第1話 神々と宝物
★☆ 今回の登場人物 ☆★
アンスール
『言葉のルーン』の名をもつ神。この物語の主人公。
ソーン
『トゲのルーン』の名をもつ雷神。奥さんラブ。
ニイド
『欠乏のルーン』の名をもつ邪神。トラブルメーカー。
ソウェイル
『太陽のルーン』の名をもつアンスルガルドの番人。多分やさしい。
イング
『生命のルーン』の名をもつ豊穣の神。変な人。
ヤラ
『収穫のルーン』の名をもつ神。とても忙しそう。
ティール
『勝利のルーン』の名をもつ軍神。すごく、まじめ。
ベオーク
『誕生のルーン』の名をもつ結婚の神。けっこう大胆。
シフ
ソーンの妻。美人で色っぽい。
ニイドカゥムの小人A・B・C・D・E・F・G
とにかく元気。親切で大盤振る舞い。
ハガラズテネブレの小人
ちょっとエッチで気の毒な小人さん。とっても器用。
あなたは既にラグナロクの予言をご存じか?
知らなくとも問題はない。
だが、知っていた方が、私の話は面白いものになるかもしれない。
私の名は『言葉のルーン』と同じアンスール。
ユグドラシルの息づくこの世界の行く末を見守る神である。
ヴァラスキャルヴにあるフリズスキャルヴという名の椅子に座って私はいつものように世界に目を配る。
――ソーンの住む『ウプサラ』で事件が起こっているようだ。
雷神ソーンの家には、ニイドが今、ソーンのハンマーで潰されそうになっておる。
ソーンはこのアンスルガルドにおる神々の中で最強を誇る神といっても過言でない。
――また何をやらかしてくれたのか。
銀髪と銀色の髭をたずさえたソーンは、強面すぎるその見た目のままにすぐ頭に血が上り、暴れまわっている。
大人しくしておれば、理知的なところもあるのだが、その鋼のような体と、怒りからくる破壊力に叶うものは他にいない。
対してニイドは常に、にこやかにしてはいるが、あやつの考えに乗るとろくなことがない。
今日も何かやったのだろう。
――少し、見てやるか。
「お前、シフの髪を切り落とすなど、なんということをしてくれたのだ!」
ソーンが怒鳴る姿は珍しくはないが、今日はいつも以上に怒り狂っている。
「ちょっと借りようと思っただけだよ!」
「何をふざけたことを」
そのそばで、ソーンの妻シフは、切られたであろう自分の金色の美しい長い髪を握りしめて、ただただ泣いていた。
――ひどいことをするものだ。
「まさか、あのタイミングで寝返りを打つなんて、あり得ないじゃないか」
「人の寝込んでいるところにやってくる方があり得ないだろう! お前は、何を考えたらこんなことができる!?」
――どうやら、ソーンの方がまっとうなことを言っているようだが。
「じゃあ、どうすればいいのさ」
「元に戻せ!」
首元を掴まれ、その体格差からニイドの足は宙に浮いていく。
ニイドは苦しそうに両足をばたつかせる。
「じゃあ、じゃあ、もっと美しい髪を作ってきてやるよ」
ニイドは苦し紛れに提案をした。
「誰のせいでこうなった?」
ソーンは凄い形相ですごむ。
「はい、それはもう心を込めて作らせていただきます」
ニイドは声が裏返っていた。
「早く行け!」
ソーンの手から解放されて一瞬ふらつく。
そして、とぼとぼと扉の方に歩いて行く。
「早くしないと体中を関節にしてやるぞ」
――自分の意志で動かせないないようになる骨折は、関節を作るというのは違う気がする。
ニイドはさっそくシフの白鳥の衣を勝手に持ち出して、空を飛んで小人の国『ニイドカゥム』に向かって飛んだ。
――抜け目のない奴め。
ニイドカゥムに到着すると、姿をソーンの美しい女神シフに変えた。
「これでよっし!」
美しい女がニイドカゥムにやってきたと小人たちはそれはそれは歓迎し、宴を開いた。
ニイドはかぶっていた布を外すと泣き出した。
「旅の途中美しい髪を取られてしまったの」
