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68話:極大イベントな体育祭!(後編)

@悟視点@


さて、次の対戦者は雑魚ベーか。アイツって毎回ジャンピングキック系の技しか使わないが得意武器とか無いのか?


「フッフッフッフッ‥宿敵ライバルの貴方とは決勝で戦いたかったんですが準決勝で戦う事になるとは予想外ですねぇ。」


「魅異か羽双のどっちと戦う事になっても勝ち目が無いと思うが‥」


「それにしても今が準決勝とは早いですねぇ。」


俺が前回に途中の試合を省略したからな。


「さて覚悟してくださいよぉっ!必殺・ジャンピング フリー キック パート五ですよっ!!」


アイツに銃系の攻撃は正直当てにくいが、ハンマー系の武器じゃあ攻撃と防御の速度が遅れる。素手だと攻撃スピードは良いが防御面が弱くなるしなー。


「ハッハッハ!あまりの大技に動けませんか!」


もう少し連続攻撃が出来て、リーチの有る武器がいいな。


「ハッハッハ‥ぐほぁっ!」


よし、あれにするか。


「よっしゃ覚悟‥って何やってるんだ?」


何故か雑魚ベーが床に挟まってるし。


「フフッ、その場を動かずに私の攻撃を回避するなんて、流石は私の宿敵ライバルだけの事はありますねぇ!」


「いやいやいやいやいや!見てなかったけど、絶対お前の自滅だろそれ!」


「実力を隠そうとしても無駄ですよぉっ!私には全てお見通しですからねぇ。」


全然見通してなぁぁぁいっ!!


「まっ、今回は私も武器有りでいかせてもらいますけどねぇ。」


あれ?お前って武器使えるのか。


「右手に持つのは琴刀きんとうで左手に持つのは逝刀せいとうと言いましてねぇ、特星で作られた刀なんですよ。」


「どうでも良いが形状を見る限りは曲刀か?」


先端近くが幅広いし、長さもちょうど同じくらいに見える。言っとくが、これでも昔に、魅異に武器についていろいろ強制的に教わったから、多少の見分け位はできるぞ。


あと貴族は細い剣を使うイメージがあるんだが雑魚ベーは見事に俺のイメージを無視した貴族だ。ってか本当に貴族かどうかも怪しい。


「確かにこの二つの武器はサーベルをメインに作られてますよ。両方とも魅異さんに特注で作ってもらったので、私だけが使える超必殺技もありますしねぇ。」


そういえば、元海賊だったか。魅異め余計な事を!まぁ俺も武器二つでいくから良いか。


「じゃあ俺も武器二つでいくぜっ!」


「それは銃剣と‥ハエ叩きですか?」


「俺は銃剣を左で扱えないからしょうがないだろ!」


ってか両手に剣を持って扱える方が珍しいぞ!


「とりあえずいきますかねぇ。必殺・ゆうれの歌祭うたまつりですよぉっ!」


それって技名!?って何かビームみたいなのが沢山きた!


「えぇっと、叩き落としっ!」


俺はそのビームをハエ叩きでかき消していく。このハエ叩きやっぱり凄ぇぇぇ!!


