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昨今婚カツコンコンッ!  作者: 瀬良透
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感染症の影響

感染症の影響でみなさんの生活リズムも大分に変わってしまったのではないかと思う。

業界、職種によって影響も非常に大きく、一概に「大変ですよね」で済ますことはできない。

私も更新サボっていたのは、忙しいわけでもなく、体調崩していたわけでもなく、

単に暑くて気力がわかなかったというこの意識の低さである。


最近、婚カツもあまり活動ができていない。

一時期、緩和された時には見合いの機会もあったが、やはり初対面の人とこのような状況下で会うのは気後れする人も多いようだ。

(とはいえホテルのラウンジにはたくさんの見合いの席があるのだけれども)

オンラインで見合いをする、というのも勧められているが、何度かしたところ、どうにも私にはしっくりこなくて基本的には対面を希望して活動をしている。なので見合いの回数自体もすっかり減ってしまった。(でも本当は婚カツは数より質の方が大事)


さてあくまで私の見える範囲での感染症における婚カツの影響。

私の見える範囲、と前振るのは当たり前だが全体を見て活動なんてしていないし、自分に対して申し込みがあったり紹介があった人しかわからないからである。

で、私の感じたことは……


なんか家事手伝いから申し込みが増えた。


私は別に家事手伝いを否定するつもりはないが、気になることがある。今までは大体、プロフィールに「以前は〇〇の仕事をしておりましたが〰」と転職活動中である旨が記載があるか、「結婚後の仕事は要相談」「パートくらいはしようと思います」といった「共働き」を視野に入れた紹介文が多かった。エージェントの言うところでは「本音はともかく、多少でも働くという姿勢を見せている方が男性ウケがいい」と聞いたことがあるから、その兼ね合いだろう。

が、最近は「家事なら任せて下さい、夫が仕事をするのをきちんと支えます!としか書かれていないのだ。勿論、「たまたま」かもしれないが……私の年収では正直、贅沢な生活をさせてあげることはできないので気後れをするのが本音だ。


現状の日本では、男性が働き、女性が子育てをするという意識がやはりまだ多いと思う。サラリーマンでもオフィスレデイでも「職場」が融通が利かないことが多いのは本当に実感する。だから現実問題、全てが壇上平等にできないのは事実とはいえ、これは少々、男性への依存が前提なのではないかと心配になる。男性にそれだけの年収があれば生活は成り立つかもしれないが、年収が500前後の男性でも「専業主婦前提です、でも家事も手伝って子育ても手伝って」と書かれると、悩む人が当然いるのではないかと思う。私は一人暮らしを経験している男性であれば家事手伝うことに抵抗はないと考えている方だが……。家事が楽とは言わないし、子育ては非常大変と友人もよくよく語ってくれる。

しかし、しかしだ……。

今のご時世、「家事なら任せて! 働く気はないけれど!」という女性に対して、「おう任せておけよ! 嫁に来い!」と胸張って言える男性は、もっと評価してあげても良いのではないかと思う。


まあ重ね重ねしつこいようではあるが、私は結婚に一番大事なのは愛し合った二人であることであるとは考えている。けれど婚カツというのはどうしても「相手のステータス、方針」が明文化されている以上、どうしてもフィルターをかけてしまうという罠があるのではないかと、最近は感じているのだ。


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