38話:地球旅行編/何とかマンは職業!
@悟視点@
今日は何処に行くか・・・ゆっくりしたいから公園で良いか。朝はヤラレ役+魅異が帰ってきたから、ゆっくり出来なかったんだよな〜。
「とりあえず行ってみるか。」
〜公園〜
おぉ〜、流石に公園だと、変な奴も居ないようだ‥修正。公園でも変な人は居るようだ。デカイ本に乗って坂を滑ってる奴なんか、普通は居ないだろ?
「ヤッホウ!!」
ってこっち来た!!
「ジャァァァンプ!!」
本と一緒に、漫画みたいなジャンプした!?あ〜、でも前にはフェンスが・・・
[ガシャァァァン!!]
ぶつかった。・・・・・帰ってよいかな?
「NOだ!勝手に帰るんじゃない!」
チッ、逃げれなかったか。っつーか心を読むな!
「漫画では、心境も文字で出ていて、心が分かるものだ!」
これは漫画じゃねぇよ!小説だ!
「ってか喋れ。漫画では心境より、喋る部分の方が多く書かれて‥」
「分かった分かった。あと此処は小説だ。」
「小説小説って・・・お前はnovelマンの見方をするのか!?」
「novelマン?・・・EーNGリフレッシュマンの知り合いか?」
EーNGリフレッシュマンは、特星の学校に居る教師の筈だが。
「確かにその通り。私は‥」
「comicマンだろ。」
「何故分った!?」
漫画漫画叫んでるからだ。
「なるほど叫んだから分ったのか。まぁいい勝負だ!」
「何で!?」
「宿敵同士が再会したら、勝負するのは常識だろ!」
「宿敵同士でもないし、アンタと会うのは初めてだぞ!」
「うるさい!漫画のセオリーに文句をつけるな!」
俺は漫画じゃなくてあんたの思考に文句言いたいんだけどな。
「私に文句を言うだと!?もう許せん!」
あぁ、思考読めるんだった。しょうがない・・・おいボケ役!
〔此処は何処!?俺は誰!?〕
うるさいわ。此処は地球でお前はボケ役の俺だ。
〔なに!?俺がこんな主人公らしくない奴だt‥〕
とりあえず、目の前に居る奴を倒しとけ。地球だから手加減しながらだ。
〔OK!それじゃー、チェーンジ!〕
チェーンジ。
「ってわけで行くぞ!この泥団子野郎!」
「うるさい!一人で会話しやがって。」
「「漫画ジャーンプ!ピョンピョン!!」」
@魅異視点@
〜そのころ、他の所では〜
「これで3件目〜♪」
〔あの〜、そろそろ終わりにしませんか?〕
「それじゃあこの位で終わり〜。」
私はネットカフェのPCに、私特製のウィルスを仕込んでた所だよ〜♪良い子や悪い子や大人気ない大人はやったら駄目だよ〜。
「あっ、女子高生が3人のチンピラに絡まれてるよ〜。スルースルー。」
〔いや助けましょうよ!〕
「えぇ〜、めんどくさいよ〜。」
〔・・・・・お礼を貰えるかもしれませんよ?〕
「よし、助けよう〜♪」
「こら貴様等やめろ!」
〔あっ誰かが助けに行ったみたいですよ?〕
「え〜っ!?」
「何だお前は?」「俺達に物価売ってんのか?」「物価じゃなくて喧嘩だろ!」
一気にチンピラが喋りだしたね〜。一部漫才になってるしね〜。さてー、
「貴様等のような悪を放置する私じゃない‥」
[ゴスッ!]
