オーク掃討戦1
いつも有難う御座います
ストックが減ってきました・・・(;´Д`)
家の手伝いで中々進みませんが、明日からは本当に引き込みます!
ここから少し話しが進みます
「おはようシェリル」
「おはよう和弘様」
お互いに挨拶と同時にキスをする
「よし、今日はオーク掃討戦だ!お互い無理だけはしないようにな」
「はい!」
宿屋で朝食を済ませ、町の入り口に向かう
「結構いるな」
今回のクエストに参加した冒険者たちは10人ほどいた、それだけ今回のクエストは大変なのだろう、まあ中には報酬の高さで選んだメンバーもいるみたいだが・・・
「やあ、おはよう、いい討伐日和だね」
ヤリちんが話しかけてきた
「おはよう、お互いにがんばろうな」
相変わらず奴の目線はシェリルを見ていた、こっちが相手してるのに失礼な奴だな
「みんな集まったな!」
大きな声がしたのでそちらを振り向いた
その男の風貌は短い茶髪を丁寧に全部立てた髪型で顔の頬に傷があり、自信に満ちた顔をしている
体形は175くらいの身長に似つかわしくない大剣を背中に背負って中々の雰囲気を出していた
「俺は今回のクエストでまとめ役を任された、ランクAのブリッツだ!!」
ほう、いい雰囲気を纏っていると思ったらランクAだったのか
「ギルドの調査によるとオークの群れは現在もこの町に侵攻しているとのことだ!その数約1000匹!」
まわりの冒険者が息を呑んだ
「今回の討伐に関しては報酬とは別にある一定量のオークを討伐したパーティにはランクアップも無条件に行うとのことだ!しかし、欲にかられて無理はしないように危ないと思ったら即撤退をしろっ!!」
お!このブリッツって奴は結構解ってるやつだな
たしかにオークに侵攻はやばいと思うがそもそも死んだら終わりなのだ、死にさえしなければいずれ反撃は出来る、勇気と無謀は別なのだ、それをこの男はわかってるな、上に立つ器を持ってるってことか
「では、オークの出現ポイントまで行くぞ!!!」
ブリッツを先頭に町を出た
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俺たちがブリッツの後を歩いていると
「ねぇ、君の名前はなんて言うんだい?」
ヤリちんがシェリルに話しかけていた、緊張感のない奴だ遠足と勘違いしているのだろう
「無視しないで教えてよ」
しつこいヤリちんだな
「彼女はシェリルで俺の女だよ」
ヤリちんは俺の方を見ずに
「へえ、シェリルちゃんて言うんだ、このクエストが終わったらデートしない?」
うわっでたっ!彼氏の目の前でナンパする奴
シェリルはため息をつくと
「私は和弘様を愛しております、関わらないで下さい」
ヤリちんは俺を一睨みし、すぐに視線をシェリルに戻すと
「こんな奴のどこがいいの?俺の方がイケメンだよ?」
「私にとって和弘様が世界一カッコいいです」
彼女は当たり前のように答えた
ヤリちんは悔しそうだ、それでもめげずに
「そうかなぁ、彼すごく弱そうじゃん、ってかオーク倒せるの?そんな奴より俺の方が強いから守ってあげるよ」
こいつ面倒臭いなぁ
「はぁ~、君さぁそもそも2人も彼女連れてるのに人の彼女ナンパするってどうゆう神経してるの?そんな奴にシェリルがついて行く訳ないじゃん、ちょっと考えれば分かるじゃん、てか頭悪いの?馬鹿なの?」
ヤリちんが顔を真っ赤にして怒り出した
「貴様ぁ、調子に乗るなよ俺がその気になれば即殺せるんだぞ!」
「いやいや、そうゆう話じゃないから、とりあえず彼女2人いるのに人の女をナンパするのはなぜか?ってことに答えてよ」
話しを変えるな馬鹿が!
「そんなもの貴様には関係ないだろ!」
「いや、関係あるから、やっぱ馬鹿なのか?」
もう、話の通じない馬鹿は嫌いだ!
「この世界のいい女はすべて僕の物になるべきなんだ、だから貴様の女だろうが関係ない、引っ込んでろ」
うわぁ~イタイ奴いたよ・・・・俗に言うD○Nだな
こうゆうやつは無視に限る
「シェリルほっとこ・・」
「そうですね・・」
二人してため息をついた・・・・
「まて、まだ話は終わってないぞ、そこの女!僕の女になれ!」
おいおい、今度はそこの女呼ばわりか
「嫌です、私は和弘様の物です」
ぐぎぎぎっとうなると、俺の方を見て
「貴様俺と勝負しろ!勝ったら女をよこせ!貴様が勝ったら見逃してやる」
理不尽勝負きたぁぁぁぁ
「いやメリットないじゃん」
俺があきれていると
「ハルト様おやめください・・・今はクエスト中です」
あの時の女性が止めてきた
「貴様ぁ、奴隷の癖に僕に意見したなぁ」
ヤリちんは彼女の腹を蹴飛ばした
「ぎゃっ!!」
2メートルほど吹き飛んだ、すかさずヤリちんは彼女に追い打ちをかけるように蹴り始めた
「ぐっ!うぐっ!」
日常的にやられているのだろう、彼女は殆ど声をあげていなかった
「おい、やめろ!死んでしまうぞ」
「僕の奴隷なんだ、貴様に指図される言われはない!!」
そう言いながら、再び蹴り始めた、仲間の女達もニヤニヤして見ていた
こいつら屑だな、胸糞悪くなる光景だ
シェリルも同様に嫌悪していた
「お前たち何をやっている!!」
ブリッツが怒鳴ってきた
「ふん、おいミュリア!貴様は飯抜きだ!!あと貴様も覚えておけ、その女は必ず手に入れる」
ヤリちんが2人の女と進んでいった
「どうしたのだ?」
俺たちは事の成り行きを話した
「そうか、それは大変だったな、とりあえずこのクエストまでは大人しくさせるから心配しないでくれ」
「わかった、たのむ」
俺はブリッツにそう言うと、倒れている彼女に近よった
彼女の全身は痛々しそうだった、収納から薬草を出し彼女に与えた
「あ・・・・」
「大丈夫かい?」
「あ、有難うございます、奴隷の私を助けて頂いて・・」
「いや、こっちこそ喧嘩を止めようとしてくれて有難う」
「いえ、とんでも御座いません、失礼します・・・」
彼女は深くお辞儀をすると先に進んで行った
俺は彼女のステータスを見た
名前:ミュリア
LV :10
種族:猫人族
年齢:16
性別:女
職業:剣士
腕力:50
体力:40
速さ:80
魔力:10
幸運:10
固有スキル:夜目、双剣術、俊足
スキル:剣2、短剣2
称号:奴隷
彼女、ミュリアは猫人族だったのだ、なるほど先ほどの暴行の理由がわかった
「シェリル、彼女は猫人族の奴隷だったよ・・」
「え?・・・」
「何とかしてあげれないかな?」
彼女にお辞儀された際、深い諦めの目を見た・・・・
「所有者のいない奴隷ならば買い取りが可能ですが、流石に契約されている奴隷は難しいです・・・」
そうだよなぁ
「種族の差別はなくならないのかな?」
俺はそうつぶやきつつ進んで行った
猫耳いいですよね~、かわいいですよね~
次のヒロインなんとなくわかりましたでしょうか?
フ:わ、私もケモ耳です!!!




