05 この家、改善しましょうよ。
紙を見るとすべてのステータスが14000前後になっている。
うーん？
あ、指輪の効果かな？！
わたしの扱える力に指輪がステータスごと抑えてくれてるんだ！
それでもギルマスさんはびっくり！
そしてわたしたちの冒険者協会登録を快くOKしてくれた。
ステータスの件も黙っててくれるそう。
よかったぁ～。
わたしたちが協会の外に出るともう空は赤く染まっていた。
「ふぅ、転生してから１日いろいろなことがありましたね。」
「そうだね、とりあえず家に帰って明日から家の整備とかしよっか！」
「そうですね。」
家に帰るとわたしたちはあることに気が付いた。
食材、買ってないじゃん。
とりあえず寝よか。
～次の日～
わたしたちは１日この家で過ごし、いろいろな問題点を見つけた。
・この西洋風の古めかしい街並み、家に井戸があるのはわかる。わかるけど井戸の周りコケだらけで汚い！
・家のお風呂にシャワーがない！
・そもそもお風呂木製とかやばない？
・この家木製だし夏だから虫多い！
・あつい！エアコーン！
・テレビはなくてもラジオ欲しいです。
・自給自足ができればお金もあんまり必要なくなる！＝協会に顔を出さずに済む！
・単純に耐久性、大丈夫？
などなど様々な問題点があげられる。
というわけでこれらを改善していきたいんだけど……。
まずは井戸掃除に決まってるよね！
だってお風呂にしろ何にしろ水がないと！
という相談の結果、井戸に来たものの……、
「汚い、臭い、きもい。のまさかの3Kそろってる～！」
「そうですね……なんなら水は溜まってますけど、謎の泡立ちがありますし、緑色超えて
どす黒いですね……。」
「これ、どうやって掃除する？」
「な、中に入って……でしょうかね？」
「……いやいやいや！外から掃除する方法を考えようようよ！？」
「そうですよね、さすがに中に入ったら死にますよね。」
「少し考えよっか！」
「そうですねー。」
うーんとそうだな……
「あ！そうだ！思いついた！」
