44話:モンスターと遊ぼ‥戦おう!
@悟視点@
今日は平和だ〜。高校は休みだし皆はまだ寝てるし好きな番組がスぺシャルだし。
朝からスペシャルの番組って珍しいよな。
[居たぞ追え追えぇー!‥えぇー、番組の途中ですが中断してニュースのお知らせをします。]
「何ぃ!?俺の楽しみが!」
[5分ほど前から現代エリアにモンスターが出現した模様です。]
「モンスター?そんなの誰かが何とかするだろ。そんな事で番組中断するな!おっ、この新しく買ったお茶は美味いな。茶葉が良いからかな?あっお茶に入れた氷が完全に溶けた。」
[出現したモンスターの数は1000匹を超えるそうです。]
「ブッ、ゴホゴホッ!せ、千匹ぃ!?」
[あと1000を千と言った貴方!・・・アホですね。まぁそんな人は居ないでしょうが‥もし居たとしたら絶対お茶を飲んでましたね。」
居るよ此処に!悪いかコラ!あとお茶を馬鹿にするな!
[あ〜、それで核兵器で消滅させる作戦が有ったらしいですが建物に被害が有るので中止になったそうです。]
「当然だろ。氷は確か冷凍庫に・・有った。」
[現代エリアから警察隊を5000人ほど派遣させたようですがつい先ほど全滅したそうです。]
「警察弱っ!千匹強相手に五千で挑んで負けたのかよ!?」
[まぁ9割がマネキンでしたけど。]
「残りの1割が悲惨だろ!よくマネキン足りたな!?あっしまった。氷を入れすぎたせいで味が薄くなった。」
[おっ!ついにモンスターを全滅させた人には賞金が出るらしいです!]
「いくらだ!?」
[な・な・なんと100万セルのところを半額の50万セル!これはお買い得!今ならさらに勇者のブロマイドも付いてくるそうです!]
「これはお買い得だな‥ってこれは買い物用品じゃなぁぁぁい!!賞金を下げるのかよ!?しかも魅異のブロマイドなんかいらねぇよ!」
[私もちょっと行ってきまーす!・・・・・・・・・ゴハァ!やられました!]
早いなオイ!数秒じゃねぇか!
[ちなみに現代エリアに現れた原因は勇者社がモンスター呼び寄せスプレーを虫除けスプレーと間違えて会社の周りに撒いた事らしいです!‥プチッ]
原因がアイツの会社か。しょうがないから倒しに行くか。
〜数分後〜
「まぁそういう訳で頑張るぞ。」
「それは良いけど何で師匠は行かないの?」
「そうよね〜。アイツの会社が原因ならちゃんと行かせないと。」
「どんだけ頑張っても起きなかったから諦めた。」
「「あぁなるほど。」」
宇宙を消滅させる攻撃を圧縮させたエクサバーストも試してみたけど、後5分寝かせて〜。とか言ってまた熟睡したからな。また充電しないといけないじゃないか!
他にも今の俺の技で最強の辛さを誇る超激辛調味料圧縮砲も試してみたが全然平気に寝てたし。11話で絶対喰らいたくないとか言ってた割には平気って・・・・・
まぁ起こせなかったんだよなぁ〜。まぁ良いか。
「とりあえず行くぞ〜。」
「「おぉー!」」
〜現代エリア(モンスター発生ゾーン1:高校の周辺)〜
とりあえず手分けして退治する事にしたんだが先客発見!
「波動1君、バッグドロップです。」
[ドゴォォォン!!]
「烈界斬!烈星斬!烈・・・スーパー烈斬りぃ!!」
[ズバッ!ズザザァ!ベシィ!]