――そうきたか。
ニイドがすすり泣くと小人たちは同情し、やさしい言葉を述べる。
青い帽子をかぶった小人がいった。
「そんなに悲しむなよ! お嬢さん! オイラがちょちょいとその髪の毛に代わるものを作ってあげるよ」
「そうだ」
「おれたちが作ってやろう」
「そうだ」
「上等な金を持ってこい」
「さがすぞー」
「上等な絹を持ってこい」
「探してやるぞー」
小人たちはワラワラと集まってきて、作業を開始しあっという間に素晴らしいつけ毛をが完成してしまった。
「しかし、材料が余ってしまったな」
「旅が安全に終わるように船を作ろう」
「旅が安全に終わるように武器を作ろう」
小人たちは親切でとてもお節介だった。
次は投げたら必ず敵を倒し、その後に手元に必ず戻ってくる不思議な槍を作った。
少し遅れて、簡単に折りたたんで持ち運べる船を作ってしまった。
「これでお嬢さんは安全に帰れるよ!」
「よかったね」
「よかった」
「やったぞー」
「よかった」
「やったね」
小人たちはニイドを外の世界に送り届けた。
――小人族は器用で気前もよいだけでなく、こんなにも親切なのか。
私は見ていて微笑ましくなった。
――一度行ってみたい。
「うふふっ、うまくいったわ」
ニイドはすっかりシフになりきっていた。
「でも、これだけじゃソーンは許してくれないかもしれないわね♪」
――いやいや、十分だ。
ふたたび布を目深にかぶった。
ニイドは更にハガラズテネブレを訪ねた。
ハガラズには黒い妖精が住んでいる。
そちらの世界では悪魔という名前で呼ばれているかもしれない。
いやしく、陰気でズルいことが大好きな奴らだ。
ニイドはニイドカゥムと同じようにハガラズの住人に泣きつく。
「どうしたんだ、そんなに泣いて」
「私は宝物の代りの物を持って帰らないと殺されてしまうんです」
「そいつ気の毒だ」
「なんでもしますから、何か作っていただけないでしょうか?」
薄気味の悪いハガラズの住人にすがりつく。
――私には泥酔していたとしても真似はできん。
その光景を見てぞっとした。
「勿論、何か見返りはもらえるんだろうね?」
ハガラズの小人はいやらしい目つきでシフの身体を見ている。
――変わり身のはやいことはやいこと。
視線を意識してニイドは不自然ではない範囲で体をくねらせている。
「うふふっ、それは当り前よ! 命を救ってくれるのですもの。でも、私は夫がいるの。だから、もし娘が生れたら来て」
――手慣れている。
ニイドは普段からこういうことを繰り返しているのかもしれない。
「うおほほぅっ!そうかぁ、そういうことかぁ」
小人はすっかり舞い上がっている。
「まっておれ、すぐにこさえてやろう!」
男はとても、器用に黄金を次々と生み出す腕輪を作り出してしまう。
満面の笑みでニイドにつけてやった。
「どうだ? これは素晴らしい宝だろう?」
輝く腕輪をニイドに見せる。
「しかも、9夜ごとにこの腕輪は増えるのだ」
話を聞いて、ニイドはさらに喜ぶ。
「本当に素晴らしいわ! だけどこれを無事に持って帰るための移動手段がないわ。安全に帰れるかしら?」
――いやいや、それだけじゃいかんのか。
「おぉっ! そうか! 待っておれ!」
――おかしいと思わんのか?
すぐに下心丸出しの小人は、ニイドが安全に帰れるように、水も空も走れてしまうとても強そうな黄金のイノシシを作った。
「こ、これでどうだ!」
「まぁ! すてき~!」
「そうだろう?」
すてきといったそばから、ニイドはうつむき暗い顔をしている。
「……」
「ど、どうした?」
心配になって男はのぞき込む。
「私の国の入口には宝物を取り上げてしまう番人がいるの。それに勝てるような武器がないと帰れる気がしないわ」
――ソウェイルはそんなことはせんぞ!
