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patternA

(????)

やぁ、初めまして。

………………………。

「なんだこの出だしは」と、思った人もいるかもしれない。

実際、俺自身がその一人だ。

まぁそれはさておき、これから見ていく世界の話をしよう。

これから見ていくあの世界はきみ達の世界とはなんら変わりない。

かわりがあればすれば皆何らかの能力を持っているんだ。

瞬間移動ができる奴、魔法使い、指一本で世界を滅ぼせるやつ

………………………。

「そんな設定見飽きた」かな?まぁまぁそういうなよ。

ただ君たちの見飽きた世界と違うのは、「それ以外」は何も変わらないということだ。

まぁ簡単にに説明すると、刀を使う奴や銃を使う奴は、

それを持ち歩いてたら銃刀法違反で捕まるんだ。

当たり前だけどほかの世界ではこのことを許されているだろう?

まぁそんなこんなで俺の説明は終わりだ。

あとは自分の目で確かめてくれ。


(東道学園 教室「1ーB」)

4月7日。東道学園の始業式から3日たった日である。

新しい仲間ができ、まさに青春といった明るいテンションの中に、

これぞといわんばかりにマイナスオーラをだしている男子生徒がいた。

溜め息をつきながら窓を眺めているその少年に、一人の生徒が

「おーい、イッチー」

と明るく声をかけた。

一方「イッチー」呼ばれた少年。暁 一郎は

「なんだよ、文人。」

と、窓を眺めたままつぶやいた。


暁 一郎を一言で表すなら、「普通」である。

いや、普通・・すぎると言ったほうがいいだろう。

それが彼の能力でもあり、彼自身のコンプレックスでもあった。

彼の能力アビリティ、「平均体質」は、この世界では珍しいものでもあり、

彼自身にとっては役に立たないものでもあった。

説明を簡単にすれば、彼の体重、身長、歩く速度までもがすべて「平均」なのである。

その平均は年齢、住んでいる環境などによって変化し、一郎が中学の時には、

長身の同級生が転校した次の日、いきなり身長が3センチ縮んで

クラス中に笑われ者になったことがあった。そして―

そしてこの日からこの能力がコンプレックスになってしまった一郎は、この能力を否定し、

封印してしまったのである。


「一郎、飯だぞ飯!食堂行くぞ!」

このハイテンションな声で一郎と全く別の性格の見えるこの夏目 文太。簡単に言えば一郎とは

腐れ縁である。

「あぁ・・分かった。今行くよ。」


(東道学園 食堂)

そしてやってきたこの食堂。

「やっぱ混んでんなー」

文太が言う通り、この東道学園の生徒数は12500人。

食堂は食堂で東京ドーム2個分くらいの広さはあるのだが調理場も含めるのでかなり狭い。

「ほら行こうぜ」

そう言って先に行く文太を

「そう焦んなよ。」

と言って追いかける一郎。すると、

「おいてめぇ」

そこにはガタイがよく、眼付も悪く、モヒカンの部分だけを金髪に染めた

見ただけで関わりたくないと思う人種があからさまにガン飛ばして来た。

「ねぇねぇ、これって俺ら喧嘩売られてるの?売られてるよね!?買っていいよね!!!」

と急にハイテンションになる文太。

「おいおい、まだ売ったとは・・・・」

と言いかけた一郎だったが途中から無言になった。

いや正確には喋れなくなったのである。

「ここで問題!

なぜイッチーは途中で会話を中断したんでしょうか?

A百円見つけたから

B不良Aの攻撃を受け止めたから

C不良にぶっ飛ばされて気絶したから

さぁどれ!                    」

「いやなんだよAの選択し俺はK丸か!」

「さぁ、この通りピンピンしてるのでCではないですね。

 Aは否定してるので正解はBでした!」

文太と一郎が勝手な漫才「一郎はその気がないが」をしている間に、

相手にされてなかった不良A、山下 岩男は完全にブチギレた。

「おめぇらえあぁぁっぁぁ、ぶっ潰すぞ!!!!」

すると文太がいつになくクールにつぶやいた。

「おいおい、落ち着けって。飯の邪魔しといて潰されんのはあんただから

不良Aさん☆彡」

「俺は岩男だぁぁーーーーーーーー!!」


(????)

やぁ、またあったね。

さぁてこれから歯車が動き出す。

いろんな歯車が動いて1つの大きな機械を動かすんだ。「運命」ってやつを、

その続きが見たければもう少し待ってくれ。

とりあえず俺は寝るから・・・・・

+a putterA END

えーと

第1弾です。

まあABCDの4作ものにしようと思ってます。

今回は能力もヒロインも出ませんでしたね。すいません。

次のpatternBではダブルヒロイン(?)と能力もバンバン出します絶対!

なんで次回作もお楽しみに!

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