校長と烈じゃん。校長は人型の波動にバッグドロップさせてるし烈は斬撃なのにベシィって音の技を使ってるし。
「おぉ〜い。」
「あっ、悟君じゃないですか。やっぱり来ましたね。」
「おぉ悟!お前も賞金目当てか!?」
やっぱりって予測してたのか校長!?あと烈、それはお前だろ。賞金目当てで何が悪い?モンスターの餌にされたいかヤラレ役め。
「遊び気分で倒せるモンスターばかりなので安心してください。」
「そうだぜ!技の実験台だと思えば良いぜ!」
「それは良いんだが・・・瓦礫の山みたいのは何だ?」
高校の周りの建物が壊滅してるが。
「あぁ、それは私が波動でそこら辺の工場で積み木崩しをしただけですよ。酸性雨が発生すると困りますので。」
「まぁモンスターにやられたって事で良いだろ!」
・・・良いのか?そりゃまぁ酸性雨は迷惑だけどさ。
「また大軍で来ましたよ。波動1から200までは1人1匹のモンスターにくっ付いて自爆しなさい。」
[ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!]
「俺は烈流の技で行くぜ!烈斬!十烈斬!百烈斬!バージョンアップ!」
[ズバァ!ズバババババァ!ズババババババババ]
「俺も行くz‥再び再びボケ役の俺降臨!イエーイ!」
〔何でこのタイミングで出てくる!?〕
「当然い・や・が・ら・せ・だ!いくぜ!スロットカモォン!」
『スロット誕生!1回100セルだ!』
「ほい100セル。」
『まいどー。スロット回転!」
〔何をする気だ?〕
まぁ見てれば分かるって。ネタばれはつまらないだろ?
『核・兵・木がそろいました。』
〔器が木になってるぅぅぅ!?〕
[ズズズズズズズ](木が生えてくる)
「校長、高くジャァァァァンプだ!」(ジャァァァァンプしている)
「分かりました。」(ジャァァァァンプする)
『平和な木が生え・・・それは爆発します。』
〔それは平和な木とは言わねぇって!〕
[ドゴゴゴゴォォォン!!]
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あ〜、ヤラレ役をワザと忘れてた。
〔酷っ!俺は実際に忘れてたが。〕
「残りのモンスターは下に2LDK分の畳を敷いてゴロゴロしましょう!」
≪ハーイ!≫
〔校長はモンスターを手なずけてるし!〕
[ゴロゴロゴロゴロ。]
「俺もゴロゴロゴロゴロ・・・・・」
〔お前もかよ!ってか畳は何処から持ち出したんだぁ!?〕
〜現代エリア(モンスター発生ゾーン2:公園周辺)〜
@水魅視点@
「よ〜し!賞金目指して頑張るよー!」
「「おぉ〜」」
あれ?この声は・・・
「久しぶりー」
「同じくですねー」
マイペース組のジャルス君と羽雨流さんだぁ!
「何で2人は此処に居るの?」
「僕は烈に誘われたんだよー」
「私は校長に誘われて来たんですよー」
ってかこの2人って付き添いで来ただけ!?
「それより2人とも戦わないの!?」
「特技とか完全ランダムだよー。」
「私は元々非戦闘キャラとして書かれたんですよー。」
それじゃあ私がやっちゃうしかないか。
「じゃあ私が行くね。」
「「当然賞金は山分け決定ー」」
不平等すぎるけど・・・もうどうでもいいや。
「いくよぉ。霧稲妻!そして空中でモンスターの方に棒を振ればOK。」
私の持ってるのは携帯用避雷針。これであの1番身長の大きそうなモンスターに当たれ!
あと技の読み仮名が平仮名なのはスルーしてね。
[ズガァン!]
「やったぁ撃破。」
≪・・・・・≫(ぶつぶつ)
「そこのモンスタァー!言いたい事が有るならハッキリ教えてよー!」
≪・・・チビ≫
「チビ?チビ・・・・小さい・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
[ドガガガガガガガガガガガ!]
「もうチビなんて言えなくしてやるー!師匠流奥義・巨大化7倍!」
[ヒュン!」
これで私の大きさは7倍だよ〜。ヘッヘ〜ン。
「そういう事で覚悟してよぉ!環境破壊!怪物破壊!」
[ドゴォォォォン!ズゴォォォォン!]
「いや〜、よくなついてるモンスターも居るねー。」
「そうですねー。この狼とかも‥お手。」(手を出す)
[グルゥ。](お手成功!)
「大きいもの破壊ー!」
〜現代エリア(モンスター発生ゾーン3:勇者社周辺)〜
@ミアン視点@
ってナレ君まで私をミアンって呼ぶんかい!