「必殺・超強ちょうきょうふう雨危うきけんちゅうほうです!」


だから何だよその名前!今度は前から衝撃波‥と上からビームの雨嵐だな。


「まずは魔法弾作成!そしてそぉぉぉりゃぁっ!」


作った魔法弾を空中に向かってハエ叩きで空中に打つ。さっき作った魔法弾はミニブラックホールが詰まってるからこれで空中のビームは何とかなる。


「あとは衝撃波だが‥横に走って回避!」


そこまで速い技じゃなかったしこれで十分。


「虫叩きっ!」


ハエ叩きで雑魚ベーの顔面を全力で叩く。


「ぐふぁあっ!‥きょ、今日は調子が悪いので私の負けにしておきましょう。それじゃあ私はちょっと顔を洗ってきますねぇ。」


って逃げたぁぁぁ!!!‥俺の勝ちって事で良いよな。





@羽双視点@


とりあえず次は僕の番か‥面倒ですし適当でいいか。


「いや〜、ついに羽双と戦う事になっちゃったね〜。」


「早く終わらせたいのでいきますよ。それ。」


爪楊枝を投げるけど避けられる。まぁ予想通りですが。


「今回は私の持ってる中で最強の武器でいくよ〜。」


別に最強でも構いませんけど。


「全ての所で異常で馬鹿な私しか扱えない槍がこの神離槍だよ〜!」


‥竹槍ですか。


「あぁ、ハイハイ分かりましたよ。僕の降参で良いですよまったく。」


武器を持った魅異さんの相手は非常に面倒ですし、降参の方が楽ですので。




@悟視点@


納得いかねえぇぇぇぇ!いや、だって俺の予想シナリオでは、両方が全力でバトルして、それで次の試合は面倒だからパスって事になる予定だったんだぞ!読者の皆だって納得いかないよな!


ってか魅異の事だから、俺との試合で竹槍を使ってくるはず!


〔良い作戦があるんだがどうだ?〕


おぉボケ役!魅異に通じるような作戦があるのか!?それなら教えてくれ!


〔俺とお前で力を合わせる!!〕


‥ボケ役、遂にキャラ設定が壊れたか?


〔違ーう!合体だよ合体!ボケとツッコミが合体した真の悟を見せてやれ!〕


ボケ役と合体か‥うわっ嫌だな!性格とかにボケが混じるのは!ってかそれで魅異に勝てるのか?


〔魅異は常に本気を出さない奴だから、第一形態位なら倒せると思う。〕


ついでにもう一つ聞くが合体すると何が変わるんだ?


〔性格と得意武器と特殊能力と‥その他いろいろだ。〕


ますます嫌になってきたが、しょうがないな。


〔よし、じゃあ試合開始とともに合体するから。〕


分かった。



「さて、遂に魅異が相手か。」


「今回は大袈裟な手加減しかしないよ〜。」


もう竹槍持ってるし‥ってか今まではどんだけ手加減してたんだ?それにしても合体後に無事に戻れるのか?


「じゃあいくよ〜。ミネラルレーザーだよ〜。」


〔今だ合体。〕


「合体は成功だな‥って回避!」


「あれ〜?」


おぉ、ミネラルレーザーを避けられて驚いてるようだ。


「さてさてどうしたのかな?まさかの攻撃ミスをするとはお前らしくないな!」


「悟が避けただけだよ〜。」


「そのとぉり!」


先に俺の特長とか言っておこう!俺は基本的に戦闘はしないで言葉で相手を倒す派だ!まぁいざと言うときは戦闘もするが。


そしてその特徴はまず時々喋る前に同じ言葉を連続して言う事!例をあげると‥


「さ、砂糖投げだぜ、ハッハッハッ!」


「おっと〜。」


避けられたがこんな感じだ!最後の笑いは何かって?愉快さを出すための秘訣だぜ!


ちなみに俺は回避力と体力は結構多いほうだ。


次の特徴は武器だが得意武器は日用品やそこら辺にあるものだ!


特殊能力は何かいろいろ使える!普通はこの世界じゃあ一つしか使えないはずなんだが、ボケ役の時に魅異のところで特訓していろいろ使えるようになった‥気がする。


他にもいきなり意味不明なこと言ったり、効果音を時々口で言ったりとかあるぞ!他にも有るけど偶にしか使わない特徴も有る!


「よっよっよっしゃあ!言い切った!」


「何を〜?」


「シャッキン!シャッキン!シャシャキッキィィィン!それこそ俺の紹介!ってか魅異もそのノートパソコンで読んでるだろ?お見通しなんだぜ!」


「おぉ〜。」


大して驚かないのは良い事だ!度胸も強さもフルマックス!!


「み・み・み・み・魅異、今回の俺は普段と………どっか違ってるぜ!」


「見て分かるよ〜。」


「普通の反応ってありえねぇ!普通はありえねぇ!こっこっこっこっコノヤロー!!」


「どの野郎なの〜?」


「お前だお前!普通に分かるのは常識内!分からんお前は常識外!」


「まぁね〜♪」


「ぜ、ぜ、全然褒めてねぇぇぇ!!」


二人での会話だと楽だ!‥と、作者は執筆中に思ってるだろ!お見通しだぜ!


