ディセンの街
いつも有難う御座います
気づいたらブクマが大量に増えておりました
これからも頑張ります
「ん、そろそろ朝か」
護衛二日目の朝を迎えた、シャールさんはまだ寝てるっぽいな
そういえば昨夜はミュリアに告白されたな
それで当の本人を見ると
「はぁ~、なんでやねん」
ミュリアの顔が俺の脇の間に入っていた・・・
そんなに匂うのか?ここがお前の定位置なのか!!
俺はそんなことを思いながらそっとテントから出た
「ん~~~~~~、はぁ~」
伸びをする、きもちいいな
「おはようございます、和弘様」
「おはよう、シェリル何か問題はあった?」
「いえ、何もありませんでした」
「そっか、良かった良かった、見張りご苦労様」
シェリルの頭を優しく撫でた、いつもより丁寧に
「はぁう~~~」
目がとろんとしてた
「さて、皆の朝食を作るかな」
俺はまず、ロット、ボコ、シャリー、アカミを小口切りにする
湯を沸かした鍋に野菜を入れ、軽く煮込み塩、ブラックパウダーで味付けさらに煮込む
「野菜のポトフ完成!」
次にコボルト肉を5mmくらいにスライスし塩をもみ込んで下味をつける、フライパンに油をひきコボルト肉を炒める、途中でシャーユと砂糖で味付ける
パンにスライスしたアカミと適量にちぎったサニーと一緒にコボルト肉を挟み
「コボルト肉のロールパン完成!」
どうよ、スープとパンのコラボ
「和弘様、凄いです!!」
「だろ?(ドヤァ顔)」
ドヤ顔してるとシャールさんとミュリアが起きてきた
「おはようございます、いい匂いですね」
「うにゃぅ~、ご主人様おはようニャ」
「シャールさんおはようございます、ミュリアおはよう、2人共朝食にしますので顔を洗ってきて下さい」
俺はその間にスープを盛りつけた、そしてみんなにパンを配った
「凄い朝食ですね、しかも私の分まで」
「気にしないで下さい、今日も御者をお願いするのですから」
「では、遠慮なく頂きますね」
シャールさんが食べ始めた
「俺達も頂こうか」
「はい!」
「あい!」
「「「頂きます」」」
このポトフは朝食に合うように、あえて優しい味付けにしてある
「あぁぁ~野菜の旨みと甘みが出てるわ~」
「あっさりしてるのに、味が深いです」
「美味しいニャ~、なんか元気になるニャ~」
だろ?野菜の旨みが出てるから栄養たっぷりだぞ
次はパンを食べよう
がぶっ・・・!!!!!
「旨い!!」
「ふわぁ~、美味しいです!」
「すっごく美味しいニャ~」
「これは凄いですね」
コボルト肉にタレがよく絡んで、さらに新鮮な生野菜のおかげで全然脂っこくない
さらにパンでパサついた口の中をポトフが優しく潤してくれる・・・完璧だ!!
皆手が止まることなく食べきった
「「「ご馳走様でした」」」
「では、先へ進みましょうか」
俺達は荷物を片付け、馬車に乗った
・
・
・
このあと、街に着くまで魔物や盗賊が出ることはなく快調だった
また、ご飯も俺がすべて作った為、皆大満足だった
「お!街が見えてきたぞ」
馬車から街の全体を見渡す、エイプリと似たような感じだな
周りは石の壁に囲われ、街道に沿って入り口があり、門番が立っている
「あの街で一泊し、朝一に出発します、必要な物がありましたら今日のうちに買っておいて下さい」
「わかりました」
街の入り口に到着すると門番が
「身分証明の提出をお願いします」
俺達はギルドカードを提出した
「はい、確認しました!ようこそディセンの街へ!」
・
・
・
「私が贔屓にしている宿屋がありますのでそこで一泊しましょう、もちろん宿代は出させて頂きます」
「よろしいのですか?」
「ええ、完璧な護衛に毎日美味しいお食事を頂いておりますので、ここで御を返さねば商人の名折れです」
「わかりましたシャールさんの顔を立させて頂きます」
宿屋に到着し、馬車を預ける、シャールさんは受付の人と部屋の交渉を行っていた
てかこの宿高くないか?
シャールさんが贔屓にしている宿はエイプリで泊まった宿とは違い、豪華だった
エイプリでは木造だったのだが、ここでは煉瓦で作られており、窓もきちんと存在していた
ロビーには絨毯が敷かれており、天井には電気のような物もあった
そういえばこの世界は電気ないよな?
