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83話:廃校は新たなる始まり

@悟視点@


いやぁ、宿題もなく気楽なのが春休みだよな。春休み最高!なのに…


何で生徒全員に集合するよう言うんだ校長おおおぉぉっ!


せっかくの春休みなのに学校集合なんて嫌だぁっ!


まっ、重大発表らしいから良いか。夏休みを冬まで続ける校長が、春休み中に集合するように言うくらいなんだから期待してよさそうだ!


「えー、春休みに集合なんてさせてスミマセン。しかし重大な発表が有るので聞いてください!というか、もう来ちゃったんだから諦めて下ださい。」


諦めまーす。


「実は、此処が廃校になります。以上です。」


おぉ、そうなのか。それは凄いな………ってマジですか!?


『えええええええええええっ!?』


驚くのがワンテンポ遅いぞ皆!


「理由ですが資金不足です。本部に送らないといけないお金が、五十セル足りなかったんです。そして廃部指令が出たんです。私も徹夜でバイトしてたんですが足りなくて。」


ギリギリ足りなかったのか。俺に言ってくれれば五十セルくらいは、貸してやったのに!勿論利子付きで返してもらうけどな!


「随分前に(四十六話で)大会社に偶然要求した五十セルが、寄付されていたら高校は、存続できたのですが。」


大企業に偶然五十セル要求してたのかよ!?ってか大会社も五十セルくらい寄付してやれよ!


「でも高校生活は、続ける事ができるので安心して下さい。」


いやいや廃校になったなら無理だろ。


「実は、転校したい人は、別の高校に転校できます。ただし、春休み前に取ったアンケートに書いた場所に行ってもらいます。」


そのためのアンケートだったのか。実は、春休みの前に今の高校以外の行きたい高校を書くアンケートが配られたんだ。


「此処に残りたい人は、残っても構いませんが寮は、閉鎖しますので使えません。転校先の寮は、全て無料で使えますけどね。」


分かりやすく言うと寮に住んでる人は、転校しないと生活が大変になるって事だろ。


俺は、今住んでる所が有るが俺は、アンケートで確か魅異と別の場所を書いた筈…転校すれば普通の生活が出来るじゃないか!


「転校希望者は、体育館に集まってください!転校を希望しない人は、帰って結構です。」


よし、体育館に向かうか。




〜体育館〜


「あっ、悟だよー。」


「おぉーい!悟!」


こっちに向かってくるのは…


「烈にジャルス!お前達も転校するのか?」


「僕達は、寮に住んでるからねー。」


「ちなみに俺とジャルスは、レベラー高等学校に行くんだぜ!」


レベラー高等学校?何処だったっけ?


「何処だそれ?」


「此処からかなり南東に行った所にあるだよー。冬のフルーツが名産の場所だけどねー。」


「勉強のレベルが高いけど可愛くて性格の良い女子が多いらしいぞ!まぁ、絶対に転校できるから勉強のレベルなんて関係ないぜ!」


おぉー、そんな場所をアンケートで書いたとは、ラッキーだなこの二人。


「悟はー?」


「俺か?俺は、秋方しゅちら高等学校って所だ。」


アンケートの時、この場所しか覚えてなかったからな。


「秋方ってあの変わった読み方の場所だよねー?」


「俺も知ってるぜ!よく秋方あきがたと読み間違えられる場所だよな!でもよくアンケートの時に思いついたな悟!」


「流石は、悟だねー。なかなか良い場所だよー。」


「えっ?あぁ…まぁな!」


本当は、換わった読み方だから覚えてただけなんだって…


「それでは、転校希望の皆さんに移動する時の券を渡します。それぞれの高校には、転校の知らせをしましたので安心してください。」





俺は、明日に船で行くみたいだな。


ちなみに烈とジャルスは、一週間後に飛行機で行くらしい。


「さて、明日に備えて家で準備でもするかな。」





〜家と言う名の…貸家〜


「魅異も若如も居なそうだなっと。」


そういえばあの二人は、瞑宰京に残るのか?


「まぁ、どっちでも良いけどなぁ。」


家具とかは、一部を除きこの家に残しておくか。


「さて、寝よう。」


理由?小説の進行を早める為だ!




