お宝買取りと真実
おぉぉぉ、こんな駄作にブクマが100超えました
有難うございますm(_ _)m
読んで頂いている方が一人でもいる限り書き続けます!
「おお、いらっしゃい、昨日の今日でどうしたんだ?」
「ちょっと買い取って欲しいものがあってな」
俺は鉄の剣20本、鋼の斧2本、革の鎧15着、蛮族の服12着、革のブーツ20足と宝石をカウンターに置いた
「おいおい、かなり多いなちょっと時間がかかるぞ」
「構わない、たのむ」
店主は奥に商品を持っていった
「和弘様?いつの間にそんな大量にお持ちだったのですか?」
「シェリルを買う前に盗賊を壊滅させたんだよ、これはその戦利品」
「ま、まさか・・・そ、その盗賊って・・・」
「ん?どうかした?」
「い、いえ何でもありません」
いや、あるでしょ、顔見ればわかるって
しかし俺は敢えて聞こうとはしなかった、誰にでも語りたくない過去はあるからな、それに俺も盗賊の話はあまりしたくないからな
「またせたな、全部で金貨104枚と銀貨73枚だ」 」
結構な金額になったな、宝石がかなり良かったのだろう
実質宝石は金貨100枚で売れていた
俺達は金を受け取り、クエストへと向かった
う~ん、シェリルの様子が変だな、やはり盗賊が引っ掛かってるのか、今日は早めに戻るとするか
「あと少ししたら戻ろうな」
「あっ、はいっ!」
彼女は俺に気を使わせたと思い、下を向いていた
今日の戦果はゴブリン6匹にコボルト3匹、薬草10枚だった、前日に比べると少ないな
俺達は宿屋に戻った
どうするか、俺から話すべきかな?
そう考えているとシェリルから
「あの、和弘様が壊滅させた盗賊ってどこの場所ですか?」
「ん?この町の西から出た街道の途中にある森の中の洞窟だよ」
「やっばり・・・私の奴隷までの経緯をお話ししていいですか」
やはり、あの盗賊と関わっていたのか
「ああ」
そして、彼女の壮絶な人生を知った
彼女の村が盗賊に襲われたこと、村人が拐われ皆殺しにされたこと、目の前で母親が犯され殺されたこと、奴隷にされて、録に食事も与えられず暴行されたこと、俺と逢うまで本当に地獄で生きる希望がなかったこと
そうか、彼女も俺と同じ甘い思いを描いていたんだな、そしてそれを理不尽に砕かれた、この世の常識を知ったんだな、先程のゴロツキ対する殺し方も納得する
彼女は俺と同じなんだ・・・
「シェリルおいで」
俺はベッドに座り、シェリルを右側に呼んだ、そして頭を預けさせ肩をだき、手を繋ぎながら
「昨日はなした2人の女性な話しを聞いてくれるか?」
彼女は頷いた
「俺はこの世界の人間ではない、世界を管理する女神により転生させられたんだ」
彼女の目が見開いた!俺は話を続けた
「女神はこの世界の調停してほしいと、正直何をするのかもわからないけどね、そして女神はこの世界でやっていくために3つの願いを叶えてくれると言ってきたんだ、俺はそれを自分の欲望で終わらせちゃって、結果なにも能力を貰えないままこの世界に飛ばされたんだ」
彼女は黙って聞いていた
「俺ははっきり言ってこの世界を嘗めてたんだ、なんとかなるってね、そう考えてたら盗賊に捕まってしまったよ」
俺は自分の不甲斐なさを今でも後悔している
それを感じ取ったのかシェリルの頭が俺の胸にグリグリこすりつけてきた
俺は髪に顔を近づけて匂いを嗅ぎながら
「そこで出会ったのがフィオナという狼人族の女の子だった」
「そ、そのフィオナさんは今どちらに・・」
シェリルの肩が震えていた、何となく察しているのだろう
俺は強く抱くと
「盗賊に無理やり犯されて殺されたよ、彼女は俺を生かしてくれた、あのときの眼を俺は忘れない」
彼女は言葉を失っていた、自分と同じなんだと・・・
「ここで、俺はこの世界の理不尽に気付かされた、そして常識を学んだんだ、悪は必ず殺すと・・・」
彼女の手が俺を強く握り返してた
「シェリルを買ったのも、あの眼をしてたからなんだ、フィオナとダブってしまい、あの日出来なかったことをやりたかったんだ、俺のエゴなんだ、ごめんよ」
「そんなことありません!私は和弘様に買われて幸運でした、和弘様のお陰であの地獄から解き放たれたのです、更に盗賊を壊滅し、母の仇まで取ってくれました、その事実は変わりません!」
彼女は潤んだ目で俺に訴えていた
彼女に出会えてよかった、心からそう思った
「シェリルありがとう、俺達は同じ傷を持っている、今真にお互いがわかりあえたと思ってる」
「私もです・・」
「愛してるぞ」
「愛しております」
二人はお互いの愛を口にし、口づけを交わした、そしてそのままベッドに倒れたのだった・・・
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「あはようシェリル」
「おはようございます和弘様」
相変わらずの谷間からの挨拶である
俺は朝起きると必ずシェリルの谷間に挟まれている、なぜだろう?
考え事をしていると
チュッ
シェリルからキスをしてきた
「いきなりはずるいぞ」
「昨日のお返しです・・んん」
悔しかったので俺の方からも彼女の口を塞いだ
チュッ、ピチュ、
「ふぁぷ・・あん」
彼女の口の中から舌を抜いた
「はぁ、はぁ、和弘様ぁ激しいです」
よしっ、勝った!
俺は満足すると、ジト目の彼女をつれてご飯へ向かった
昨日は何も食べずに寝てしまったから2人ともお腹がかなり空いていた
「よし、今日の朝食はあれだな」
「あれですね」
そう、二人の大好きな肉のシチューとパンとサラダのやつだ
「「頂きます!」」
調子にのって2人前を食べてしまった
「「ご馳走様でした」」
「ここのご飯はやっぱり美味しいな」
「はい、すごく美味しいです」
「今日は少し試したいことがあるから、それに付き合ってくれるか?」
「はい、喜んで」
そろそろ自分のスキルを少し確認しておいた方がいいだろう、結構勢いで使ってるからな
昔からそうなのだ、考える前に行動に出てしまう、よく上司に怒られたなぁ
俺たちは町をでて少し離れた草原に向かうことにした・・・
主人公はこの世界に来た目的に対してきちんと理解しておらず、どうすればいいのかわかっておりません
しばらくはそのどうすればいいのかを探す旅だと思ってください
極力マンネリ化しないように気を付けます
ミ:のう、妾の説明が悪かったのかのう・・・・グスン・・・
主:い、いやそんなことないよ(汗)