ニイドは白々しい演技を始めた。
「それでは、娘がもらえない」
慌てた小人はさらにいいものをと時間をかけて番人に勝てるような武器をかなり真剣に、試行錯誤して作った。
造形からしてハンマーのようだ。
ニイドが待ちくたびれて、足を何回も組み替えたので、そのタイミングで小人は下着を見たいのかニイドを見る。
「すぐできるからな」
チラッ
「待っててくれ」
チラッ
「腹はすかないか?」
チラッ
そのせいで、ハンマーの持ち手は通常より短く仕上がってしまった。
完成したのを見るとニイドは小人に抱きついて、キスをしてやる。
「ありがとう、あなたは命の恩人よ」
小人はメロメロになって、ニイドに三つの宝を渡して見送った。
去り際にニイドは振り返り、投げキッスをしてから前を見て、尻を振りつつ歩き出す。
そうしてニイドは、アンスルガルドに多くの宝をもたらした。
恐らく私以外はそのことを知ることはない。
『ソーン』は『棘のルーン』の名前である。
そのルーンの持つ意味は『秘密』や『計画』。
今回作り出された『ミョルニル』というハンマーも『ソーン』の象徴に含まれる。
ニイドは宝をアンスルガルドに持ち帰った。
髪の毛はこれの材料に使う予定だったとこじつけの弁解を添えて。
私は、ソーンに娘が生れないことを願った。
ソーンのところにはシフの連れ子のウルは幸い男だが、万が一女の子が生れたときは用心するよう言づけておこう。
私は今回の出来事を見たことで、黄金を生みだす腕輪『ドラウプニル』と最強の槍『グングニル』を手にした。
決して、口留めとかそういうことではない。
□■□■□
「ねぇ、アンスール。ずっと見てたんでしょ?」
私はギクリとして振りむく。
――まったく気配がなかった。
「だから、私のそばに立つでない! と……」
「そうだね、うん。まぁ、これ受けとって」
そう言ってニイドは拒否する私の手に腕輪と槍を押しつける。
「これはいいモノだよ? わかるでしょ?」
「あ、あぁっ……」
「まぁ、受け取りなって」
「いや、大丈夫だ」
「受け取らないと、変身してソーンにでも見せつけてやろうかなぁ」
――殺される。
「それともさぁっ、変身した僕と……イイコトでもしてみる?」
――本当にソーンに見つかったら死ぬ。
唇に人差し指を当ててふざけて回るニイド。
「い、いい加減にせんか」
――完璧になめられておる。
「あははっ」
「わしで遊ぶでない」
「ほら、早く受け取らないと……襲うよ?」
そういうとニイドは、真正面からそろりそろりと接近してくる。
あと一歩分くらいの距離になってたまらず叫ぶ。
「わかった! わかったから!」
□■□■□
そうしてこの二つの宝は私の手に渡った。
黄金のイノシシと折りたためる船はイング神。
ミョルニルと黄金のかつらはソーンの手に。
イング神は船を使って、『ジェラヘイム』への里帰りと白い妖精の国『イグヘイム』を短期間で行き来できるようになった。
それはもう、大いに喜んで、ニイドとも仲良くなったらしい。
ときどき二人きりで旅行に行くそうだ。
――独身貴族どもめ。謳歌しおって!
その先で女遊びをしていると風の噂で聞いた。
別に羨ましいわけではない。
豊穣の神イングと邪神ニイドの二人は、なぜか独身を貫いていた。
私が何度すすめても気が乗らない、相手がヤダと口をそろえる。
二人とも悔しいくらい多くの縁談が迷い込む。
人間界から、子を授けてほしいという願いが行くのはいつもイング。
願いはこのアンスルガルドにとっては金よりも価値のあるものだ。
私たちはそのために仕事をこなしている。
純粋な者の願いは本当に心地よい。
時代によって願いは様々だ。
詩が上手くなりたい。
多くの実りが欲しい。
嫁が欲しい。
猫が欲しい。
パン屋になりたい。
鳥になりたい。
叶えそこなった願いも沢山ある。
そして、その願いの大半はあの独身貴族どものせいでそこなった。
イングは『簡単に叶っては美しくない』とか。
豊穣神が美しさ基準で仕事をしたら、地上は餓死者を間違いなく増やす。
それでも、まだ私の出番ではないというので見かねて私が気候をすこし弄った。
それに対して、イングは『余計なことを』といってくれるわけだ。
――結果的には地獄絵図ができるぞ。
ニイドは『本当に必要なら努力しようよ』と。
その割に自分は他人の利益をかすめ取ることばかりが上手いのだ。
『努力する奴がいなくなったら、邪神は商売あがったりだよ』
そういったかと思ったら
『無駄な努力って気づかないなんて気の毒だ』
そんなことを言って、願いが叶うまで手伝っていたこともある。
――邪神って、なんか違わないか?