「この光が気になりますか?」
ボーイらしき人が話しかけてきた
「ええ、この光はどのようになっているのかと・・」
「これは電光石を使用しております、ある地域でしか採れない貴重な石です」
ほほう~、俺はその石を鑑定してみた
<電光石>
日の光を吸収して魔力を通すことで発光させることも消すこともできる
また、魔力は殆ど必要ないため子供でも可能
1日吸収するだけで30日は連続使用が可能
異世界すげーな、LEDも真っ青だ!
電光石に関心していると
「お待たせしました、こちらが部屋の鍵です」
「有難うございます」
「では、明日の朝一にロビーで待ち合わせましょう」
「わかしました」
シャールさんは自分の部屋の方へ行った
「俺達も行こうか」
「「はい(あい)」」
俺達は部屋に向かった、通路はにはすべて絨毯が敷かれていた、シャールさん凄い処を贔屓にしているな
「ええーっと、お・れ・た・ち・の・へ・や・はっと、ここか!」
おお、立派な木の扉だな、では鍵をさしてっと
ガチャリ
ドアを開けた、ちなみに開けた時の嫌な音はしなかった流石高級宿だ
部屋に入る
「「「おーーーーー」」」
はっきり言おう、人生で初めてこんな豪華な宿に泊まったかもしれない
ちなみに元の世界でもこのレベルはない
部屋の広さは20畳くらいのワンルームくらい、大きな4人掛けのソファーに暖炉、奥にはクイーンサイズの天窓付きベッド、さらには風呂が付いていた、もちろん部屋の明かりは電光石だった
俺達のテンションはかなり上がっていた
「和弘様、こんなお部屋いいのでしょうか?」
「うにゃう、凄いニャ、広いニャ」
「うん、折角の厚意だから甘えよう」
さて、買い出しも重要だがこの部屋でまったりするのも重要だな、特に風呂はかなり嬉しい
俺は学生に頃から温泉旅行に行くほどの風呂好きだ!!
せっかくだから、蜜柑とか浮かべたいなぁ、いやまて・・その前に・・
俺は風呂場であるものを探した・・・
「あった!!!!」
俺は大声で叫んでしまった
「わっ!」
「にゃっ!」
「あ、ごめんごめん驚かせちゃったね」
「和弘様どうしたのですか?」
「ああ、風呂場で探し物をしてたんだ、そんでそれを見つけたから思わず大声を出してしまったよ」
俺は彼女達に四角い物を見せる
「これはニャんですか?」
「これはね、石鹸というやつだよ」
「えっ?これがあの石鹸ですか?高級品ですよ」
お、シェリルは知っていたか!
「そうその石鹸だよ、高級かどうかは知らないけど・・」
「高級ですよ、これ1個で一般人の2か月分のお金がいります」
まじか!銀貨100枚クラスか!!金貨なら1枚か!
たかっ!!!
だが、石鹸が存在しているのは大きな収穫だ!たぶん王都あたりに売っているだろう、もしかしたら他の便利グッズも売っているかもしれないな
これは、益々王都に行くのが楽しみになってきた
「まあ、石鹸の凄さは後で一緒に確かめような」
「あ・・はい・・」
「あい!」
あれ?シェリルさん?顔が赤いですよ?
あっ、そうゆうことか!!
ミュリアはよくわかってないみたいだな
「和弘様、私が買い出しに行ってきますので、ミュリアとゆっくりして下さい」
「ん?そうか、わかった宜しく頼むよ」
俺はシェリルの言葉の意味を察した
ミュリアを見たら顔が赤くなっていた・・彼女も察したらしい
「和弘様、ミュリアが終わりましたら私も愛して下さいね」
彼女は俺の耳元で囁いた・・・・もちろんだよ
「では行ってきます」
「気をつけてな」
「いってらっしゃいニャ」
シェリルが宿を出た・・・・・
俺達はすぐさま抱き合った、5日もお預けされてたのだ
お互いに激しくキスをした、舌と舌が艶かしく絡み合う
くちゅ、くちゅ、ちゅっ
「ぷはぁ、ご主人さまぁ」
猫なで声とはこのことだろう、俺はたまらなくなり彼女をお姫様抱っこでベッドに運んだ
もちろんお互いにキスをしながら・・・
そして彼女を優しくベッドに乗せ顔を見つめながら
「ミュリア、愛してるぞ!一生傍におれよ!」
「あい、ご主人様!愛してるニャ!私は一生離れないニャ!」
再度深くキスをしながら二人は溶け合っていった・・・
すみません、このお話は一応主人公の1人称視点でやっております。
もし、誤字脱字があれば教えて頂けるととても嬉しいです。
一応セリフには気を付けているつもりなのですが(;´Д`)
ご迷惑をおかけしますm(_ _)m
ミ:もっと、しっかりやるのじゃ
主:ハイ、すんません




