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71話:馬鹿達は犯罪組織を馬鹿にするようです

@悟視点@


さてさて!今回はボケ役で有名な俺視点でいくぜ!


えっ?何でか知りたいか?知りたいのか?何故なら今回は魅異のフール教の初任務だからだ!


フール教の活動を簡単に言うと馬鹿の良さを教えつつ『町の治安を守る』『何かの手伝いをする』などの活動を行っているのだ!しかも間違えて『燃えるゴミを何処かの家で燃す』とか『町を吹き飛ばす』とか『こっそり魅異の行動チェック』とかして良いんだ。何故なら馬鹿だから!!


最後の犯人はお前だろって思ったそこの奴!‥どうか魅異には言わないで下さいマジで。


いやまぁ、今までのパターンからして気付かれるのは確実だがちょっとは成功するという夢を持って失敗する方が良いと思わないか?少なくとも俺はそうは思わねぇ。


思わないのかよ!って思ったりツッコんだ人はツッコミが上手に出来る人だ。当然保障はしないがな。


さて、本題に戻らせてもらう!


今回は特星の犯罪組織をぶっ潰そうというチーム別での行動だ。


チームは二チームで俺と烈の旧キャラチームとアミュリーと雨双と雑魚ベーの新キャラチームだ!


あと魅異はリーダーである事と反則的な技が多く一秒で全ての組織を壊滅させる可能性が高いのでフール教集合場所での待機となってる。非常に残念だぁぁぁ!!!


ちなみに壊滅させた組織には原則として馬鹿の粉を撒く必要がある。効果は控えめになっていて気絶した奴にこの粉を掛けると馬鹿になるという魅異特製の新アイテムだ!


活動範囲は瞑宰京のみで犯罪組織の場所は全てケータイのマップで確認できる。このマップは一般人と犯罪者の区別がつく優れものだ!魅異が居なかったら犯罪組織表示機能は使えなかったけどな。


それで現在は烈と一つ目の犯罪組織に向かってるところだ。


「ってか普通は警察の仕事じゃないのか!?」


「馬鹿ならそんなことは気にするな!それが俺達だからだ!」


「おぉっ!!流石はボケ役の悟!」


でも読者の皆さんには説明をしておこう。


単刀直入に言うと特製の警察は弱いからだ!特殊能力の違いによって実力差が出てくるから特殊能力が強力な奴は一人で組織をやってる場合があるぞ!でも一人なら組織とは言わないと思う。


「よし到着。」


到着した所は豪華な高級マンション。ここに住んでる奴は全員犯罪組織メンバーって表示されてるぞ。


「このマンションには一般人は居ないみたいだな。」


「それならフール教に入って覚えた新必殺技を使おうぜ!!」


烈の言ったように俺達は皆には秘密で馬鹿流技と言う魅異流技みたいな雰囲気の技の特訓をしてたんだ。まぁ中にはショボイのもあるけど案外使える技とかもあるぞ。


「いくぜぇ!!馬鹿流技 建物の窓割り!!」


「馬鹿流技 ジャンピング前転!」


烈はそこら辺にある石を窓に投げつけて俺はジャンプして前転で壁に突撃する。


「「ぐっはぁっ!」」


いってぇ、烈の投げた石はガラスに当たるが防弾ガラスだったようで跳ね返ってそのまま投げた本人に直撃して俺は壁で思いっきり頭を打った。


「くっ、この衝撃は結界でも張ってあったのか!?」


「流石は超犯罪組織だぜ!!」


とりあえず次はもっと強力な技でいくとするか。


「「馬鹿流技 自爆!!」」


[ッドゴォォォォン!!]



「「よし!!」」


周りの数件の家を巻き込んで何とかマンションを破壊できた。被害は数件だったし全然オッケーだな!


「中に居た奴は全員気絶してるし馬鹿の粉を撒いて次の場所に行くか。」


「おぉっ!!」




@雑魚ベー視点@


フフフフフ、今の私の状態は正しく両手に花!いやぁフール教に入って正解でしたねぇ♪


「オイ、顔がにやけてるぞ。」


「でも雑魚ベーはにやけてる時の方が多い気がするんだってば。」


おっと私とした事がいつものカッコいい顔を乱してしまいましたねぇ。


「それでまずは何処から行きたいですか?貴方達が自由に選んでも良いですよぉっ!」


「じゃあまずは一番近い所から行くのはどうだ?」


「賛成だってばー!」


「確かに一番近い所の方が時間短縮になりますからねぇ!」



って訳で組織のビルに到着しましたよ!途中何人かの暴力団に襲われましたが今頃全員氷像として見世物になってるはずですよ。


ちなみにアミュリーは途中から寝てしまったので私が抱きかかえてます。‥もう最高ですよぉぉぉっ!!


「雨双さんも私が抱きかかえてあげましょうか?」


「結構だ。」


冷たいですねぇ〜。


「で、どうする?」


確か此処は悪徳商法と不正な輸入と禁止物を勝手に作ったり組織になった場所でしたっけ?