私はあの二人がどうしても苦手だ。
仕事ぶりなら、やはりヤラが一番働いている。
朝は早く起き、船を見守り、昼は畑仕事を見守り、夜は娼婦を……。
しかも、夜中には趣味を満喫しているらしい。
――いつ寝ておるのだろう。
ソウェイルは眠ることなく城壁の番をする。
彼は、いつも虹の橋と城門に異常がないかを見張りながら、たいてい談話をしている。
あまり口数は多くないようだが、子ども相手に冗談を言っては、笑わせているらしい。
平和だから暇なようだが、寝不足じゃないか?いつも誰かにと心配をされておる。
――まぁ、目の下クマできておるしな。
ティールは、戦いを見守る。
無類の動物好きであり、捨て犬や捨て猫たちの行く末をいつもいつも案じている。
ソウェイルとは仲がいいようで、ときどきアンスルガルドの中を一緒に散策しているようだ。
――ただ、二人とも目が鋭いので偵察に見える。
ベオークは結婚の神。
結婚の前段階の二人に障害を与えて愛を確かめさせたり、カップルのバランスが悪いとなると破局するよう仕向けている。
親同士の仲が悪くなったり、すれ違いが急に増えたり、身分の違いのハードルを引き上げてみたりとやりたい放題。
『やっぱり、三角関係とかそういう複雑な関係図を乗り越えての永遠の愛を誓う感じががいいわよね?』
そんなことに同意を求められても同意しかねる。
――全ての結婚にドラマを求めてはならない。
アンスルガルドに住む者の中には、他にも多くの神がおるのだが、その紹介はまたのときにとっておこう。
この国の宝は6つも増えたが、何よりも素晴らしいのは人材だ。
お互いの幸せを思い合い、慈しむ。
偽善を悪くいう者も中にはおるかもしれんが、そこに悪意がなければ、その思いはかならずいずれ本物になる。
人は生まれた瞬間に人ではない。
死ぬ間際にようやくその人がわかる。
子供から大人になり、自分が何者かわからなくても悩む必要はない。
80年生きてみてもわからないことだってある。
分からないことを苦痛と思う必要などない。
遅かれ早かれ回答を見つける時期は、あらかじめ自分にぴったりの時期を自分と神で話し合って決めておるのだ。
今は忘れているだけだ。
失敗を恐れないものほど見つけるのは早い。
失敗を恐れるものはたいてい遅い。
便利なアイテムや財力や才能はそれなりの努力と苦痛の重りと釣り合うようにできている。
持っているものは持っているだけのリスクと悲しみを知る。
持っていないことで持っていることをうらやむことは愚かだ。
持っていなければ何の重圧もない。
ただがむしゃらに頑張ればいい。
量ではなく質を見きわめる能力を若い内に身につけよ。
それだけで、晩年の大きな失敗はなくなる。
失敗をせず沢山をもち、何も身につけないものの未来は悲惨だ。
たくさん持つ者は持っているものを配りきってでもないもの以上に努力せねばならない。
持っていればいるほど喪失感は大きくなる。
持っている見える財産に価値はない。
その数をいくら増やそうと財がなくなった瞬間に、その人脈や才能の方が重要だったことを思い知るだろう。
財産ばかりを繋ぎとめようとするものは愚かだ。
その者の見る財の先には人脈や生活がつながっている。
財産がなくなってもいなくならない人脈を持つ人間は沈んでもかならず浮上する。
あなたの人脈は絆につながれたものか?
