイ!」

先ほどと同じ技だ、だが当たらなければどうってことはない


相手が斬りつける前に距離を詰める、そしてそのまま背後に周り背中を掌底で打ち抜く


「ぎゃっ!」


ズシャー


「同じ技を使うなんて2流のすることだぜ」


「な、なんて強さだ・・まさかこれほどとは」

王は思わずつぶやいていた

そのセリフをメイラが聞いており


「ぐぎぎ~~」

悔しそうにハンカチを噛んでいた


ちなみにアイラはなぜか誇らしげにしてるように見えた

いや、俺は君の兵士じゃないからね


「さてもう終わりか?俺を処刑するんだろ?」


「くそ~、しねしねしねしね」

メルキドがヤケクソになって向かってきた

すでに光の魔法は解けていた


俺は余裕で避け、かち上げる

するとメルキドは空中軽く浮いた、俺はボディを2~30発乱打するそして顎にアッパーしながら飛ぶ

相手は顎を打ち抜かれ更に空中に浮く、俺は空中で前宙しかかと落としを顔決め叩き落とした

俺のスキルと身体能力で可能となる空中コンボだ!


「必殺、エリアルストライク!」

ちなみに加減はしておいた


「メルキド!立て!」

メイラがメルキドい叫ぶ


「ぐ、ぐぎぎ」

メルキドは何とか立ち上がった、しかし顔はすでにボロボロになっていた、俺のアッパーとかかと落としのせいだろう


「さて、続きをやろう、散々人を虚仮にしてきたんだ、この程度では済まさんぞ」


「ひっ・・」

メルキドは恐怖し始めていた

そろそろ潮時かな

俺はメイラを見る


「メイラ様」


「な、なによ・・・」

その声は上ずっていた


「私の実力はわかって頂けましたでしょうか?」

俺は本気の殺気を全身に放った


「あ・・・・あ・・・」

メイラは口をぱくぱくさせていた、更に下半身から液体を流していた

恐怖で漏らしたか

どうやらアイラの近くにいた貴族も巻き添えで漏らしているみたいだった


俺はメルキドい向き直し


「さて、そろそろ終わらすか」

俺は歩き始めた


「ま、まってくれ、か、金は払うから、も、もちろん君たちに二度とちょっかいはかけない、この通りだ勘弁してくれ!」


「いいだろう、では約束どおり白銀貨10を今日中に用意しろ、それで許してやる」


「わ、わかったすぐに用意する」

メルキドは心底ホッとしたようだった


「一つ言っておくが逃げるなよ、俺達は追跡や感知のスペシャリストだ、絶対に捕まえてやるから」

俺は特大の殺気をメルキドに放った


「は、はひ・・・」

メルキドは恐怖の限界を超えたのか、白目を剥いていた


「で、判定は?」

俺は周りに問いただす、すると


「勝者、カズヒロ!よって、今回の件は不問とする」

王が俺の勝利を宣言してくれた


「アーガス王ありがとうございます」

俺は一礼した


「よい、ワシの娘が迷惑をかけた、メイラにはワシから言い聞かせておこう」

ちゃんと分別のつく王様だな


「それよりも、お主は相当な実力者だったのだな、今後もこの国を支えてくれるよう頼むぞ」


「はい・・・」


この戦いで俺の実力は王都中に広まった・・・






主人公の戦いは極力滑らかな動きになるように主が動いて確認しております。


まあ、あんな動き無理ですけどね

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