6話:バイトをしよう!
@悟視点@
「ふぁぁ〜」
あぁー朝か。いつもより早起きしたから魅異がうるさくなくていい気分だ。」
[ッドゴーーン!]
・・・前言撤去。全然悪い気分だ!魅異め、毎日ドアを壊しやがって!
「グッドモーニング~!早起きしなよ、悟~!って、早起きしてた!?」
「お前のせいでバッドモーニングだ!後、いつも遅起きで悪かったな!」
「悪い!」
[べシィッ!]
ムカついたからハエ叩きで叩いてやった。大会の賞品の奴だけど、普通とは違って曲がらないから便利だぜ!
「痛い〜、そういえば帝国はどうなったの?」
「攻め込むのは十年以内だ。」
「えぇ~!そんなに先だと、悟が主人公じゃない可能性が有る‥」
[べシィ!]
「縁起の悪いことを言うな!最低50話分は、絶対に主人公を続けてやる!」
「痛い・・・」
自業自得だ。
「用はそれだけか?それなら帰ってくれ。」
「それじゃあ帰るね〜サヨナr」
「そのまえに修理代を置いてけ。」
当然の結果だな。
「いや〜そのさ、今日は無理なんだけど〜。」
無理だと?コイツは家一つ買うくらいの金位は持ってるはず。
「何故だ?お前はかなりの大金を持ってるはずだぞ。」
「前の学校崩壊時に、修理代が私のところに来て・・・・」
「無くなったと。」
「いや、まだ通帳にだいぶ残ってたんだけどね~。」
それを出せよ!
「それで壁の修理をしろ!いますぐ!」
「昨日の大会の時に借金返済書が来て940万240セルを取られて
残りが760セルしかないの。」
あの喫茶店か!?その日の内に返してもらったのか!
「それじゃあしょうがないから許してやr」
「えっ・・いや、でも私が悪いんだし、ちゃんと返さないといけないと思うんだよねー。」
こいつにしてはまともな意見だけど、魅異がそんな事いうとは‥明日大地震でも起こるな!
「まぁそれでバイトして稼ごう。って考えたの~。」
「おぉそうか。それじゃあ頑張れよ。」
「・・・悟も一緒にだよ~。」
・・・・・ハイ?
「何でお前が壊した壁代を、なんで俺が稼ぐんだ!?」
「いや、壁代の分は私が稼ぐよ~。でも悟も生活費とか大丈夫かな~?」
何でその事を知ってるんだ?
「どうせ学校は修復中で休みだし、悪い話じゃないと思うよ~?」
「あ〜分かった分かった。俺もバイトしてやるから。」
「やった〜!じゃあ他の二人を連れてくるね〜。」
[ドカッ!]
ドアを蹴り開けた!?修理代を増やすなよ!
〜3分後〜
「さてと、どのバイトにするか・・・」
ただいま皆で雑誌を見ながら会議中。
「俺は現代エリアの、高層ビル建築現場のバイトにするぜ!!」
絶対無理だろ!烈だし、こけて落ちるだろ!
「じゃあ僕は特星エリアの町に有る、道具屋のプレゼント配布(プレゼントは自分で買う)キャンペーンにでもいってこようかな?ランダム効果でプレゼントは無料で出せるしねー」
真面目に聞こえるがそれも無理だ!お前のランダム効果は戦闘用だろ!
「私は何をするかは決まってるからよし。」
俺はそういう魅異が一番心配だぞ!
「俺は・・・・・ツッコミ役の人募集ってのに行ってみるか。」
近くだし、俺はツッコミ役だし。
「よーし!皆どれをやるか決まったし、出動~!」
何で魅異が仕切ってるんだ!?
〜ツッコミ役を募集してた場所〜
場所的にはここであってるけど此処って‥
「学校じゃん!」
修復中の学校のそばに小さな小屋が有るが・・・あそこか?
[コンコン!]
