表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よくある?異世界転生でも頑張って生きたい(マジで)  作者: N山パイン
始まりはいつも突然
1/10

N山です。

初めて投稿するので変な所があったら

あ、こんな話なのねとふわっと流してくれるとありがたいです。


異世界転生は好きだ。

寧ろ大好物だと言っていい。

でもね、それは見るから面白いんであって、自ら望んだことは1度も無い…はず?あ、ごめん嘘だ何年か前の口癖2次元逝きたいだったわ


でもね、私が行きたかったのはイケメン達を攻略する方で、戦争とか魔王討伐とかでは無いのは確か。

だってそんな世界に行ったら平凡で取り柄のない私なんか5年生存率0%だ。

寧ろ今の状況なんて10分後の生存すら怪しい。


誰だ!戦場に生まれたばっかの乳児連れて来てるやつは!!


私を背中に背負いながら戦ってるのはお母さんなの?お父さんなの?筋肉凄すぎてわかんねーよ!


そして何この速さ新幹線よりも速いとかどんな脚力?あ、気持ち悪い吐く吐くは…おえええええええええええええええええええええええええええええ


頭振られすぎて意識が朦朧としていく。


なんで私こんなとこにいるの?


夢なら早く目を開けろ自分


起きろ!起きろ!起きろぉぉぉぉああア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!





















ピピピピピピッ


アラームの音で目を開けるといつもの天井。

隣を見るとぐおーとでかいイビキをかいてスヤスヤと気持ちよさそうに眠る旦那。


良かった夢か~。

変な夢見たな、昨日寝る前に読んだ転生漫画の影響かな?


んーーっと背伸びをし布団を出る。


トイレに入り、長女を起こしに行く。

うんうん、いつも通り。やけにリアリティのある夢だったからつい今の世界の確認をしてしまう。


お弁当を作り始めると長女がおはようとリビングに入ってきた。


「おはよ、今日は部活は?」

「いつも通り~」

「ん、わかった」


毎朝同じ会話をし、長女はシャワーを浴びに行く。


お弁当と朝ごはんを作ってるうちに夢の事は段々と薄れていった。


長女を送り出し、長男と次女を起こす。

2人が支度してる間に朝ごはんを並べ、テレビをつける。

芸能ニュースを眺めていると2人がおはようとリビングに入ってきた。


「早く食べちゃいな」

「んー」


目をゴシゴシと擦る次女が可愛くて口が緩む。


やだ、うちの子可愛い


うっとりした顔で次女を見つめていると、長男が気持ち悪そうな顔をして私を見ていた。


「おはよう、なによ?」

「別に?今日、姉ちゃんなんか言ってた?」

「いつも通りって」

「ふーん」


椅子に座り、いただきますと挨拶をしてからお箸を持つ。

挨拶は基本だから勉強は出来なくてもそこだけはしっかりと教える。


マナー大事。ほんと、大人になったら勉強よりマナー。

勉強なんて、なりたい職業になる為にするもんだから就職したら必要なくなるもんね。


「ごちそうさま」


マナーについて熱くなっていたら長男が食べ終わり、席を立つ。



「あ、今日お姉ちゃんの学校に出稽古の日でしょ?ちゃんと早く帰ってきなよ~」


「わかってる、いってきまーす」


長男を送り出して振り向くと次女が机に伏せって寝ていた


「早く食べないと遅刻するよ!ほら、起きて起きて!」


次女を揺さぶり、ご飯を急いで食べさせる。


「ごちそーさまでしたー」

「ランドセルの準備出来てるの?鉛筆削った?」

「大丈夫!だと思う!」


安全帽を深めに被ってパタパタと玄関に向かう次女の後を追う。


「いってきまーす!」

「車に気をつけてね、いってらっしゃい」


手を振りながら歩く次女を見送ってから玄関の戸を閉める。


さてと、次は旦那だな。


寝室に入り布団にバサリともぐり込む。


うーん暖かい!気を抜くと一緒に寝ちゃいそう。もぞもぞと旦那に近寄りぎゅーっと抱き着くと寝惚けながらも抱きしめ返してくれる。


旦那の柔らかな(メタボじゃないからね!)胸にグリグリと顔を押し付ける。毎朝するけどこれ幸せ~やるとやらないとじゃ1日のテンション全然違うからね、マジで。


さてと、エネルギーチャージも済んだしそろそろ起こそうかな。


「旦那さん起きて~!起きて起きてお~き~て~」


ちゅっちゅっちゅ~


結婚18年目でこのラブラブっぷり凄くない?もーね、旦那の事大好きすぎてヤバイ。


旦那の温もり、肌触り、柔らかい唇、ふんわり香るミルクの匂いに懐かしいほんのり甘いミルクの…?え?ミルク?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