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39話:店内では他のお客様の迷惑になりますのでお静かにお願いします!!

@悟視点@



「「晴れろ晴れろぉぉぉ!!晴・れ・ろぉぉぉぉぉ!!!」」



「「店内で騒ぐな!!」」


[[バコォ!!]]


「「ぎゃう!」」


俺達は喫茶店に居るんだが、魅異&水魅が晴れろ晴れろと異常にうるさいから、俺が魅異に、魅亜が水魅に、それぞれゲンコツをお見舞いした。見事なハモりだ。にしても、魅亜がツッコミ役で良かった!ボケがこれ以上増えるのは、精神的にきついからな。

今のメンバーは見ての通り神離達+俺だ。あと、魅亜も苗字を神離に変えたらしい。


「イタタ・・普通、いきなり人の頭にパンチなんかする!?」


「アンタの体力は普通以上でしょ!ヤラレ役だし。」


「じゃあ私は〜?」


「異常者・神離・変人・馬鹿のイカレた偽勇者。ところで何で晴れろ晴れろ言ってるんだ?」


「私は師匠の命令でやったんです!」


そう主張する水魅。それに比べ異常者・神離・変人・馬鹿のイカレた偽勇者は‥


「私と水魅は、黒幕に20円とポケットティッシュ1つを囮に取られて‥それで・・・それが原因でやったんです!私達は悪くない!」


口調を変えて何か言ってるし。第一、20円とポケットティッシュ位どうって事無いだろ!


「悟・・今20円とポケットティッシュを馬鹿にしたね?20円とポケットティッシュを笑うものは、20円とポケットティッシュに泣くと言うよ~!」


「師匠の言うとおり!」


そんなこと普通は無いと思うぞ魅異と水魅。


「アンタねぇ、周りに人が居るんだから、もう少し静かに+まともな事を喋りなさいよ。」


「ミアンの言うとおり!」


水魅はどっちの味方だよ!?


「お客様!他のお客様の迷惑になりますので、店内ではお静かにお願いします!!!」


あっ、すみません!と心の中で謝る。ってかあんたが一番うるさい!


「「「「「「うるさい店員!アンタが一番迷惑だ!!」」」」」」


ほらみろ、他の客全員から言葉が返ってきた。


「す、スミマセンでしたぁっ!」


流石の店員でも尻尾を巻いて逃げたな。尻尾無いけど。


「うるさい店員だったねー。」


「師匠の言うとおり!」


原因お前達だろ。ってかいつまでそれを続けてるんだ水魅?


「でも、今日の授業に比べたら、大分マシだと思うけどね。」


「あぁー、確かにあれは酷かったな。」


魅亜が言ってるのは今日の授業。魅亜が新入生として自己紹介した後、何処かの誰かがお祝いにカラオケをしようとか言い出して、校長が自分の立場を利用してOKしたんだ。


でもカラオケマシーンが無くて、町の住民への放送用マイクで、町への放送OFF・校内放送ONで歌ってたたんだが・・・

最後の烈が歌う時に、腕が放送用の機械に当たったらしく、町への放送がONになった。しかも烈がラストだからとマイクの音量をMAXにして歌ったらしいんだ・・・大声で。


もう悲劇だったな。俺達が町への放送スイッチがONになったのと、烈がマイクの音量をMAXにしたのに、気付かなかったのも原因かもしれないけどさー。


そのとき魅異もノリで一緒に歌ってたせいで、迷惑2倍だったし。それに高校に苦情の電話が殺到して大変だったんだぞ!一般教師達が。


「いや〜、あれは楽しかったよね〜。」


「師匠の言うとお‥うわっ、このコーヒー苦いよぉ!」


どれだ?・・・見る限りブラックコーヒーみたいだな。


「ブラックコーヒーじゃないのそれ?」


「た、確かblackくろく darkこい curseのろいの revenge

《ふくしゅう》 coffeeコーヒー って書いてあったよ!」


ブラック ダーク カース リベンジ コーヒー!?名前からして明らかにヤバイだろ!


「それなら私も何回か飲んだけど、何ともなかったよ〜。」


「さ、流石・・・師匠。」


そういえば此処に着いたとき、無料ドリンクバーを全員で頼んだが、もうドリンクバーは空っぽだな。


「コーヒーを飲めなかった水魅には、ペナルティーを与える!」


「ひょえぇぇぇ!勘弁してくだせぇ!私の家族が家で待ってるんですよぉ!」


「駄目だ。我々の決定に変更の2文字は無い!」


「平仮名で4文字ですよ!!」


「漢字で2文字であろうが!!!」


「4文字!!!!」

「2文字!!!!」

「4!!!!!」

「2!!!!!」


「いちいちうっさーい!!」


[ズゴッ!!]


「「ブッ!]]


魅亜の左ジャブが魅異に、右ストレートが水魅にヒットした。


ツッコミ上手だな〜。


「スミマセンでした。私と師匠を許してください。」


すぐ謝る水魅と・・・


「そろそろ帰ろう〜♪」


すぐ帰る魅異。同じ苗字でもこんなに差が出るとは。


「師匠が帰るらしいので、私もさっさと帰るね。」


前思考撤去。やっぱり2人とも同じような者だな。


「それじゃあ皆で帰らないとね。」


「そうだな。よし帰るか。」


それでドリンクバー代を払って喫茶店を出た。もう4時だ。

















代金を払う時に20円足りなくて、借用書を書いた事は秘密だぞ。

本当に20円とポケットティッシュを笑うものは、20円とポケットティッシュに泣く状態になってしまうとは・・・・・


ポケットティッシュには泣いてなかった!

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