〜次の日〜


「ほらみろ!もう次の日になった!」


「あっ、やっと起きた!」


部屋を飛び出して廊下に出ると、若如が居ました。


「そうそう悪いが俺は、別の高校に行く事になったからな。」


「その船は、あと数時間で出航するけどね。」


「え?」


時計を見るがまだ六時だ。そういえば券の出航時間を見てなかった。


取り出して見てみると出航時間は…うぇ!なんと八時だった。


俺の移動手段は、自分のこの脚のみ!タクシー代なんか持ってない。此処からの港への距離を考えると…間に合う確率が低い。


「ぬあぁああああああああっ!」


荷物を持ち、無駄に大声を上げて飛び出す。こうなったら休憩無しで突っ走る!




〜数十秒後〜


「あぁー、疲れた。」


ただいま公園のベンチでジュースを飲んで休憩中。突っ走った結果がこれって情けない!


「よし、休憩終了だ!」


空き缶を既に燃えてるゴミ箱に入れて走り出す。あっ、座ってたベンチに燃え移った!




〜港〜


途中に何台かの消防車とすれ違いながらも、何とか港の船に乗り込んだ。


時間は、七時五十分…案外ギリギリだな。


「えっ、今回の話は、これだけ?」


ヤバイ、カッコイイ言葉で締めくくらないと!


「それじゃあ…俺の新しい人生がこの先に待ってるぜ!」

@悟視点@


「で、この無理矢理な展開は、どういう事か説明してもらおうか作者!」


「いや…あの…今回で『変な星でツッコミ生活』は…」


「終了とか言ったら許さないぞオイ!主人公を何の為にやってきたのか分からないだろ!」


「違う誤解だ!終了だけど終わらないから!落ち着け!」


「よし落ち着いた。それでどういう事だ?」


「確かに『変な星でツッコミ生活!?』の連載は、終了する。だが『変な星でツッコミ生活!?第二期編』を新たに連載するつもりだ。勿論主人公は、お前だ。」


「アニメでよくあるパターンだな。」


「まぁな。」


「じゃあ何でこの小説…第一期の方で連載を続けないんだ?」


「いろいろと理由が有る。」


「どんな?」


「例えばイベントを多くするから、どうしてもコメディ率が少なくなるんだ。まったく無い訳でもないけどな。」


「ジャンルやキーワードやカテゴリに微妙な違いが出るのか。」


「そう。でもシリアスな訳でもないんだよなー。」


「どっちだよ…」


「次の理由が新キャラ出したいな的なノリで…」


「何て奴だ。…この小説でも出せるだろ。」


「だって微妙な登場とかが多すぎで、レギュラーキャラが分からない状態だろ。」


「自業自得だ。」


「続編の番外編である『変な星で平凡生活!?』に出てるキャラや、『変な星でツッコミ生活!?』からキャラを何人かを引き継いで出す予定だ。ってか続編だから当たり前か。」


「当たり前だろ。」


「そして次の理由だが…『変な星でツッコミ生活!?』の文章とかって読みにくいよな?」


「まぁ、そうだな…ってまさか!」


「文章が読みにくいのは、大問題だと思うんだ。だから新たに小説を作る事でカバーする。」


「それって切り捨てるって事じゃ…」


「何を言う!カバーだカバー!第二期を新たに連載する事で一期の読者が増えるかもしれないだろ!」


「しかし文章の読みにくさが…」


「だから二期から読み始めても話が分かるようにする!そうすれば完璧だ!まさに天才的アイディア!」


「やっぱり切り捨てる気だよ…最低で最悪な作者だなお前!人間のクズだ!人間止めろ!」


「いやいや、時間が余裕でこの事を覚えてたら文章とかも直すつもりだよ、うん直す!もしくは、第一期とまったく別の話にするとかも考えてるぞ!」


「非道な悪徳商法か詐欺に近いぞ!」


「………それなら本編よりサブストーリーの方が凄く面白いゲームとかアニメも有るじゃないか!名前を言ってやろうか!?」


「いや、著作権に関わるから止めとけ!」


「本編のネタが足りないから、オマケ的な要素で楽しませるのは、業界の常識中の常識だぞ!普通のファンタジーゲームにギャグ的要素のストーリーが、入ってるのもプレイヤーを楽しませる為だろ!それが小説に入ってたって良いだろうが!」


「分かった分かった!お前の理論は、よーく分かった。だから黙れ!」


「よし、理解できたか。」


「いや全然だ。何が言いたいのかまったく分からん。ってか業界は、関係ないし知らないだろ。」


「えぇ!?」


「とりあえず次作も俺が主人公だから問題なしだ。」


「そ、そうか?…それでは皆さん次回じゃなくて…次作の小説をお楽しみに!」


「期待は、出来ないけどな。」

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