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上がり  作者: 馬財 令子
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6

じめじめと。

汗をかいて。

髪の毛が皮膚にへばりつく。

エアコンも、扇風機もつけない。

日が沈むのをまっている。

窓を開けてはいるけど、風というものはない。

日が沈む。

外の暗さが部屋と同化する。

灯りなんかつけないほうがいい。

静かで暗くて何も考えずに済む

私はこの感じがすきである。

確かに目が覚めるともう、夜の八時、九時。

昼間からずっと寝ているだけ。

やっと目が覚めて、はを磨いてまたねるだけ。

私の1日の活動時間はなんと短いのだろう。

それでいて、ご飯やお菓子を貪っているのだから、こんなだらしない体型なのも頷ける。

みっともない。

このぽっこりお腹。

苦しいなぁ。

うごきたくないな。

こうしてまた1日がおわった。

今日で小学校は一学期終業式を終えたらしい。

私は少しだけそのニュースで心が救われる。

小学生らは楽しい夏休みが始まるのだな。

楽しそうであるなと。

素敵なこの夏をすごしてほしいなと。

思う。

私は素敵な夏休みなんてろくに過ごすこともなかった。

休み明けの友達の楽しそうな話を聞くのは好きであったが、私は私からなにも話をできるようなことはなかった。

私は学校の給食だけを楽しみにしていたので、長期休みは嫌いであった。

けして、ご飯がなかったというわけではないが、どうも、少しばかりのご飯であったので、やはり、学校の給食にどれだけ助けられたかはわからない。

さて、夏休みに入った子どもたちが嬉しそうな姿をみるのは好きだ。

どんなにワクワクしていることだろうか。

とてもよい。

私は子どもたちが、幸せそうにしていられるならそれが嬉しいな。

私があの子達の笑顔を咲かせているわけではないけれど。

子どもたちが子どもらしく、ふるまえる世界であってほしいな。

楽しい姿をみていたいなとはおもう。

私は何様なんだろうね。

私は私のように悲しい思いをしないでほしいなっては思う。

いじめもない。

家族も円満で、

お腹をすかせて我慢することもない。

好きなことをしたいと言えるような。

綺麗事かな。

でも、辛い思いはしてほしくないな。

私はやはり、立ち直れてないよ。

楽しい夏がきたね。

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