私は運が良いんだか悪いんだか敵は1匹しか居ない。1匹なんだけど・・・
[グルルルルァ!]
何か中ボスみたいな大きめドラゴンなの〜!
でも初戦闘だし頑張らないと。・・・初戦闘でドラゴン相手はキツイけどね。
あっ、私の得意武器は両手につけてるMI BRAIN FIST スライムグローブ。名前長いから略してMBFグローブだって。言いにくいから私は魅異グローブって呼ぶけど・・・紛らわしいかな?
魅異が作ってくれた新武器で超薄く出来てるからつけても装備する前と大して変わらないわ。
しかもAI機能搭載で喋れる・・・だけど‥
〔だけど何〜?まさか耐久性の心配〜?大丈夫だってさっき説明したよね〜。もしかして私の心配〜?流石はミアンだね〜♪〕
・・・私の心を読むなぁ!しかもアンタの心配の心情が何処に書いてあるって言うのよ!?
まぁこんな感じに余計な機能が付いてるのよね・・・ハァ。ちなみに敵はいつの間にか寝ちゃってるのでもう少し説明するわ。
まぁこの超薄いグローブ2つは耐久性抜群で滅多に壊れないらしいわ。しかも頭の中でどんな攻撃をするかイメージして技名を叫べば勝手に攻撃してくれるの。他にもレーザーや刃物など隠し武器攻撃が多数あり。
「・・・とりあえず敵も寝てる事だしさっさと倒すわよ。」
〔OK〜〕
「それじゃあ‥」
〔勇者拳〜♪〕
[ズガァッ!]
[!?]
「ちょっ‥私何も言ってない‥てか動くの早すぎて息が!]
〔あっ・・・まぁ良いか〜〕
「良くない!」
〔ってかそこのドラゴン喋れ。〕
「口調が変わった!?」
[はいはい。]
「そして喋れた!」
[はっ!?ついついドラゴン界の先生の喋り方に似てたから喋ってしまった!]
「馬鹿でしょアンタ!ってかドラゴン界なんてあるの!?」
[ドラゴン界は今は季節的にナメクジに乗っ取られてるはずだ。]
何かもうドラゴンの印象が壊されてく・・・・・
「とりあえず戦闘を再開しない?」
[〔え〜〕]
「嫌なの!?そしての口調が戻った!」
[俺もうすぐコンビニでバイトしないといけないんだよなぁ。]
「バイト先有るんだ!?」
〔あっ、私を作った会社の社長が雇ったんだよ〜〕
「魅異ならありえるわね。・・・って事は此処は通りかかっただけ?」
[あぁ。コンビニへのバイトの申し込みに行く途中なだけだ。途中大量の人に襲われたから巨大扇風機で吹き飛ばしたけど。そういえば今日は何かモンスター達がうさぎ跳び聖火リレーの見学に町に来てたな。]
それじゃあモンスター呼び寄せスプレーは関係ないの!?
[まぁそんなところだ。そんじゃあな〜]
〔バイバ〜イ。社長の会社のイベントのせいで迷惑かけてゴメンね〜〕
「製作者の会社って‥勇者社?ってかイベント!?」
〔そうだよ〜。神離家を騙そうイベントをやるって社長が言ってたよ〜〕
魅異の仕業ね!そういえばあのテレビの番組も魅異のところがやってるのよね。
〔賞金は社長がくれると思うよ〜〕
「それじゃあ帰るわよ。」
〔おー〕
それで家に帰って魅異から私と悟と校長と羽雨流さんとジャルスが10万ずつ貰ったわ。
水魅と烈はヤラレ役だから無しだって。不平等だけど私の貰える分が増えたから問題無し。
あと高校の周りは壊れた工場の変わりにお店とか出来たらしいわね。便利ね♪
@悟視点@
「44話更新完了〜。やっと魅亜の武器は紹介できた。」
「だから今回は遊び‥戦闘だったのか。」
「YES。特殊能力は決めてないけど。」
「考えてないのかよ!?」
「まぁ考えておくから。それでは皆さん次回もお楽しみに!」