バトルはどうした!?‥と、読者の皆さんの中の一部は思ってるだろ!一部あっそういえば‥と、ついさっき誰か思っただろ!あくまで予想だけどな!


俺は戦闘をせずに相手を倒す方法が得意な‥簡単に言うと平和主義者だ!作者みたいな偽善者とは全然違うぜ!


「まぁそれは置いといて〜、さっさと決着つけようか〜?」


「甘い!甘すぎるぞ魅‥」


「神離流技 風飛レベル一だよ〜。」


「のぁぁぁぁぁ!?」


目が回ったあと天井に頭をぶつけてそのまま落下して非常に大ダメージだ!


「ミネラルレーザーだよ〜。」


のぁっ!転がって直撃は避けたが‥掠った!いやマジで痛いな!!


「そこまでですよぉ!」


雑魚ベーが止めに入った。


「あれ〜?試合中の妨害は禁止だったと思うよ〜?」


宿敵ライバルを最初に倒すのはこの私です。そこら辺で降参してはいかがでしょうか?」


「でも私にメリットが無いしね〜。」


「それでは……が……に出てくるので………して良いと言うのはどうでしょう?私が全責任を取りますので。」


「良い考えだね〜。それじゃあ私は降参って事で〜。」


‥結局第一段階も倒せなかったがまぁ良いか!


「貴方は私に倒されるべきですよぉっ!まだ決着もついてませんし、決着をつける日まで誰にも倒されないようにしておいて下さいねぇ。いつか私が本気でいく日が来るでしょうから!フ、フフフ、ア〜ッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」


決着はもうついてるに決まってるだろ!いつ掛かって来ようが結果は分かりきってるけどな!





「おぉ!悟くん、貴方が優勝者ですね。」


おっ、校長だ。


「校長の言うとおり俺が優勝だ!俺が一番だ!ささささ最高だ!!」


「では優勝商品で欲しいものは何ですか?」


「欲しいもの?俺は優勝という勝利さえあれば、それ以上に欲しいものは‥出番だ!!」


「では、ナレ君に贈呈してもらってください。私は疲れたので寝るために帰ります。それでは。」


さらば校長!いつかまた会おうじゃないか!夏休みを延長し続けてる事を誇りに思うんだぞ!



【あぁ〜、やっぱり悟が優勝ですか。へぇー。】


やっぱり俺の優勝が気に入らないのか、ナレーター!


「俺が欲しいものは出番だ!出番をよこせ!!」


【ほぼ毎回登場してるでしょう!?私こそもっと出番欲しいです!】


「そそそそそそれじゃあ百万セルで!」


【はい、どうぞ。】


現金で持ってたし!


「よし!それじゃあ帰るか!」


「ああ、少し待ってください。忘れてたことが一つ。」


校長が俺を引き止める。参加賞でもくれるのか!?


「今回の体育祭は、特星全体から人が来る仕組みにしたでしょう?それには正式な理由があったのです。ちなみに今言ってることは、体育祭参加者全員に聞こえるようになってますよね?」


聞かれても困るぞー!でも、正式な理由?全員から参加料を取るためか!?


「実は此処の町の名前が決まっちゃったのです!」


って事は‥今まで決まってなかったのかよ!?


「案外重要な事ですが、作者がこの小説の連載開始の頃から、ずーっと忘れてたので、そろそろ決めといた方が良いかなと思って、覚えやすそうなのを考えたらしいです。」


ってか裏話を特星の人々にするなよ!


「ナレ君、発表してください。」


【はい。新たに決まったこの町の名前は、瞑宰べいさいきょうです!】


瞑宰京?…覚えやすいかと言えばば微妙だ!いやそれより‥


「なななな何で町じゃなくて京なんだぁぁぁ!?」



まぁとりあえず、町の名前が決められたって事で、お、お、お、お、お、おしまいだ!

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