ハルマゲドン
未だ未知なるハルマゲドン
こいつが来れば 聖戦開幕
あっちもこっちも修羅場になるのさ
だけど100%善人の 歪んだおかしな君だけは
たった一人安全に 広い世界の端っこで 完全勝利の除け者さ
なんて華麗なハルマゲドン
なんて麗美なハルマゲドン
なんて甘美なハルマゲドン
なんて素敵なハルマゲドン
君は映画を見るような そんな心地になるだろう
夢見心地の傍観者
世界の末路に省かれて 人間の外に昇華する
なんて無情なハルマゲドン
なんて無体なハルマゲドン
なんて無慈悲なハルマゲドン
なんて無意味なハルマゲドン
やがて太陽が君にひれ伏し
やがて満月が君にひざまずく
やがて新星が君を慕う
君は超訳聖書の主役となる
サーチライトみたく無遠慮な
黄金の夜明けがやって来る
広辞苑では ハルマゲドン:神とサタンとの最終戦争の「場所」 とのことですが
詩中では 世界の終末的な善と悪の戦争 の方の意味で使っております。
サタンといえばお尻が氷に漬かっている(←ロマンをぶち壊すようですが、まじです)イメージしかありません……。