序章
投稿主です。
サスペンスだのミステリーだのを書こうと思いました。
視点としては男主人公と女主人公をメインにしつつ、それぞれの視点と心境を描いていこうと思います。
そうして扉が開く。
ゆっくりと目を動かして周囲を見るが、何かしらの部屋としか認識できない。視線を吸い寄せられたのは大きなラウンドテーブルくらいだろうか、ドーナツ状になっているようで中央には空間が空いている。
俺が出てきた扉を含めて八つの扉がこの部屋を囲むように円形に配置されている。
「、、、んっ」
軽く伸びをした後に首をコキリと鳴らす。
深呼吸を一つ。その後、即座に状況を理解する。が、やはりわからない。
「誘拐、またはそれに近しい何か、、、八つの扉から推測するに八人の人間、、、」
集められたのか?その手段は?、、、疑問はあるが、俺がすべきことをしておこう。
俺は中央のテーブルへと向かった。
そうして私は身体を起こした。
「ぅ、、、んん、、、ふぃぃ〜」
ここはどこ?なんて疑問はとうに解決した。『わからない』という答えで。
起きた時は焦ったが、部屋の中には私のスマホ、財布、その他外出の際に持ち出すような道具が置いてあった。全て私の物なのが少し恐ろしいが。
トイレ、お風呂、そして私が腰掛けるベッドと、生活に最低限の道具は置いてある。
事件の香りを感じつつ、未探索のそこを見る。
「あとはあの扉だけ、ねぇ?」
グーパーと手を握り直し、立ち上がる。
一歩二歩と扉へ向かい、ついにノブへと左手をかける。鍵がないことはすでに確認済みである。右手は拳を握っている。
勢いよく扉を開き外へと躍り出る。
その景色を見て私は『コッ』と舌を鳴らす。
七人の男女、老人は居ないが年齢はバラバラ、なんなら学生さんもいる。
「面白くなってきた、じゃん?」
私の口の端が、吊り上がっていくのを感じた。
読んでいただきありがとうございしまた。
久しぶりの小説で少し疲れました、次回もいつか書きます。
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