「失礼しま〜す、ツッコミ役を募集してる場所は此処ですか?」
「はいそうです。あっ、悟君じゃないですか。貴方が仕事をするのですね。」
そこに居たのは俺的に理解不能な人ベスト3入りしている‥
「校長がなんで此処にいるんだーーー!?」
「悟君・・・ナイスツッコミ!」
やっぱりこの人わからねぇー。
「とりあえず仕事に来たのですね?」
「いや、校長は学校以外で仕事したら駄目だろ!」
「そんなものは気にする必要は無いので安心してください。」
普通は気にするだろ!
「仕事内容はとにかくナイスなツッコミを見せてください!」
「判断基準はどうやって決めるんですか?
」
適当とかは言わないよな。
「カラオケの得点機能を使います!」
「全然基準にならねぇだろ!」
[ジャジャジャジャーン!98点!]
「おぉ、ナイスツッコミです悟君。」
「今ので!?その機械壊れてるんじゃねーの!?」
[ジャジャジャジャーン!100点!]
「ブルーベリーゴッドなツッコミですよ悟君!」
「ブルーベリーゴッド!?正しくはベリーベリーグッドです。」
「悟君、それはナルシスト発言ですよ〜。」
はめられた!この校長なかなかやるな・・・まぁそんなの無視するか。
「固まってどうしたのですか?まさかボケ役に変身中!?」
「俺は120%純粋なツッコミ役です!」
[ジャジャジャジャーン!72点?]
「聞くなよ!」
[冗談デス。本当ハサッキノツッコミヲ含メ72点!]
「さっきのを含めても、含める前と一緒じゃねえか!」
[ソノツッコミヲ更ニ含メテ72点!」
「喧嘩売ってんのかコノヤロー。」
[喧嘩ハ、買ウ人ナンテ滅多ニ居ナイノデ売ッテマセン]
「意味が違ーーう!!」
@烈視点@
よっしゃ!俺視点だ!今は高層ビルのてっぺんで天井を製作中だ。
知り合いは居ない・・・・・はずなんだが。
「何故かクレーが居るんだぜー!!」
「いきなり何を言うんだ。仕事場に着いた時に気づいて、話をしただろ。」
それが原因で怒られたけどな!
「そういえばクレーは魔王なのに、なんで働く必要が有るんだ?」
「魔王と言ってもただの肩書きだから、仕事が有るわけじゃないぞ。生活費がピンチだ。」
「あぁーそういえば魅異も勇者だがバイト探してたな。」
「馬鹿勇者もバイト中なのか?」
「あぁそうだが見たのか?」
「確か特性エリアでモンスター倒してたぞ。」
モンスターを?なんてゲーム的な集め方なんだ!
[コラァー!!お前らちゃんと仕事しないならバイト料減らすぞ!!]
「「あっ、すみません!」」
〜そして夕方〜
@悟視点@
「それで最後はカラオケ用の機械を壊してきたんだ。」
おっ視点が戻ったか。今、俺達はバイトであった事を話し合ってるんだ。
でも魅異が帰ってないんだ。壁が壊れてるから帰ってきたら分かるぞ。バイトの結果だが・・・・・
ジャルス=プレゼントは家で空ける様に言って渡してたので、戦闘用だとばれなかったらしい。
今ちょうど苦情の電話が来てるころだろう。
烈=クレーが居て、一緒に怒られたらしい。他にも3回落ちて悲惨だと言っていたぞ。
クレーから魅異が特性エリアだと聞き出した。
魅異=金貨を置いて帰った。
レアアイテムを手に入れたと喜んでたな。
俺=校長とカラオケマシーンにツッコミ言いまくってた。
最後にカラオケマシーンが俺を怒らせたので、ハエ叩きで破壊したがちゃんとバイト料はもらえた。
「とりあえず解散!」
さて今日は疲れたし、風呂でも入って寝るか。