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報酬と第1王女

いつもありがとうございます

謁見の間の扉が開いた


ギィィィィィィ


真っ赤な絨毯が一直線に敷かれておりそのサイドをフルプレートの兵士が並んでいた

右手に槍と左手に盾をもっている


俺達は50mくらいある距離をマーベルの後についていく

次第に豪華な椅子に座っている人が近くに見えてくる

マーベルがその人の5m手前で止まり跪く

俺達もそれに合わせて跪いた


「アーガス王、第2王女の恩人を連れて参りました」


「ご苦労であったマーベル、皆楽にしてよい」

俺達は立ち上がりアーガス王の姿をみる


アーガス王は一言で言うと小太りして髭の生えたおっさんだった

しかしその服装は豪華なマント、煌びやかなネックレス、腕輪、指輪といった金目の物をいっぱい取り付けていた


「確かカズヒロと言ったな、ワシが第2王女アイラの父でありこの人族最強国家アーガスの王だ」

自分で最強って言っちゃったよ・・


「私は冒険者をしておりますカミシロ・カズヒロと申します」


「聞くところによると、我が娘を盗賊から守って、更には王都まで送ってくれたそうだな、大儀であった」

ちなみにアイラは王の左隣にいた

右側にもアイラに似たピンクの髪の女性が立っていた、多分この人が第1王女かな


「いえ、人として当然のことをしたまでです」


「しかし、なぜ盗賊は王女を狙ったのだろうか?我が国に逆らえばどうなるかわかっていると思うのだが、カズヒロよ、相手の盗賊は何かを言ってなかったか?」

ここで第1王女の名前を出してもいいが、絶対に面倒に巻き込まれるな


「いえ、特に何も言っておりませんでした」

第1王女はずっと俺を凝視していた

ちなみに第1王女は性格が悪そうな顔をしている


「そうか、では褒美を取らそう」

俺は近くの兵から袋を受け取った


「白銀貨50枚と優秀な不動産業者を紹介しよう、アイラ達から聞いたがここに来たのは家を探しているとな、お主ほどの強者なら是非住んで貰いたい」


「有難う御座います」

ここは素直に言っておこう


「お主も噂で知っていると思うが、魔王が復活したのだ、今後ギルドにも様々な依頼がいくと思う、我が国の為に頑張ってくれ」


「はい、善処します」


「うむ、これにて謁見を終了する」


「失礼します」

俺達は深く一礼し、謁見の間を出た


「ふぅ~~、緊張した」

城の通路を歩きながら言う


「いや、カズヒロ殿は中々堂々としておりましたよ」


「そんなことないですよ、粗相をしないようにするのでいっぱいでしたよ」


「でも、これでカズヒロ殿は家を購入することが出来るな」


「そうですね、口添え有難うございます」


「命の恩人だ、当然の事をしたまでだ」

マーベルと話していると


前方に立っている女性がいる

マーベルはすかさずお辞儀する

俺達もマーベルに習いお辞儀する


「カズヒロ殿、こちらは第1王女のメイラ様だ」

やはり第1王女か


「初めまして、カズヒロと申します」


「謁見の間で聞いたわ、へ~、こんな奴がアイラを助けたのね」

メイラは俺を値踏みするように見てきた


「私の兵とどちらが強いのかしらね、決めたわ!あなた私の兵になりなさい!」


「は?」

いきなり何を言ってるんだ?この女


「中々強そうだから私が使ってあげましょう」

意味がわからん


「私は冒険者なので王国兵になるつもりはありません、申し訳ありません」

メイラはそんなの関係なしに


「あなたの意見などどうでもいいのです、私があなたを兵にするって決めたのですから、逆らえば国家反逆罪になりますよ」

理不尽きた~


「メイラ様それは余りにも酷過ぎます」


「あなたは黙りなさい!」


「これは決定事項です」

なんだこいつは?妹と大違いにも程があるぞ


「それでもお断りします」


「なんですって!!王家に逆らうのですか?」

メイラは興奮して言ってきた


「メイラ様は一つ勘違いをされています、私はこの国の国民ではありません、その気になれば他国に行くことも出来ます、ですから国の意思というものに従う必要はないのですよ、今すぐこの街を出ても構わないのですから、しかし、王女の恩人を理不尽な理由で追い出したと知ったら王様はどのような対応をなさるんでようか?」


「ぐ・・・一理ありますね・・では私の最強の兵と勝負しなさい、あなたが負けたら私の兵になる、もし万が一勝ったら見逃しましょう」

まあ、ここが落としどこだな

この手はしつこいからな、それに勝負なら負けることはないだろう


「わかりました」

俺の返事でメイラはニヤついていた


「では、勝負は一刻後に、兵の練習場で行います」

なるほど、準備がいいな、最初から俺をつぶす算段だったな

理不尽な要求を突きつけ、本当にやりたい事をやらせるように仕向ける

営業でよくやるテクニックだ


「カズヒロ殿申し訳ありません、貴殿の強さを言いふらしてしまったのと、アイラ様のお気に入りとも言ってしまいまして」

それが原因か!メイラはアイラを消したい、それには俺が邪魔だと思ったんだな、懐柔できればよし、出来なければ再起不能するってところか


「マジでこの国に住むの辞めようかな・・・・」


俺は聞こえない程度の声でつぶやいた・・・

「和弘様大丈夫ですか?」

「心配だニャ」

2人は心配している


「うん、大丈夫だよ、俺の強さ知ってるだろ?それにギルドランクAになってる訳だし、そろそろ実力を隠すのを辞めようと思ってるんだ」

理由は簡単だ、ランクAだとそれなりの実力者である、しかし俺は17歳の若造だ今後も舐められないように実力を見せつけて下手なちょっかいを出させないようする


ちなみに今のステは


名前:カズヒロ・カミシロ

LV :45

種族:人族

年齢:17

性別:男

職業:武闘家(剣士)

腕力:550

体力:550

速さ:550

魔力:550

幸運:550

固有スキル:天職、神眼、次元収納、創造、????(なし)

スキル:剣9、体術7、弓5、短剣4、水魔法5

称号:女神に愛されし者(非表示)、盗賊狩り、なでなでマスター

獲得職業:剣士、狩人、武闘家、復讐者、魔法使い、料理人、????(非表示)

ランク: A

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア


スキルと称号、職業だけはごまかしておこう

ちなみに

能力だけならSSランクはある、しかし噂では魔王は800近くあるらしい

まだまだだな


彼女達は


名前:シェリル

LV :43

種族:兎人族(人族)

年齢:15

性別:女

職業:狩人

腕力:176

体力:360

速さ:410

魔力:45

幸運:44

固有スキル:超聴力、俊足、気配察知

スキル:弓7、短剣5

称号:奴隷、ご主人様大好きっ娘

ランク: A

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア


シェリルもパーティ効果でレベルは上がってるが戦闘を殆どしてなかったのでスキルが上がってないな

それでもS級の実力はあるな

じゃあ、ミュリアは


名前:ミュリア

LV :26

種族:猫人族(人族)

年齢:16

性別:女

職業:剣士

腕力:200

体力:190

速さ:230

魔力:26

幸運:26

固有スキル:夜目、双剣術、俊足、気配察知

スキル:剣6、短剣4

称号:奴隷、ご主人様大好きっ娘

ランク: A

パーティ:カズヒロ、シェリル、ミュリア


うん、あれから8上がってるな実力はAランクだな

旅では彼女に戦闘をさせていたのでいい感じに強くなっていた

この調子でどんどん強くなっていこう


「さて、一発かましてくるか」


俺達は練習場に向かった・・・


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