入り口の頑丈さと室内のトラップに警察はやられて諦めたはずですからねぇ。


ちなみに能力の高い人は警察より犯罪者になる確率が多いみたいですよ。


「犯罪メンバーのボスは十八階に居るはずですからそこまで氷の階段を作ってくださいねぇ。」


「分かった。」


このレーダーで相手の位置確認も楽でいいですよぉっ。相手の場所さえ分かれば正面突破の必要も有りませんからねぇ。


「できたぞ。」


「それでは行きましょう!」



〜十八階の部屋〜


「いや〜、自営業になってからだいぶ予算が出てきたわね。でも退屈よ!何で異常者やテロリストや警察に襲撃されないのかな?そのためにゲームっぽいダンジョンにビルを改造したり悪徳行事を始めたりしたのに意味無いじゃないの!………正直前にやってたチームでの活動の方が面白かったなぁ。」


[ピキピキッ]


「あれ窓が凍ってる?」


[バリィィィィン!!]


「キャ!?」


「ドォォォンと登場ですよぉぉぉっ!!」


「いや、この場合はバリィィィィンと登場だ。」


「おはようだってば。」(今起きた)


フッフッフッフ、凍った窓ガラスの破片を背景にカッコ良く登場できましたねぇ。


「あれ?貴方はめいりゅうさんではありませんか。何故こんな所に居るのですか?まぁ此処の社長でもやってるんでしょうけどねぇ。」


「雑魚ベー、知り合いか?」


おっと雨双さんとアミュリーさんには説明してませんでしたねぇ。


「初めまして!私は前に雑魚太とチームで海賊団とかやってたの!」


「雑魚太?」


「私の旧名ですよぉっ!」


「ああ、今は別名になったのね。」


「だから私の名前は‥」


「とりあえず改めてよろしくね、雑魚ベー!」


聞いてはくれないようですねぇ。こうなったら‥


「貴方を倒して無理矢理教えるまでですよぉっ!」


「先に言っとくけど悪徳行事が悪い事ってのはもう知ってるわよ!」


確か銘笠納さんの特殊能力は『水を操れる』でしたねぇ。


「いきますよぉっ!必殺・ハイジャンピングキィィック!」


「水圧圧縮砲!」


いつもより高くジャンプして蹴りをする私に対して水で出来た大砲の弾みたいな水を撃ってくる銘笠納さん。


「ぐはぁっ!」


が、顔面にヒットさせるとはやりますねぇ。


高速回転大渦こうそくかいてんおおうず!」


「のわぁっ!」


ちょっ、この速さの回転は目が回りますって!


「とどめよ!逆流ぎゃくりゅうたき!」



気分が悪いのに今度は上空移動ですかぁっ!?


「ぐぎゃあっ!」


天井で頭を打って‥


「ぐはっ!」


落ちて大ダメージ‥まだ気分が悪いんですし。


「アーッハッハッハッハ!まぁ私が本気を出せば貴方なんか楽勝なんですが今日はこの位で勘弁してあげましょう!」


「いやそれアンタが言えること!?」


「もう言った後ですよぉっ!って事で後はお任せしま‥あれ?アミュリーさんと雨双さんは?」


「あの二人ならもう帰ったわよ。」


「ええぇぇぇ!?」


この保護者的存在である私を置いてくなんて二人ともそんなに親離れしたいんですかねぇ?


「何を考えてるか分からないけどさっさと決着つけない?私に勝てたら何処に行ったか教えてあげるけど。」


「さぁ覚悟してくださいよぉっ!」


「切り替え早っ!?」


「とりあえずいくわy‥」


[ヒュッ、グサァッ!]


「ぎゃっ!?」


台詞を言いきる前に逝刀を投げつける。別に刺さったわけではないのにグサァの音はおかしいと思いますけどねぇ。


「ちょっ‥」


[ヒュッ、グサァッ!]


「グハッ!」


琴刀も投げつける。琴刀は見事に額にヒットして銘笠納さんは倒れて目を回してますよ。


「結局アミュリーさんと雨双さんは何処なんですかねぇ?」


「えっと、確かこのビルの入り口の近くのデザートショップで休むといってたわ。」


「デザートショップですねぇ!?」


急いでいかないと二人とも食べ終わるかもしれませんねぇ。


「それじゃあ私はもう行きますので。出来ればまた会いましょう!」


「あっ、行っちゃった。‥結局何の用だったのかな?」




@悟視点@


ふぅ、現在フール教集合場所で結果発表中ば訳だが‥


「さて〜、これはどういう事かな雑魚ベー班〜?」


結果は俺達の班は八件に対して雑魚ベー班は〇件らしい。実際は一件襲撃して社長を倒したらしいが馬鹿の粉を撒き忘れたので〇件って訳だ。


まぁ俺達が勝つのは分かってたが此処まで差が開くとは予想外だったな〜。


それでまぁ‥雑魚ベー達は魅異に説教をされている。しかも森の木に逆さ吊りで両手首には二十キロの重り付きだ。多分あの三人は明日になったら腕が上がらないだろうな。


ってか魅異は説教とかを言うのは苦手じゃなかったっけ?説教のふりして単に逆さ吊りを見て楽しんでるだけだ絶対。


「それにしても勝者に寿司がついてくるなんて予想外だな!!」


「あぁ確かに。」


烈の言ったように俺達には寿司が出されたので説教シーンを眺めながらのんびりと食べている。


ツッコミ役も出て来なかったし今回はグッドエンドだぜ!!








「あっそうだ〜、寿司代は二人の財布から取っておいたから〜。」


やっぱバッドエンドだった。‥ツッコミ役の金だからまぁ良いか。

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