「なに・・・後ろから・・だと・・・・」(気絶)
〔何で、あの人を助けようとしてる人を、気絶させてるんですか!?〕
お礼を横取りされないためだよ〜。
〔あぁー、もー。・・・それじゃあちゃんと助けてあげてくださいね!〕
大丈夫だよ〜。
「おい、お前は何だグハァ!」
「早いぐぎゃぁぁぁ!!」
「ぐがぁぁ!!」
「一丁上がり〜♪」
〔あの〜、殺してませんよね?〕
あと1年と半年で意識を取り戻すくらいの攻撃だよ〜。
〔そうですか・・・って駄目でしょ!〕
まぁまぁ、それよりお礼貰わないと。
「あ〜、大丈夫だった〜?」
「あ、うん。私は大丈夫だけど‥ゲッ!」
「およっ?」
「あ、アンタは・・・いや、魅異がこんな所に居るはずが・・・」(ぶつぶつ)
〔魅異さん知り合いですか?〕
う〜ん、知ってるけど思い出せないなぁ〜。
〔そ、そうですか・・・(あの人可愛そうに)〕
「と、とりあえずありがと!私急いでるからこれで!」
「そう〜?次会う時までには思い出しておくね〜。」
「忘れてたんかい!ってか思い出さなくていいからね!絶対!」
あ〜、行っちゃったね〜。次見かけたらお礼もらおっと〜。あと、
「いたたた・・・ハッ、確か私は後ろから不意打ちされて・・・」
「あ、気絶してたから私が助けたんだよ〜。」
「おぉそうか!いやー、今日は何者かに家を追い出されたから、仕事をして持ち金を稼いでたところなんだ。そしたら私の娘がチンピラに絡まれてて、助けようとしていたんだ。」
〔・・・それってもしかして‥〕
「いや〜、家を追い出すなんて、酷い輩ですね〜。名前は?」
「確か神離‥」
「水魅ですかー!?」
〔いやいや魅異さんでしょ!!〕
「そうそうそんな名前。知り合いかね?」
「元・友達なんですが、最近犯罪をやり始めてきて困ってるんですよ〜。」
「それは大変だね。今度警察に連絡しておこう。」
〔気付いてください!黒幕は目の前に居る魅異さんなんですよ!〕
「ところで貴方の名前は〜?」
「私は繰ー忍愚マン。本名は安井 品物だ。」
〔安い品物と読めませんか!?〕
「安い品物と読めるね〜。」
「そうなんだ!それが原因で変な仕事しかやらせてもらえないし、娘は別の名前と苗字で生活するし、面接官にはふざけるなと怒鳴られてね。」
「娘の名前は〜?」
「えっ?娘の本名は安井 品価だが。私には気付いてくれなかったみたいなんだ。」
プッ、ネーミングセンス0‥いやマイナス250はいくよ〜。品価だって〜!ハハハハハ〜!
〔いや、同情くらいはしてあげましょうよ。〕
「そ、それで偽名は〜?」
「偽名?あぁ、偽名は確か・・・狭霧 魅亜だったと思う。‥ってアレ?居ない・・・家出中だったと言っといた方が良かったかな?」
@品価視点@
〜元・安井家前〜
ってチョット待ったぁ!何で私の名前を変えてないのよ!
【あっ、失礼しました!】
@品価改め魅亜視点@
まったくこれだから最近のナレ君は・・・っと話がそれたわね。
私は家出中だったんだけど、家賃を延長してたら追い出されちゃたのよね・・・・・
だから嫌々、馬鹿親父の居る家まで来たんだけど・・・入りたくない。でも此処は気分を軽くしてインターホンを押してみせる!
[ピ〜ンポ〜ン・・・・ガチャッ]
「いらっしゃい、ミアン♪」
「・・・・・」
何で水魅が居るのぉぉぉ!?ってかミアンって私の事!?変なあだ名付いちゃってるよ・・・とりあえずは!
「間違えました!」
[バタァン!]
全力でドアを閉めた。
家の形を見る限りは私の家だ。・・・表札は‥元から無いわね。
「再リトライよ私!頑張れ!」
よ〜し次こそ!全力でドアを開け‥
「ハロ〜♪」
「うわぁ!?」[ガンッ!]
れなかった。後ろから魅異が話しかけてきたから。ってか、頭打ったから痛い・・・
「ななな、何でアンタが居るの!?私の家は知らない筈でしょ!」
「何でって〜、・・・偶然かな〜?」
「私に聞くな!」
この予測不明馬鹿めぇ!
「それより私の家に水魅が居たんだけど。・・・やっぱアンタの仕業!?」
「そうだよ〜。元々住んでた人は追い出したからね〜。」
追い出したって、アンタ・・・アンタ・・・・・良い所有るじゃない!あの馬鹿親父が居なくなれば気分爽快!家も私のもの!
「ナイス魅異!流石は私がついさっき、良い奴だと認めただけの事は有るわ!」
「まぁね〜♪」
「じゃあ私も上がらせてもらうわね。」
「えぇっ、何で〜!?」
えっ、いや何でって・・・私の家だし。
「私の家だしって思ったね〜。」
「何で分かったの!?」
「ミアンは顔に出すぎだからね〜。あと此処は私達の家だよ〜。」
・・・・・はい?ミアンのあだ名は置いといて・・・あんた達の家?