それとも財産につながれたものか?
前者だと言い切れるものはしあわせだ。
あなたの才能に弱点はないか?
もし、弱点が思いついたなら、それを補う才能を探すといい。
それが必ず、あなたの助けになるだろう。
的確な質問をくれる人や本を大切に扱いなさい。
的確な質問は必ず自分に自分のやるべきことを教えてくれる。
残念ながらあなたに対して私は、神々の宝を譲ることはできない。
だが、あなたの目標ややるべきことやヒントを導き出すことくらいはできるだろう。
私たちは民会でこのような話をいつも繰り返しながら過ごしている。
多くの人間たちが道を見失えば、私たちの若さを保つリンゴは育たなくなる。
お気づきだろうか?
あなたは私の宝の一つだ。
あなたの希望が私たちを今も若々しいままで生かしている。
あなたの努力が私たちの心を動かしている。
あなたの名前を教えてはくれないだろうか?
私はその名前を新たな宝物の一つとして新しく追記したい。
心を通わせて、私たちの未来について語り合おうではないか。
この世界は思いが強く働く。
しょせんは思いと馬鹿にしてはいないだろうか?
その思いが生命を奪うことだってある。
逆に生命を作り出す場合もある。
私はもうすぐ運命の出会いをする。
しかし、その出会いは寿命を縮めるものとなるそうだ。
この世界には予言であらかじめ定められた運命がある。
逆らえたものは今のところいない。
逆らえたとしてもそれを言ってはならない。
そんな予言はインチキ?
そうかもしれない。
予言なんて偶然や完成するルールがどこかにあるのかもしれない。
それがわかっているなら、目の前のことに言い訳をしてやらないなんてことはなくなる。
私の妻になる人はとてもわがままらしい。
そういえば、雷神ソーンが嫁に行く未来なんかも予言されていた。
後はヤラが結婚するに至ったお見合いもなかなかエキセントリックだ。
私が今手にしている予言書にはすべてが書かれている。
私がどのように死んでいくかも書いてある。
予言の書は一部の人間にしか渡されない。
その一部の人たちの予言を持ちよったら、世界のすべてがわかるかもしれない。
私は運命をこの世から消そうとした。
文字通り運命の現況を殺したのだ。
運命からは3人の娘が生れ、同時に殺さなければ消せなくなった。
生が生れ、死も生まれた。
私は3人の娘も消してしまおうとしたが、姿を消した。
私は運命をうらんでいる。
私は生まれて殺され、また簡単に生まれた。
こんなに悲しい思いをするなら生れなければよかったのに。
だけど、生きている。
自分から死んでしまえばいい?
最初はそう考えたこともある。
私は何度も生れ変った人間を見ている。
自分から死ぬとさらに苦しい運命を背負わされるようになっている。
運命とは逃げる者に容赦をしない。
諦めて努力するのをそこにいて待ち伏せている。
楽になりたいなら、『やるべきこと』をやるな。
『やりたいこと』をやれ。
そして、とことんやりつくせ。
そうすると苦しいことばかり押しつける運命の神はあなたに興味を失って、楽しい運命を背負わせる運命の神が来る。
あなたの目指す未来につながる運命はそこから始まるだろう。
私はこれから自分の立場を大いに利用して、大いにやりたいことをやるつもりだ。
あなたに張り付いている運命はあなたの行動を見ている。
あなたは『やるべきこと』と『やりたいこと』どちらの運命の神を望む?
そして、今はどちらの神がいると思う?
私の神はまだ『やるべきこと』が多いかもしれない。
誰かが困るからは言いわけだ。
困るようなら他のやりたい人が、その『やるべきこと』をやってくれるものなのだよ。
無理を強いる神にあなただけも逃れてくれ。
私もイングやニイドのようにやりたいことを選びとりたいものだ。
私自身の運命と神々の宝の一つであるあなたの運命に栄えあれ。
今回はミョルニルが作られたときのお話をベースに書いてみました。
ハガラズの小人さんはそのうち再登場します(´∀`*)ウフフ
ニイドが今回もアンスールをからかっていますが、好評ならまたからかわせようと思います。