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41話:負け犬の『REVENGE』

@悟視点@



[キーンコーンカーンコーン]


さ〜て、昼になったことだし帰るか。


「魅異、水魅と魅亜は何処だ?」


「水魅もミアンも、1つ前の休み時間から居ないらしいよ〜。」


「えっ!じゃあさっきの授業中は居なかったのか!?」


「そうだよ〜。気付かなかったの〜?」


全然気付かなかった・・・


「あと2人のカバンの中に、『この子を返して欲しければ、大人の人には知らせず、良い子と勇者のみで、100セルを持って現代エリアのパーム港の、10番倉庫を改造したお城に来ましょう。【悪いおにーさんより】』って書かれた紙が有るよ~。」


「いろいろツッコミたいが、1つ言わせて貰う。‥良い子って誰だ!?」


「悟〜。」


俺は子ども扱いですか?よし、海の藻屑にしてやろう。


「よし魅異、悪いおにーさんとか名乗ってる奴を潰しに行くぞ。」


「分かりました隊長!」


口調が変わった!そして俺が隊長!?・・・・・悪くは無いな。



@水魅視点@


〜10番倉庫を改造したお城・地下室〜



「このスパゲッティ美味しいわね。」


「このグラタンも最高!」


やっぱりグラタンは普通が1番だよね。いろいろな料理にスライムを入れる師匠はおかしいよ〜。

私達は誘拐されて城の地下に居るんだけど。誘拐する人にもいい人って居るよね。此処の人達は師匠に恨みが有る人が集まってるらしいけど、師匠が狙いだからって事で、私達は結構良い待遇を受けてるんだよ。師匠には悪いけど此処の人達頑張れ!


「師匠たちは助けに来るかな?」


「さぁ?多分来るんじゃないの?ってアンタ、私の分まで食うな!」


[バコッ!]


「いたっ!お礼にグラタンの入れ物をあげるから許して!」


「許すかぁっ!まてぇい!」



@悪いおにーさん視点@


〜10番倉庫を改造したお城・メインホール〜



「いいか!奴が来たら、不意打ちで一気に仕留めるぞ!」


≪おぉぉぉぉ!!≫


今日こそ今までの恨みを晴らす!






「学校レースだよ〜!」


[ドゴォォォォォォン!!]


≪ぎゃぁぁぁ!≫


が、が、学校に乗ってきたぁ!?



@悟視点@



学校で突撃なんて、どう考えたら思いつくんだ‥って相手多っ!?見た感じ、ただの武装軍団みたいだな。年齢様々で2000人は居るな。学校の突撃で半数近くが気絶してるけどな。


「異常者・神離・変人・馬鹿で優れた大勇者の私参上〜♪」


「それよりどうする?ここまで人数が多いと、俺は接近戦は無理が有るんだが。」


「私が全体攻撃で全員ボスも吹き飛ばすから、大丈夫だよ〜」


普通はボスとかは残しとくよな。


「・・・・・期待を裏切るような発言だなオイ。」


「私はセオリーよりも実用性にこだわるんだよ〜。特技・ミネラルスライムウェーブ〜♪」


[ズゴゴゴゴゴゴォォォォォン!!!]


≪ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!≫







「死ぬかと思った・・・」


毎回大げさすぎる?実際喰らってみろ、一般人なら気絶するぞ!技名を魅異が言った途端に魅異を中心に大量のスライムが全方向に衝撃波みたいに放たれて・・・見事に巻き添えでした。城は跡形もなくスライムに潰されてるし。


「いや〜、これじゃあミアンが無事じゃないかもね〜。」


「いつの間に居たんだ!?ってか助けて来い!」


「OK〜。私の伝説の武器の、子供用スコップでちょっと探してくるねぇ〜。あっ、このスライム炭酸ソーダ味だ〜。美味しい〜。」


「そんなもの食ってる場合か!」


「それじゃあ探してくるねぇ〜。」


スライムの中をスコップで掘り進んでるし・・・ちょっと味見するか。


「おっ案外美味いな。ゼリーみたいな噛み心地だ。デザートに今度入れてみるか。」












そのあと無事に魅亜は救出されて3人で帰った。あと今回の奴等は、魅異に今までやられた一般人(負け犬)らしい。







「スライムがぁ‥周りにスライムがぁ・・・・・誰か助けてぇー・・・」


【スライムがトラウマの水魅さんは、忘れられているようです。】

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