「えぇ〜っと、此処は‥」
「私が20億円ほどで、昨日買い取ったんだよ〜♪まぁ、奪われたって言ってたけど、ちゃっかりお金は持ってったし。仕事は変えたみたいだけどね〜」
「20億ぅ!?異常者・神離・変人・馬鹿のイカレたアンタが、何処でそんな大金を‥まぁとりあえず泊めて欲しいんだけど。」
「おぉ、ヤッパリ私たちと寝たいんだ〜♪流石は超寂しが‥」
「いちいちうるさいわ!それに私は別室で寝るから!」
「別室なら台所の床下しか無いけど?」
よっしゃあ♪この際しょうがないしね、うん。しょうがないから同室にしよう♪
「それじゃあアンタ達と同室で良いです。」
「本当は喜んでない〜?」
「そんな訳有るかぁ!」
内心では喜んでるけどね。魅異にばれるとろくな事ないから、黙っとかない
と。
「あっ、そうだ〜。やっぱりミアンの部屋が空いてたから、1人で別室使っても良いよ〜♪」
えっ!私の部屋使ってないの!?なんかショック・・・
「で、でもあんた達の特星話も聞きたいし‥」
「寝るまでには話し終わるよ〜。」
「えぇ〜っと、私の話も‥」
「別に聞きたいなんて思ってないから〜。」
グハッ!じゅ、純粋に傷付くよその発言・・・私の心に、慰謝料取れるくらいの深い傷が‥
「そうそう!私1人だと危ないし‥」
「自分の家だから大丈夫でしょ〜。」
あっ、そうだった。
「でも泥棒とか強盗とか‥」
「昔に殺人犯を1撃で仕留めた事有るよね〜。」
「何でそんなことは覚えてるのよ!?」
私の名前は忘れてたくせに!
「まぁまぁ〜、それで他に理由は〜?」
他に納得しそうな理由・・・無いなぁ。
「その様子じゃ無いようだね〜。ミアンは1人決定〜♪」
何でそんなに嬉しそうに言うかな!?
「あと、私達は今日の夜11時に帰るから。」
えっ!?今日帰るの!?
「まあ、忙しいから。でも、そうだね〜、別に同じ部屋で寝て良いよ〜。」
「いいの!?」
「条件を満たせばね〜。条件1は〈私は超が付くほどの寂しがりやなので一緒に寝させて〜!〉と泣いて頼む事だよ〜♪演技力によっては駄目になるけどね〜。」
「超が付くほど嫌なんだけど・・・と、とりあえずやるわよ。
・・・わ、私は超が付くほどの寂しがりやなので、一緒に寝させてー。」
「ハイ失格〜。」
「何で!?」
「もうちょい感情みたいなのを込めないと、私には伝わらないよ〜。」
アンタに伝わる事なんか有るのか!?こうなったらヤケクソよ!
「私は超が付くほどの寂しがりやなので、一緒に寝させて〜!!」
「OKOK〜。抜群の演技力だよミアン〜。まるで本当にそう思ってるみたい〜♪」
い
ちいちムカつく発言はやめい!
「他人にばれてたら、絶対に引っ越そう・・・」
「じゃあ次ね〜。隣の家に叫びながら入っていこう〜」
「いや無理だって!」
「じゃあ手伝ってあげるね〜。‥魅亜は超寂しがり屋だよぉ〜!!!」
なんて事を叫びながら走ってるんだ、この馬鹿魅異!!
「ちょっと待ちなさいコラァ!!」
〜10分後〜
「ほらね〜。やれば出来るよ〜」
絶対に引っ越そう!!そしてこの周辺には近づかないようにしよう!ナイスアイディアだ私!
「もう疲れた・・・」
「じゃあ最後ね〜。私たちの高校に引っ越そう〜♪」
「えぇー、うん、良いよ。」
「おや、ミアン〜?アッサリOKしすぎじゃない〜?面白くないんだけど〜。」
どうせアンタが原因で引っ越すつもりだったんだから、問題ないし。ってか面白がるな!
「それじゃあ、ミアンが寝るときは私達と同じ部屋ね〜。」
「うん。とりあえず分かった。」
「ちなみに今日の11時に帰るから、泊まってかないよ〜。」
「うん。・・・・・・・ってそれじゃあ何故アンタに従ってたんだ、私!?」
「さぁ〜?とりあえず校長に転校手続き頼んどくね〜。」
あぁー、今日の出来事が誰にも見られてませんように!(隣の突っ込んだ家は留守だった)
「あと、ドアから覗いてる水魅はどうする〜?」
「・・・・・後で何とかするから心配しないで。」
「心配してないから安心して〜。」
また傷付く発言を!
それでそのあと転校手続きしたり、自己紹介したり、中学の時の同級がその中にいたり(水魅・魅異・悟)、特星に行って3時まで説明を聞いたり、高性能なんとかってのを食べたり、まぁいろいろ大変だった。でもこれからの方が大変な気がする・・・・・
あ、そうだ。
「ムニャー、何のよう、ミアン‥にょあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
水魅に攻撃した。これで覗いた事は忘れると思うんだけど。まぁ、眠いので私はこれで。